フリーランスエンジニアは実務経験が浅くても大丈夫？フリーランスが稼ぐコツ6選

エンジニアとしての実務経験が浅い人だと、フリーランスとして続けていけるのかどうか不安になることはないでしょうか。しかし、実際に成功できるかどうかは経験だけに左右されるわけではありません。この記事では、実務経験の浅いフリーランスエンジニアが稼ぐためのコツや必要な実務経験を積む方法について解説していきます。

フリーランスエンジニアを取り巻く状況は？

フリーランスエンジニアとして働くうえで大切なことは、まず業界の実態を押さえておくことです。この段落では、エンジニア業界の実態について紹介していきます。

エンジニアの不足

成功できるかどうかの要因はどれくらい需要があるかということがポイントになります。その点、IT需要は年々高まる傾向が見られていますが、その反面で深刻な問題として浮き彫りになっているのがエンジニア不足なのです。これについては、2019年4月に経済産業省から発表された「IT人材需給に関する調査（概要）」で明らかになっています。2018年に実施された同調査によれば、IT業界は需要の高まりによって今後も拡大が予測できるという見方が有効です。IT人材の増加は見られるものも十分な伸び率は期待できず、2030年には約16～79万人ものIT人材の不足が起こるとも予測されています。このことからいえることは、エンジニアの需要は高く、この先もほぼ継続的に仕事に恵まれる環境が期待できるということです。

求人サイトの増加

フリーランスとしてやっていくには、安定的で継続的に仕事を受注できる環境づくりが必須です。そこで増えてきているのが、フリーランスエンジニアをバックアップしてくれる求人案件サイトです。フリーランスエンジニアになると、普段の業務をこなしながら同時に新たな案件も探さなければなりません。時間も必要になるうえに、次の仕事の受注が見えていないと不安になり、仕事に集中できないという心配も出てきます。その点、 求人案件サイトを活用すれば仕事探しがスムーズになるでしょう。「案件ナビ」は豊富な案件がそろっており、さらにフリーランスが安心して仕事に集中できるしっかりしたサポート体制まで整っています。

フリーランスエンジニアになるメリット

エンジニアの需要が高まっていることや取り巻く状況がわかっただけでは、フリーランスで働くことがどのようによいのかわからないかもしれません。そこでこの段落では、会社員エンジニアからフリーランスエンジニアになるメリットについて説明していきます。

得意分野に集中できる

フリーランスとはいうなれば個人事業主ということです。誰かに雇用されるというわけでないため、どんな仕事を取るかは自分自身で決めることができます。フリーランスエンジニアは仕事を選ぶことが可能になるため、自分が得意な分野に絞っていけるというメリットがあります。企業に勤務していればその業界だけの業務に限定されてきますが、エンジニア自体の案件は多種多様です。その中から自分が本来得意とするもの、挑戦したい案件に取り組むことができます。得意分野の案件であれば作業もスピーディーにこなせますし、その分報酬も高くなりやすいのもメリットです。ただし、得意な案件だけに偏ってしまうと、他のスキルを伸ばせなくなるという点には注意が必要かもしれません。

ライフスタイルの自由度が高くなる

フリーランスになるメリットの一つにライフスタイルの自由度が高くなることがあげられます。自宅を作業場所にする人も多く、通勤時間がなくなるのも大きなメリットです。スケジュールの組み方も自由度が高くなるため、例えば本来夜型の人なら夜間に作業をすることも可能になります。早朝の方が集中して作業できる人も、自分に合った生活サイクルにシフトを自由に組んでいけます。ときにはカフェや図書館など気分を変えて作業するのもいいでしょう。クライアントが希望する納期を守ればいいわけですから、基本的なスケジュール管理は自由です。

収入が増える

フリーランスエンジニアとして働く場合のメリットでもう一つ期待できるのは収入の増加です。仕事の取り方にもよりますが、会社員時代よりもフリーランスエンジニアとして活躍する方が収入が増える可能性が高いといえます。これは、会社員の場合は給料が固定されるケースが多いのに対し、フリーランスエンジニアになれば仕事をこなしただけ収入に反映されることが理由です。つまり、能力次第で稼げるということになります。

国税庁が発表している「平成29年分民間給与実態統計調査結果」によれば、エンジニアを含んだ情報通信業の年収は598万6000円が平均です。業種別で見た場合は平均給与も対前年伸び率もいずれも高いことがわかっています。この調査結果をもとにしても、フリーランスエンジニアになればさらなる年収アップが見込めるでしょう。エンジニアとして一定期間以上の実務経験がある人であれば、単価の高い案件に絞って仕事を受注することもできますし、そうすることで効率よく収入をアップできる可能性が出てきます。

実務経験が浅いフリーランスエンジニアのリスク

フリーランスエンジニアになれば多くのメリットが見込めます。しかし、プラスになる面ばかりとは限りません。実務経験が浅い人の場合はリスクがともなうこともあります。そこで、どのようなリスクが想定できるのかを解説していきます。

対応できる案件が少ない

フリーランスエンジニアになると、実際に作業を行うのは自分だけになります。会社のような組織の中にいるときとは違い、わからない部分や自信のない分野を他の社員や外注に頼るというわけにはいきません。実務経験が浅い場合はその分対応できる案件が少なくなりがちです。クライアント側の立場からすれば、未経験者や経験の浅いエンジニアより実務経験が豊富なエンジニアを優先したいと考えるのが一般的であり、仕事のチャンスが狭まる可能性は出てきます。仕事が順調に取れる場合でも、日々の業務に追われてしまうと新しいスキルを身につける時間が取れないこともあります。特にIT業界は常に新しい技術が求められる業界でもあり、結果的になかなかスキルアップが図れず、対応できる案件が増えないこともリスクになるかもしれません。

収入が増えにくい

クライアント側にしてみれば、お金を払う以上はプロの技術を求めるのは当然のことでしょう。実務経験が浅いエンジニアの場合は難しい案件に対応するスキルに乏しく、その分チャンスを逃しやすいといえます。高単価な案件になればその分実務経験が豊富であり、スキルの高いエンジニアに流れがちです。十分な実務経験とスキルがないエンジニアの場合は低単価の案件ばかりを請け負うことが多く、会社員時代の収入を超えられないかもしれません。

エンジニアが実務経験を積むには？

フリーランスエンジニアとして独立して活躍するためには、実務経験はある方が何かと有利です。さまざまな案件をこなすチャンスにも恵まれやすいですし、その分大きな収入にもつながりやすくなります。ここでは、実務経験を積むための方法について説明していきます。

転職をする

いきなりフリーランスエンジニアとして独立するより、まずは組織の中でスキルを身につけておきましょう。会社員として実務経験を積めば、収入の心配をすることなく業務に集中することもできます。しかし、勤務している企業で新しく学べる機会がないなら、転職して別な企業の仕事を経験するのもよい方法です。異業種に転職してみるのもいいかもしれません。同じ業種であっても、企業によってやり方が異なるものです。転職をすることで新たに他社の手法を学べるのは大きなメリットですし、その分自分の可能性も広がります。何より、給料という安定した収入を得ながら実務経験を積むことができます。ポイントとしては、新たな知識と技術を身につけられる企業を探すことです。例えばプログラミングが得意な場合はドキュメント作成やテストを行う企業への転職などを果たすのもいいでしょう。

作業量を増やす

実務経験を積むには多くの作業をこなすことです。できる限り作業量を増やしていくのも、実経験を積む近道といえます。どのような技術があるのかは、本を読むことで知識として吸収することは可能です。しかし、どんなに知識として身につけておいても、実際にやってみると想定していたこととは違う結果になる場合もあります。単に知識を得るだけではなく、どんどん実際の作業として行動していきましょう。インプットしたらアウトプットが必要です。実際に手を動かして実務として作業しながら同時に知識を深めていくのが理想的といえます。

複数人で作業する

エンジニアは独学で習得することも可能です。ただし、経験を積むことを考えると独学は挫折するケースが多く、できれば複数人と作業する方がいいでしょう。同じ作業でも人によってさまざまです。他の人と一緒に作業することは、自分とは違うやり方や新しい知識の吸収も期待できます。自分の知識の再確認や自信にもつながりますし、効率のよい作業に気づくきっかけにもなります。複数のエンジニア仲間と作業するだけでなく、一緒にアプリを作成してみるなど課題を設けるのもいいかもしれません。

実務経験の浅いエンジニアがフリーランスとして稼ぐ6つのコツ

フリーランスエンジニアになるには、勤務している企業を辞めることが前提になります。辞めるという行動自体は簡単ですが、その前にはフリーランスエンジニアとして収入を得るための流れを把握し、できるだけ収入につながる仕事を作っておくことが理想的です。ここでは、実際にフリーランスエンジニアとして仕事を受注し、稼いでいくためにはどのようにすればいいのかを紹介していきます。

コツ1.意識改革をする

フリーランスとして働くうえで重要なのは意識改革です。これができていないと失敗につながることも多いので注意しましょう。フリーランスは個人事業主でありサラリーマンではありません。自分が稼いだ分が自分の収入になります。誰かが給料をくれるわけではなく、自分で仕事を請け負い、クライアントに納品できたときにはじめて収入を得られるのです。サラリーマンとは違い、有給休暇もありません。軽い気持ちで仕事を休んだり業務をおろそかにしたりすれば、その分収入が減るのはもちろん、ライバルに仕事を持っていかれるという危機感を持ちましょう。フリーランスになったら、短期、中期、長期に分けて目標をかかげていくようにすると、今自分が何をするべきかわかりやすくなります。

コツ2.技術スキルを高める

クライアントが求めるのは高い技術であり、安心して発注できるスキルを持つフリーランスです。フリーランスエンジニアとして活躍するなら、技術スキルの向上を怠ってはいけません。クライアントから頼られるエンジニアであることも重要ですし、高いスキルがあれば案件をこなせるスピードが速くなることも期待できますし、早い段階での収入アップも期待できるでしょう。IT業界の変化には目ざましいものがあり、新しい技術は日々生まれています。周りのエンジニアも技術スキルを高めるために努力を惜しみません。常に新しく高い技術スキルを維持するよう努めましょう。

コツ3.コミュニケーション能力を磨く

フリーランスとして成功できるかどうかのポイントの一つにコミュニケーション能力があります。何より、クライアントが求めることを正確に把握する理解力が必要です。フリーランスエンジニアといっても常に黙々と一人で作業をするとは限りません。場合によってはチームで開発案件に携わることも出てきます。大きな受注があったときにフリーランス仲間に協力を要請することもあるでしょう。どのような場面でもコミュニケーション能力は欠かせないスキルの一つです。技術スキルが高いのはもちろんのこと、コミュニケーション能力も高いフリーランスエンジニアともなれば重宝されます。仕事をスムーズにこなせるだけでなく、クライアントとの報酬交渉をするうえでもコミュニケーション能力を磨いておくと有利になるでしょう。

コツ4.リスクを分散する

フリーランスエンジニアは仕事をした分が自分の収入になります。この場合注意しておきたいのがリスクの分散化です。例えば、一つの企業から定期的に仕事を受注できたとしても、それが永久的に続くとは限りません。クライアントの方向性によっては発注を打ち切ることもあるでしょうし、仕事量が減ることだってあります。そのような事態になったときに慌てないよう、複数のクライアントと契約できることが大切です。自分では対応しきれない仕事量を抱えてしまうのも問題ですが、継続的に収入を得らえるようにしておくことが求められます。

コツ5.自己管理を徹底する

フリーランスとして仕事を得る以上は仕事ができなくなったときに生活が困窮するというリスクはつきものです。これを避けるためには、特に健康面には気を配ることを怠らないようにしましょう。ケガなども仕事に影響を及ぼしやすい原因になります。まず仕事を中心に1日の時間割を作成し、できるだけ規則正しい生活を心がけることが大切です。クライアントから何かあったときに連絡が取りやすい環境づくりも忘れてはいけません。業務を終えたら、その日の作業内容を振り返って気づいた点をメモしたり調べたりしておくのも、自己管理をするうえで有効的な方法です。

コツ6.求人サイトを活用する

十分なスキルを積んでフリーランスエンジニアとして独立しても、思うようにクライアントを探せないこともあります。そんなときに役立つのが求人案件サイトの活用です。フリーランスになると、仕事の受注だけでなく納品した後のフォローなどにも時間を割くことがあります。「案件ナビ」なら専任のコーディネーターがつくので、案件の紹介からアフターフォローまでサポートしてくれるので安心です。スキルアップや収入アップだけでなく、ときには休暇を取りたいこともあるかもしれません。「案件ナビ」なら自由時間の確保についても相談しやすく、希望が叶いやすいというメリットがあります。フリーランスエンジニアとして収入を高め、成功を目指すなら「案件ナビ」は大切なパートナーになってくれるでしょう。

実務経験が浅いエンジニアほど「案件ナビ」がおすすめ！

フリーランスエンジニアとして働くときに不安なのは継続的な仕事を確保し、それを収入につなげることです。一人で仕事をすることで、病気や休暇など誰かに相談したいことも出てくるかもしれません。「案件ナビ」は豊富な案件数があり、希望する求人案件が見つかる可能性があります。サポート体制も抜群で相談しやすいので、まずは会員登録をしてみましょう。