【2023年版】ITエンジニアにとって効果的なリスキリングとは?最新事情を徹底解説!

【2023年版】ITエンジニアにとって効果的なリスキリングとは?最新事情を徹底解説!

ここ数年、ITエンジニアに限らず「リスキリング」が注目されています。リスキリングとは、従来のスキルセットを更新し、新しい技術や業務に対応するために実施する継続的な学習のことです。

ITエンジニアも、リスキリングが必要な時代となっていて、効果的なスキルアップが求められています。今回は注目されているが浸透していないリスキリングについて解説し、ITエンジニアは何をすべきであるのかも解説します。

効果的なリスキリングに取り組むITエンジニアは1割

近年、技術の急速な進化と変化により、IT業界ではリスキリングが必要とされるようになりました。しかし、効果的なリスキリングに取り組むITエンジニアは全体のわずか1割にとどまっている状況です。

そもそもリスキリングを知っているエンジニアが少ない

まず、「リスキリング」という概念自体を知っているITエンジニアが、意外と少ないことが問題の一因です。IT業界は変化が激しく、新しい技術が次々と登場するため、エンジニアは常に最新の情報をキャッチアップしなければなりません。しかし、リスキリングという言葉がまだ一般的には浸透しておらず、多くのエンジニアが「自分がリスキリングの対象である」ということに気づいていないのです。

リスキリングを知らないエンジニアが多いため、継続的なスキルの習得やアップデートが遅れています。このような状況は、海外との競争に負けてしまうなどの問題へとつながるでしょう。まずは、ITエンジニアもリスキリングの対象であることを理解しなければなりません。

実際に取り組むITエンジニアが1割

いくつかの調査を参照すると、リスキリングを知っているITエンジニアの中で、実際に取り組んでいる人は全体の1割程度です。これは、時間やコストの制約、企業のサポートが不十分であることなどが主な理由と考えられます。

また、リスキリングが自分のキャリアにどのような影響を与えるのかを把握できていないことで、リスキリングに時間を割かないITエンジニアも多いようです。自発的にリスキリングに取り組む意欲が湧かないことが、リスキリングに取り組むエンジニアの割合が低いという事情の背景にあるのでしょう。

企業や教育機関は、リスキリングの重要性を理解し、適切なサポートを提供しなければなりません。充実したサポートがあれば、ITエンジニアが自分のスキルを継続的にアップデートし、業界の変化に柔軟に対応できるようになるのです。企業は、リスキリングのための研修やセミナーを提供し、社内のエンジニアにリスキリングの機会を提供することが求められます。

なお、リスキリングを推進するためには、エンジニア自身が自分のキャリアパスを明確にすることが重要です。必要なスキルが明確にならなければ、積極的に習得する意欲を掻き立てることができません。

ITエンジニアがリスキリングに取り組む4つの理由


ITエンジニアがリスキリングに取り組むべき理由は多岐にわたります。今回はそれらの中でも特に重要な4つの理由をピックアップして解説します。

業務効率アップ

リスキリングに取り組むことで、エンジニアは最新の技術やツールを習得できます。これにより、業務プロセスの効率化や問題解決のスピードが向上し、全体的なパフォーマンスが向上するでしょう。また、業務効率の向上は、エンジニアのストレスを軽減したり、仕事の満足度を高める効果があります。

さらに、チーム全体の生産性の向上や、人件費の削減・競争力の向上にも期待可能です。リスキリングに取り組むことで、全社的な業務効率アップも実現できます。

市場価値の向上

エンジニアの市場価値を向上させるためにリスキリングが活用されます。特に、需要の高いスキルや専門知識を持つエンジニアは、企業からの引き合いが増えるため、リスキリングの効果が発揮されているといえるでしょう。もし、フリーランスエンジニアならば、多くの案件に参画するチャンスを得られると考えられます。

また、市場価値の向上は、エンジニアにとって自信や達成感をもたらすものです。客観的な評価は、モチベーションにもつながる要素であるため、リスキリングでは副次的な効果も期待できます。

年収アップ

リスキリングによってスキルセットが充実し、市場価値が向上すれば、ITエンジニアの年収アップが期待できます。高いスキルや専門知識を持つエンジニアは、企業にとって大きな価値を提供できるため、年収もそれに伴ってアップするのです。

さらに、スキルセットが豊富になると、プロジェクトの規模や難易度を自分で選択しやすくなります。例えば、人数が多く単価の高いプロジェクトを選択したり、フルリモートでありながら報酬の高い案件に参画できるのです。このような観点では、自分なりの働き方を保ちながら年収アップを実現できます。

また、リスキリングを継続的におこなえば、エンジニアは業界の動向や新しい技術を常に把握可能です。これにより、常に年収アップできる状況を保てるでしょう。

転職準備

リスキリングは、エンジニアが転職を考える際にも有益です。スキルセットを更新し続けておけば、エンジニアは自身のキャリアを広げられます。時には、求人市場での競争力を高めることも可能でしょう。

また、リスキリングによってスキルや知識を高めておくと、面接時のアピールポイントとして活用できます。最新の情報をキャッチしていることをアピールできれば、より魅力的なITエンジニアとして評価されるのです。リスキリングにはエンジニアとしての武器を増やす効果があります。

さらに、リスキリングによってスキルを習得しておくと、異業種や異分野への転職も実現可能です。多様なスキルや知識を持っておくと、ITエンジニア以外のキャリアに進むことも視野に入ります。スキルが無い状態での転職は難しいため、転職準備の一環としてリスキリングが役立つのです。

実際にITエンジニアが取り組むべきリスキリング


上記ではITエンジニアがリスキリングに取り組むべき理由について解説しました。続いては、実際にどのような内容を習得すれば良いのかを紹介します。

クラウドスキル

クラウドスキルは、現代のITインフラで非常に重要な役割を果たしています。企業のクラウド移行や運用を円滑に進めるためには、クラウドのスキルが特に重要なのです。

本来「クラウド」が指す意味はいくつもありますが、エンジニアが習得すべきは主要なクラウドプロバイダについてのスキルでしょう。例えば、AWS、Azure、Google Cloud Platformなどのサービスや機能を理解し、実践的な知識を身につけることが求められます。

また、クラウドで多用されることが増えた、コンテナ技術やKubernetesなどのオーケストレーションツールについての知識も習得しましょう。純粋なインフラだけではなく、その上で動作するアプリケーションやミドルウェアまで習得することで、より意味のあるリスキリングとなるのです。

データ分析

近年は多くの企業でデータ分析が活用されています。データ分析は、ビジネス戦略の策定や意思決定において、今まで以上に重要な意味があると考えられているからです。直感的な意思決定ではなく、データに基づいた意思決定の重要性が再認識されています。

そのため、ITエンジニアもデータ分析に対応することが求められている状況です。例えば、データ分析の基本スキルであるSQL、Python、Rなどを習得し、さまざまなデータソースを分析できなければなりません。以前は「データサイエンティスト」として独自の仕事でしたが、今ではリスキリングによってITエンジニアも習得する価値があります。

なお、データ分析について習得するならば、データビジュアライゼーションツールについても習得しておきましょう。例えば、TableauやPower BIなどを使って分析結果をまとめられるようになれば、ITエンジニアとしての価値を高められます。目先のリスキリングはデータ分析の基本スキルですが、アウトプットまで視野に入れることが重要です。

IoT

IoT(Internet of Thing)は、近年多くの産業やビジネスに影響をもたらしている技術です。そのため、リスキリングでは、IoTデバイスの開発や運用に関連するスキルを習得しても良いでしょう。例えば、センサーネットワーク、データ通信、エンドポイントセキュリティなどです。

このようなスキルを習得すると、エンジニアとして新しい世界で活躍できるようになるでしょう。つまり、リスキリングによって、自身のキャリアの幅を広げられるのです。

ただ、IoTを取り巻く世界は急激に進化しているため、習得すべきスキルも日々変化しています。最新のスキルを習得するようにしなければ、リスキリングに取り組んでも効果が薄れてしまうかもしれません。

IT系資格の取得

IT系資格の取得は、エンジニアのスキルを証明し、アピールポイントを増やすために重要です。例えば、プロジェクトマネジメントや各種テクニカルな資格を取得しておくことで、客観的にスキルを証明できます。また、近年注目を集めているクラウドスキルやデータ分析に関連する資格も多く、これらを取得することで、自身の専門性をアピール可能です。

資格取得にあたっては、自身のキャリアパスや目標に合わせて最適な方法を選ぶようにしましょう。また、資格取得にはコストと時間がかかるため、効果的にリスキリングすることが重要です。資格の取得にだけこだわり過ぎると、業務に影響が出るなどの問題が生じかねません。

これからリスキリングに取り組む際の方法

これからリスキリングに取り組むならばいくつもの方法が考えられます。まずは手軽な3種類の方法を理解しておきましょう。

社内での勉強会

社内での勉強会は、同僚などとの情報交換や知識の共有を通じてリスキリングする方法です。勉強会を開催することで、社員間でのスキル向上やモチベーションの向上が期待できます。また、社内のエキスパートから指導を受けられると、実践的なスキルを習得可能です。

なお、リスキリングを見据えて定期的に開催される勉強会は、継続的なスキルアップに役立ちます。さらに、勉強会を通じてチームビルディングやコミュニケーションスキルの向上など、別の観点でのリスキリングも実現できるのです。

社外のセミナー

社外のセミナーやカンファレンスに参加することも、リスキリングの一環です。これらに参加することで、業界の最新情報やトレンドを学べます。

なお、さまざまなセミナーやカンファレンスへ積極的に参加することで、幅広い知識やスキルを習得することが可能です。ただ、セミナーなどに参加しすぎると、スキルを噛み砕く時間がなくなってしまいます。インプットとアウトプットのバランスに注意しなければなりません。

各種スクールへの通学

各種スクールへの通学は、専門的な知識やスキルを身につけるための方法です。プログラミングスクールやデータサイエンススクールなどが考えられるでしょう。これらのスクールで学べば、専門的なカリキュラムや実践的なプロジェクトによる、効果的なリスキリングを実現できます。

なお、現在はスクールの形態も変化してきて、オンラインで学べる環境が増えている状況です。ITエンジニアとして働きながら通学することが難しいならば、そのようなオンラインスクールを選択すると良いでしょう。リスキリングが業務の負担にならないよう、学び方は意識しなければなりません。

まとめ

ITエンジニアのリスキリングについて解説しました。リスキリングは注目されているキーワードですが、意味を理解している人は限られています。また、実際にリスキリングに取り組めている人は更に少ない状況です。

これからの時代、ITエンジニアの需要がどのように変化するかは未知数です。そのため、多くのスキルを習得しているに越したことはありません。ITエンジニアとしてのキャリアを続けるためにも、リスキリングによって先端のスキルを持つエンジニアを目指しましょう。

SHAREこの記事をシェアする

admin