【2022最新】Java資格ランキングTOP3!種類、難易度は?

【2022最新】Java資格ランキングTOP3!種類、難易度は?

Javaの資格には、キャリア・年収アップに役立つものが複数存在しています。特にOracle社が提供する資格が重要です。本記事では、Javaのスキルを証明し、キャリア・年収アップに繋がる資格をご紹介します。

スキルを証明するJavaの資格は種類が多いため、「どの資格を取得すれば良いのか」と悩んでしまう人は多いでしょう。本記事を通して、Javaの資格それぞれの特徴や難易度についてご説明します。

Java資格を取得するメリット、将来性

最初にJava資格を取得するメリットや将来性について簡単にご説明します。

就職や転職でプラスに働きやすい

Javaなどプログラミング言語のスキルを証明する資格を保有していると、就職や転職でプラスに働きやすいです。資格は客観的にスキルを証明できるものであるため、わかりやすい指標として資格が利用されます。日本では特に資格が重要視される傾向にあるため、資格を保有しているとプラスに働きやすいでしょう。

ただ、念のために認識してもらいたいのは、資格と合わせて実務経験が求められることです。特に新卒以外で就職や転職するならば、今までの実務経験が確認されます。資格を保有しているとプラスに働きますが、資格の取得だけではなく実務経験も積むのが理想的です。

スキルアップできる

資格を取得するために勉強することでスキルアップが可能です。Javaは膨大な機能を利用したプログラミング言語であるため、資格の取得をきっかけに学習すれば幅広く知識を習得できるでしょう

資格の取得を通してどの程度スキルアップできるかは人によって異なります。まず、どの資格を受験するかによってスキルアップの度合いが変化してしまいます。難易度の高い資格に挑戦すれば大きくスキルアップできるはずです。また、業務でどの程度Javaを扱っているかにも左右されるでしょう。

日頃からJavaで実装している人は、資格を取得しても大きくスキルアップできないかもしれません。ただ、資格取得に向けて体系的に勉強することで、知識の底上げはできるはずです。

年収アップや査定アップにつながる

資格を取得しておくと就職や転職にプラスに働きやすいことはご説明しました。また、これに加えて自分のスキルが高いことを証明できるため、年収アップに繋がる可能性があります。資格保有者に対して手当を出したり基本給を底上げしたりする傾向があるため、資格の取得がない人よりも年収アップに期待できるでしょう。

また、就職や転職活動をしなくとも、社内で査定アップにつながる可能性があります。資格の取得を大きく評価する企業もあるため、そのような会社に属しているならばできるだけ早くJava資格を取得すべきです。査定アップは間接的に年収アップにつながります。

現在の職場で資格手当などがなくとも、資格を保有していれば評価される機会は多々あります。将来的に評価されることを期待して、できるだけ資格の取得を目指しましょう。

1位:Oracle認定Javaプログラマ Gold

参照:Oracle Training and Certification | Learn Oracle Cloud | Oracle University

特徴

Javaの開発元でもあるOracleが実施するJavaのスキルを証明する公式資格です。以下でもJavaのスキルを証明できる資格をご紹介しますが、Oracle社が実施するものではないため、社会的な評価には少し違いがあります。

Oracle認定Javaプログラマは3段階のレベルに分かれていて、Bronze・Silver・Goldです。Bronzeは日本独自の資格となっていますが、Silver以上は世界共通の基準で認定されます。そのため、Silver以上を取得しておくと、日本のみならず世界でJavaのスキルを証明できます

なお、Goldを取得したいならば事前にSilverを取得しなければなりません。Bronzeの取得は必須ではないため、自分のスキルに応じてBronzeかSilverから受験しましょう。

出題範囲

出題範囲はBronze・Silver・Goldでそれぞれ定められています。ただ、どのレベルにおいても出題範囲が非常に細かいため、詳細については公式サイトでご確認することをおすすめします。

参考:Oracle Certified Java Programmer, Bronze SE (Available only in Japan) | Oracle University
参考:Oracle Certified Java Programmer, Silver SE 11 – Available only in Japan | Oracle University
参考:Oracle Certified Java Programmer, Gold SE 11 (Oracle Certified Professional: Java SE 11 Developer) | Oracle University

合格率・難易度

合格率については非公開のため把握できませんが、高くはないと考えられます。上記でも触れたとおり、出題範囲が広く細かい内容が問われる試験であるため、学習していても合格できない可能性があるのです。プログラミングスキルを高めておかないと合格は難しいでしょう

また、単純なJavaのスキルだけではなく、オブジェクト指向など関連するスキルが求められます。これらはJavaとは別の観点でスキルを高める必要があり「プログラミングはできるが概念が理解できない」との状況になりかねません。そのような意味も含め難易度の高い資格だと考えられます。

2位:Javaプログラミング能力認定試験

特徴

Javaのプログラミング能力を証明する資格で、株式会社サーティファイが提供しています。Javaに限らず様々な認定資格を提供する企業によるもので、IT系の資格が多くある程度の信頼が得られているものです。

Javaのスキルを評価することに特化していて、その中でもプログラミングスキルがどの程度あるかを重要視しています。また、Javaでプログラムを作成するにあたってはポイントがあるため、そのポイントを考慮できているかどうかも重要視されています。

全部で3段階のレベルが用意されていて、どのレベルを受験するかによって証明できるスキルが大きく異なります。最も下にあたる3級はJavaの基本的なスキルとプログラミングを証明する程度ですが、1級になるとオブジェクト指向に基づいた複雑なプログラミングスキルまで証明できます

出題範囲

出題範囲は受験するレベルによって大きく異なり、具体的には以下のとおりです。

3級

  • Javaの基礎
  • Javaの扱う
  • データ
  • 演算子
  • 制御文
  • クラスとメソッド

 

2級

  • 演算子
  • 制御文
  • クラスと継承
  • 変数とメソッド
  • 総称
  • パッケージ
  • 例外処理
  • スレッド
  • クラスライブラリ

 

1級

  • テーマプログラムに対する仕様変更、仕様追加等の課題についてのプログラム作成。

 
それぞれについて、下位のレベルで出題される範囲を含んでいます。また、出題されるパッケージやクラスライブラリの内容はJavaの進化とともに変化する可能性があるため、受験する際に確認するようにしましょう。

参考:試験概要【Java™プログラミング能力認定試験】 | C言語プログラミング能力認定試験・Java™プログラミング能力認定試験 | 資格検定のサーティファイ

合格率・難易度

詳細な合格率は公開されていませんが、2021年の実績で平均59.4%です。この数値は3級から1級までの平均であるため、それぞれのレベルにおいてどの程度の合格であるのか判断はできなくなっています。

ただ、出題範囲を踏まえると3級や2級の難易度は低く、十分な対策をすれば問題なく合格できるでしょう。極端に難易度の高い問題は出題されていないため、基本を理解できていれば十分です。ただ、細かなプログラミングについて問われるため、ケアレスミスなどには注意が必要です。

3位:Android技術者認定試験

特徴

Java資格の中でもAndroidの基本的なスキルやアプリ開発のスキルを示すものです。Androidの開発にはJavaが多用されていて、そのようなJavaに特化した資格です。

Androidで利用されているJavaは、アプリケーションとOSの二つに分かれます。そのため、認定資格も「アプリケーション技術者認定試験」と「プラットフォーム技術者認定試験」の2種類に分かれています

なお、スキルを証明できるのはAndroidに関係する部分のみです。Java全般のスキルを証明できるわけではない点には注意しておきましょう。

出題範囲

出題範囲は公式サイトによると以下のとおりです。

  • Androidプログラミング
  • Javaプログラミングの基礎
  • スクリプト言語
  • オブジェクト指向
  • 開発環境
  • Linux
  • ライブラリ概要
  • Bionic
  • HAL
  • 起動シーケンス

参考:Android™ 技術者認定試験制度 | プロメトリック

合格率・難易度

基本的な内容が中心となる試験であるため、難易度が高いものではありません。事前に準備して試験に臨めば合格できる難易度です。

しかし、合格率は44.6%と半分以上の人が不合格になっています。これは、「簡単な試験だ」との印象が広がり、甘く見ている人が多いからでしょう。基本を学んでいれば合格はできますが、学習無しで合格できるものではありません

勉強方法


Java資格を取得するためには勉強が必要です。どのような方法で勉強すればよいのかご説明します。

実務

プログラミング言語の資格であるため、実務経験を通じて勉強するのが一番です。座学だけ勉強してもJava資格の取得はできません。実際に手を動かして勉強するのが一番であるため、実務経験が適しているのです。

ただ、実務経験を通じて勉強してもらいたいですが、重要なのは出題範囲です。出題範囲を考慮しておかなければ、実務では扱わない範囲が出題されてしまい、取得に失敗する可能性があります。

特に実務ではJavaの中でも偏った部分だけを利用しているかもしれません。資格の取得では幅広い知識が求められるため、必要に応じて実務以外での補填が求められます。

参考書

体系的に学習したいと考えているならば、参考書の利用がおすすめです。実務経験だけでは資格取得に対応できるほど網羅的な学習ができない場合があるため、参考書も上手く利用しましょう

Java資格はプログラム言語の資格の中でも人気があるため、参考書が多数発売されています。自分に適した参考書が見つかるはずであるため、本屋などで内容を確認しながら探すと良いでしょう。

なお、参考書によってはサンプルプログラムのダウンロードができる場合があります。Java資格は実際にプログラミングしながら学ぶことが重要であるため、サンプルプログラムがあるものを選択すると、より効率よく学習できるはずです。

プログラミングスクール

Javaをしっかりと習得したいと考えているならば、プログラミングスクールも選択肢に挙がります。Javaは非常に需要の高いプログラミング言語であるため、どのプログラミングスクールでも授業が開講されているはずです。

一般的なプログラミングスクールではJavaのスキルを網羅的に習得できます。Java資格では幅広くJavaのスキルが問われるため、プログラミングスクールに通うと役立つスキルを習得可能です。

なお、プログラミングスクールは実践的な授業が中心となっています。そのため、Java資格の中でも難易度の高いものを取得する際は、座学で知識を補填しなければならないでしょう。

プログラミング学習サイト

自力で学習できる環境であれば、プログラミング学習サイトを利用しましょう。無料・有料どちらも存在しているため、自分に適したものを見つければJavaの学習ができます

今までに他のプログラミング言語を経験しているならば、基本的なスキルは身に付いているでしょう。それをJavaに落とし込むだけであるため、このような学習サイトでも十分なはずです。

Java資格取得による年収、キャリアへの影響

Javaは安定した需要のあるプログラミング言語であるため、Javaを扱えるプログラマは数多く求められています。また、需要の高さを見越してJavaプログラマとして活躍する人も多く見られます。

そのような状況において他者と差別化するためには、資格の取得が重要です。特に最初にご紹介した「Oracle認定Javaプログラマ」を取得しているかが重要となってきます。Oracle社にスキルを認められていると「信頼できるプログラマ」と評価されるのです。

また、このような評価を受けられると、ハイレベルな案件を任されて年収アップが期待できます。また、経験が積み重なるとキャリアアップなどにも繋げられます。資格を取得しておくことで、年収やキャリアに大きな影響を与えると考えられるのです。

まとめ

Javaの資格についてランキング形式でご紹介しました。基本的にはOracleが提供するOracle認定Javaプログラマの受験を検討しましょう。Javaの基本的な資格であるため、難易度に関わらず評価されやすくなっています。

どのような資格を取得した場合でも、資格の取得は年収アップに繋がりやすいです。資格の難易度が高ければ高いほど年収アップに繋がりやすいため、大きく 年収を伸ばしたいならば「Oracle認定Javaプログラマ Gold」の取得をおすすめします。

なお、難易度の高い資格を取得するためには、座学だけではなくプログラミング経験が必要です。実際にコンピューターを利用してプログラミングしながら、知識の習得を目指しましょう。

関連記事:【2022最新】Javaでできること4選!今からでも学習しよう!
関連記事:Javaの学習方法|初心者向けの本や入門サイトなどおすすめの勉強方法を紹介

SHAREこの記事をシェアする

admin