フリーランスエンジニアになった時にデメリットとは?

フリーランスエンジニアにはデメリットもあることをご存知でしょうか。メリットに注目されることが多いのですが、デメリットも隠されています。
これからフリーランスエンジニアを目指すにあたり重要なことは、デメリットについても目を向けることです。フリーランスエンジニアのデメリットを正しく理解しなければなりません。
これから独立してフリーランスエンジニアを目指す人のために、今回はフリーランスエンジニアだからこそのデメリットをご説明します。
この記事の目次
フリーランスエンジニアにはデメリットもあり!メリットだけに注目しない
冒頭でも述べたとおりフリーランスエンジニアにはデメリットもあります。しかし、注目できていない人が多いのも事実です。まずは現実を理解してデメリットも直視できるように考えましょう。
フリーランスエンジニアになるメリットにだけ目を向ける人が大半
フリーランスエンジニアになるメリットにだけ目を向けている人が大半です。メリットに注目をして、フリーランスエンジニアになりたいと考えることでしょう。
メリットがあるのは事実ですがそれと同時にデメリットもあります。しかし、デメリットにも目を向けられている人は限られています。嫌なところは見たくないというのが人間の心理でしょう。
そのような気持ちも理解できるのですが、デメリットも理解しなければなりません。良い所ばかりに注目をしていても、良い結果が得られないこともあるのです。フリーランスエンジニアになるデメリットにも目を向けられるようになりましょう。
デメリットも理解しなければ後悔する可能性もあり
デメリットを理解しておかなければ、フリーランスエンジニアになったことを後悔する可能性があります。フリーランスエンジニアを夢見てそれを実現したとしても、結果的に後悔をしてしまっては何の意味もありません。
逆にデメリットも理解していれば後悔する可能性は減ります。デメリットについて事前に覚悟しておくこともできるでしょう。まずはデメリットを理解して、受け入れられる気持ちの持ち方が求められるのです。
フリーランスエンジニアが知るべき7つのデメリット

フリーランスエンジニアが知るべきデメリットは7つです。それぞれについて詳しくご説明します。
収入の安定性が雇われエンジニアよりも下がる
雇われエンジニアと比較するとフリーランスエンジニアは収入の安定性が下がることがデメリットです。このことは皆さんもイメージしやすいでしょう。会社員などとは異なり、毎月安定した収入を得られる保証が無いデメリットが生まれます。
基本的にフリーランスエンジニアは働いた分だけ収入を得られる仕組みです。雇われエンジニアであれば多少暇になっても収入を得られますが、フリーランスエンジニアの場合には案件が無くなると収入がなくなります。「とりあえず働いていれば収入が得られる」ということが発生しなくなるのです。
特にフリーランスエンジニアの契約は有期契約が基本です。雇われエンジニアでも有期契約の場合はありますが、それよりも先の見通しが立ちにくい契約が一般的です。例えば雇われエンジニアであれば1年契約などがありますが、フリーランスエンジニアでは3ヶ月契約など短期契約も多数あります。
他にも案件があったとしても、常に同じ単価で仕事ができるとは限りません。どうしても単価の低い案件で食いつながなければならないことも考えられます。案件があっても毎月の収入が安定するとは限らないのです。
雇われエンジニアと比較すると大きな収入を得られることもあります。ただ、毎月や年間の安定性という意味では、フリーランスエンジニアの方が下がってしまう点はデメリットです。
福利厚生が受けられなくなる
福利厚生が受けられなくなるデメリットもあります。福利厚生の有無は雇用形態や所属先によって大きく左右される部分ではあります。ただ、フリーランスエンジニアになると受けられなくなるものです。
福利厚生として提供されているものは様々です。例としては以下のものが挙げられます。
住宅手当や社員寮
家族手当
通勤手当
子育て手当て
社員食堂
雇われエンジニアでこれらの補助を受けているのであれば、これらが全てなくなってしまいます。目に見えて現金が支給されているわけではない部分もあります。とはいえども、実質的には年収にプラスされている部分が無くなることはデメリットです。
フリーランスエンジニアになる場合、これら福利厚生受け取っていた価値を年収にプラスして考えなければなりません。例えば家賃補助が毎月5万円支給されているのであれば、年収は今よりも60万円以上増えなければマイナスになるのです。全てを金額にして算出することは難しいかもしれません。そのため可能な範囲内で算出して被るデメリットを具体化しておくことが重要です。
福利厚生は何気に受けているものも多数あります。そのため急に無くなると焦ってしまうことも考えられます。無くなることはデメリットと認識して、対策を考えておかなければなりません。
社会保険の会社負担がなくなり支払額が増える
社会保険に関連する会社負担がなくなり、支払金額が増えるデメリットがあります。厳密には福利厚生の一部ですがここでは切り出してご説明します。
社会保険や児童手当拠出金は法定福利厚生と呼ばれ、どのような企業でも福利厚生として提供しなければなりません。法律で定められている数少ない福利厚生です。雇われエンジニアの場合には企業が概ね半分を負担してくれる仕組みです。しかし、フリーランスエンジニアになると負担してくれる企業がなくなってしまいます。そのために支払金額が増えるのです。
企業が負担してくれる社会保険費用には以下のものが挙げられます。
厚生年金
公的医療保険
雇用保険
これらの支払いは基本的には必須のものです。支払い金額は条件により異なりますが、一部を除いて支払いを免除されることはありません。フリーランスエンジニアで収入が下がったとしても、これらは支払いをする必要があります。しかも、今までよりも多く支払いをしなければなりません。
フリーランスエンジニアになり支出が増えることは大きなデメリットです。しかも、社会保険の支払いですので免れることは不可能です。社会保険に関連する支払金額が増えてしまう点はフリーランスだからこそのデメリットといえます。
契約作業などの事務処理も自分でしなければならなくなる
契約処理などの事務作業も自分で対応しなければならないデメリットがあります。企業であれば総務部などが対応してくれますが、フリーランスエンジニアになると自分でしなければなりません。
ただ、このデメリットはクライアントと直接契約をするときに限られる部分もあります。フリーランスエージェントを利用したりクラウドソーシングサービスを利用したりするのであれば、これらが契約作業を代行してくれます。そのため、自己負担についてはそこまで心配する必要が無いとも考えられます。
代行してもらえる場合は良いですが、自分で対応しなければならないこともありえます。そのようなときにはデメリットと感じてしまうことでしょう。専門知識が無ければ対応しにくいことも存在しています。
特に契約関連では適切に対応しなければトラブルになる可能性もあります。フリーランスエージェントになり、そのようなリスクを抱えてしまうのはデメリットだと考えられます。
基本的には確定申告をしなければならなくなる
フリーランスエンジニアは基本的に確定申告をしなければならなくなります。手間のかかる作業という点でデメリットです。
雇われている場合には自分で対応する部分は限られています。医療費控除など簡単に完了する範囲でしか確定申告をしない人が大半でしょう。細かい確定申告とは無縁のはずです。
フリーランスエンジニアもそのように済ませられれば良いのですが、基本的にはしっかりとした確定申告が必要です。申告の種類(白色・青色)によって左右される部分もありますが、どちらも初心者にはややこしく手間のかかる作業です。
ただ、慣れてしまえば確定申告は難しい作業ではありません。手間はかかるものの、計画的に確定申告の準備をしておければ焦ることは無いものです。言い換えると慣れても手間はかかってしまいます。この点は確定申告が必要なフリーランスエンジニアのデメリットです。
自分で計画的に仕事を進めなければならなくなる
自分で計画的に仕事を進めなければならない点もデメリットです。当たり前のことですが、意外にここをデメリットだと感じる人がいます。
フリーランスエンジニアは上司に管理してもらうような働き方ではありません。仮にサボっても特に指摘してくれる人は居ないのです。もちろん客先などでサボることは論外ではありますが、そうでも無い限りは指摘してもらうことは不可能です。
人間は管理されなければサボってしまう傾向にあります。フリーランスエンジニアに限らずこの傾向は見受けられます。しかし、フリーランスエンジニアの場合には、自分で計画的に仕事ができるかどうかは収入に直結します。サボって仕事を計画的に進められなければ、収入が減ってしまうことも十分にありえます。
自分自身で計画を立てて、そのとおりに仕事を進めていくことは想像以上に難しいことです。計画を立てても崩壊してしまうことは多々あります。しかし、フリーランスエンジニアでは計画の崩壊は許容される限度があります。あまりに崩壊してしまうと、収入が下がるなどの影響が出てしまいます。自分自身に対する強さが求められる点はデメリットです。
社会的信用力が下がりローンなどが組みにくくなる
社会的な信用が下がることで、クレジットカードやローンの審査に通過しにくくなることもデメリットです。意識しておかなければ生活に支障をきたす可能性もあるデメリットです。
雇われエンジニアと比較するとフリーランスエンジニアは収益が不安定なデメリットがあります。これが波及して社会的な信用力が低いと判断されてしまいます。一概に信用力が低いとは決めつけられないのですが、実際問題として信用力が低いと判断されるケースが大半です。
最近はキャッシュレスが普及しつつあります。そのような時代で、信用力の問題からクレジットカードの発行ができないと不便なことです。また、車や家など大きな買い物をしたいときに、ローンに通過できないことも大きな問題です。
フリーランスエンジニアになるともれなくクレジットカードやローンの審査に通過できないわけではありません。しかし、通過しにくくなりますので、生活に影響しやすくデメリットです。
フリーランスエンジニアのデメリットを最小限にするためやるべき3つのこと

フリーランスエンジニアにはデメリットもあります。しかし、デメリットを最小限に抑える方法もあります。デメリットを最小限にするためにやるべきことをご説明します。
フリーランスエージェントを利用して安定した収入を目指す
フリーランスエージェントを利用して安定した収入を目指すことが可能です。収入が安定すればフリーランスエンジニアのデメリットを小さくできます。
フリーランスエージェントはフリーランスに対して案件を紹介するサービスです。様々な案件を取り扱っていて、フリーランスエンジニア向けの案件も取り扱っています。条件が合致する案件をフリーランスエンジニアに紹介する仕組みです。
特徴として、案件が途切れないように可能な限り案件を紹介してもらえることが挙げられます。スキルなどによって左右される部分はありますが、現在の案件が終了する前に次の紹介を受けられます。そのため、他の方法で案件を獲得している場合と比較すると、安定して収入を得られやすいメリットがあります。
収入が安定しないことがフリーランスエンジニアのデメリットではあります。しかし、フリーランスエージェントのように継続して案件を紹介してもられば、毎月安定した収入を見込めます。
フリーランスサポートサービスを活用して手間を削減する
フリーランスをサポートするサービスが提供されています。フリーランスエンジニアのみならず、フリーランス全般をサポートしてくれるサービスです。
毎月や年間の利用料金は発生するものの、確定申告のサポートや契約のサポートをしてもられます。本来であれば専門知識が必要となることも、これらのサービスを利用することで気軽に解決できます。しかも、専門家と直接契約するよりも安価です。
他にも福利厚生を受けられるようなサービスも存在しています。社会保険などどうしてもカバーできない部分はありますが、ある程度の福利厚生は自分で獲得することも可能です。
フリーランスエンジニアは雇われていたときのように本業だけに集中しにくいものです。ただ、少額の支払いでサポートを受けることでこのデメリットも解決できます。
フリーランスエンジニアになる前にクレジットカードなどを作成しておく
フリーランスエンジニアになる前に、クレジットカードやローンの契約をしておくべきです。エンジニアに限らず、フリーランスは信用力に乏しいため、これらの審査に通過できない可能性が高まります。
会社員時代にクレジットカードやローンを契約しておけば、フリーランスエンジニアになってからも利用が可能です。フリーランスになったことで契約が解除されることはありません。必要に応じて、会社員の期間に契約を済ませておくことをおすすめします。
特にフリーランスになってから必要な機材が高額な場合、事前に購入しておかなければ審査に通過できない可能性があります。後になって困らないように、事前にこれらを用意しておかなければなりません。
もちろん契約したのであれば支払いをする義務が発生します。フリーランスエンジニアで収入が少なく支払いができないことは許されません。事前に契約をしておきたいところではありますが、収入の見込みがない段階で無計画に契約することは避けなければなりません。
フリーランスエンジニア最大のデメリットは仕事が無くなる可能性があること

フリーランスエンジニア最大のデメリットは、何かしらの理由によって仕事がなくなることです。雇われエンジニアとは異なり、完全に仕事が失われてしまうこともあり得ます。また、仕事がなくなったからといって会社が保証してくれるような仕組みもありません。このようなデメリットについて以下ではご説明をします。
スキル不足で受注できる案件が少なくなる可能性がある
エンジニアに求められるスキルは常に変化していきます。長らく利用されているスキルもありますが、新しい技術が日々求められているのも事実です。エンジニアはその時々に応じたスキルを持っていなければなりません。
時代の変化とスキルが噛み合わないと、受注できる案件が少なくなるデメリットがあります。需要が少ないスキルであれば、必然的に受注できる仕事も減ってしまうのです。
フリーランスエンジニアをしながらスキルを高めるのは難しいことです。実案件をこなしながらは時間が取れないことも多々あります。仕方がないことではありますが、その結果で受注できる案件が少なくなる可能性はあります。
体調不良で稼働できなくなり案件が取れなくなる可能性がある
体調不良により仕事が受注できなくなる可能性もあります。フリーランスエンジニアにとって、体調不良になる可能性は最大のデメリットです。
どんなに体調に気をつけていたとしても、何かの理由によって体調不良になってしまう可能性はあります。また、納期の厳しい案件に対応するなど、フリーランスエンジニアとして働いている過程で体調を崩してしまう可能性もあります。
雇われのエンジニアであれば、体調を崩しても収入を得る方法があります。有給休暇などを利用することで、ある程度は休みの部分もカバーが可能です。しかし、フリーランスエンジニアの場合にはそのようなことはできません。
契約内容にも左右されますが、フリーランスエンジニア案件は稼働日数や時間で単価が決定されるものが大半です。体調不良で休んでしまうとそのぶんだけダイレクトに単価に影響します。体調不良が長引いてしまうと、案件の更新をしてもらえないなど、総合的に影響を受けてしまいます。
他にも交通事故に遭うなど案件に対応できなくなる可能性はゼロではありません。そのような時に保障を受けづらい点はフリーランスエンジニアのデメリットです。様々な要因で仕事ができなくなり、結果として収入がなくなる可能性があることが最大のデメリットです。
フリーランスエンジニアを目指す前にデメリットにも目を向けることが大切
フリーランスエンジニアを目指すのであればデメリットにも目を向けなければなりません。メリットだけに注目されますが、デメリットを正しく理解するべきです。そうしなければ、フリーランスエンジニアになり後悔する可能性もあります。
フリーランスエンジニアのデメリットは上記でも説明したとおり様々です。ただ、人によってデメリットと感じるかどうかは異なるでしょう。些細なことであると感じる人もいるはずです。
重要なことはフリーランスエンジニアはメリットだけではないと理解することです。多少なりともデメリットがありますので、それらのデメリットを踏まえてその道に進むかどうか決定すべきです。
もちろんフリーランスエンジニアにはさまざまなメリットもあります。会社員などと比較すると考えられないメリットがあるのも事実です。メリットとデメリットの両方を踏まえて、フリーランスエンジニアの道を進むかどうか考えてみましょう。

