Rubyの今後の将来性は?現状の需要と今後の動向を解説!

Rubyの今後の将来性は?現状の需要と今後の動向を解説!

日本人が開発したRubyは、今や海を越えて、世界中のプログラマーから支持を集めるプログラミング言語に成長しました。初心者が学びやすく、ベンチャー企業を中心に人気を集めています。

日本ではまだまだ導入実績が少なく、浸透していないイメージもあるRubyですが、将来性は高いと言えるのでしょうか。Rubyが置かれた現状と、今後の動向を見ていきましょう。

Rubyとは?

Rubyは、Matzこと、まつもとゆきひろ氏によって開発されたプログラミング言語です。1995年に一般公開され、美しく、利便性や実用性が高い点などが評価されています。

日本で誕生した言語ということもあり、日本語のドキュメントが充実しています。日本人が学びやすい環境が整っていると言って良いでしょう。

プログラミング言語の人気度などが分かる「TIOBE Index for April 2019」では13位、2019年4月の「PYPL PopularitY of Programming Language」では12位に入っています。

Rubyの特徴

Rubyには、まつもとゆきひろ氏の「シンプルなものではなく、自然なものにしたい」という思いが込められていおり、関数型プログラミングと命令型プログラミングがブレンドされています。

「絶妙にバランスがとれている言語」とも評されるRubyは、具体的にどのような特徴があるのでしょうか。多くのプログラマーが支持する理由をチェックしていきましょう。

特徴1:オブジェクト指向であること
Rubyでは、「すべてのものはオブジェクト」であると考えられています。そのため、すべての型にメソッドやインスタンス変数を与えられるようになっており、クラスや継承の定義も簡単です。他のオブジェクト指向の言語と異なり、わざと単一継承しかできないようになっています。

再利用しやすく、書きやすい点もRubyの特徴と言えるでしょう。

特徴2:柔軟性が高く、自由であること
Rubyは、プログラマーの思うがままに削除や再定義をすることができます。やろうと思えば、Rubyのコアな部分さえも変更することを許しています。

変数の宣言も不要で、実行時に自動的に型を判別してくれます。書かなければいけないコード量が少なくて済むため、プログラマーの負担を軽減してくれることでしょう。

特徴3:インタプリタ方式であること
Rubyはコンパイル不要で実行可能なインタプリタ方式です。コードを書きながら、実行結果を確認することができるので、エラーがすぐに分かります。

コンパイラ方式に比べて実行速度は劣りますが、初心者でも学びやすく、習得しやすいのが特徴です。

Rubyの需要

プログラマーからの人気が高いRubyは、世界中のWebサービスの開発に採用されています。映画やテレビ番組を配信している「hulu」や、民泊サービス「Airbnb」、電信書籍購読サービス「Scribd」などにもRubyが使用されています。

国内では、どのようなサービスにRubyが使われているのでしょうか。人気が高いWebサービスを3つ紹介します。

需要1:料理レシピの投稿・検索サービス「クックパッド」

1998年3月に誕生した「クックパッド」の開発にもRubyが採用されています。

「クックパッド」は”毎日の料理を楽しみにする”をミッションにしており、約300万のレシピが投稿されています。日本での利用者は月間約5,400万人にも上ります。

膨大なアクセス数と情報量を適切に処理し、ユーザーが快適に利用できるようにRubyが使われているのです。

需要2:グルメサイト「食べログ」
「食べログ」は”失敗しないお店選び”をコンセプトにしているグルメサイトです。91万件以上のレストランが掲載されており、ユーザーからの口コミ情報も参考にしながらレストランを選ぶことができます。

ユーザーによる口コミ数は2,935万件を超え、月間利用者数は1億1,806万人以上となっています。情報量、利用者数ともに日本最大級のグルメサイトです。

需要3:クラウドソーシングサービス「クラウドワークス」
「クラウドワークス」は、ユーザー数、仕事依頼数ともに日本最大級のクラウドソーシングサービスです。

仕事を依頼したい「クライアント」と、仕事をしたい「クラウドワーカー」をオンラインでマッチングさせるサービスで、仕事の発注から納品、報酬の支払いまで、すべてのやりとりをインターネット上で完結できるのが特徴です。

ホームページの制作、アプリケーションの制作、ロゴの作成など200種類以上の仕事カテゴリーが用意されています。

Rubyの年収

Rubyの単価は50万円から90万円の間で設定されていることが多く、平均単価は70万円前後です。日本におけるRubyプログラマーの希少性が高いことから、他言語に比べてやや高めになっています。

Ruby案件のほとんどにフレームワーク「Ruby on Rails」が使われています。「Ruby on Rails」を使いこなせるようになると、1,000万円以上の年収も夢ではないでしょう。

就職や転職を目指す人は、Rubyの資格「Ruby技術者認定試験」を取得しておくのもオススメです。

Rubyが今後も伸びるだろう理由
Rubyは日本最大級のWebサービスにも採用されていることから、国内での注目度が高まっています。汎用性が高く、効率的に開発を進められるため、日本でも有力な言語の1つに成長しつつあります。Rubyを支持しているプログラマーも多く、しばらくの間は高い需要が続くと言えるでしょう。

PHPなど他言語で開発したシステムをRubyにリプレイスする動きもあります。今後もWebアプリケーションやWebサービスの開発を中心に導入が進んでいくことは間違いなさそうです。

Rubyの将来性を危惧する状況
日本生まれのRubyは、知名度の高いWebサービスに数多く導入されていることから、国内でも急速に人気が高まりました。

しかし、「TIOBE Index for April 2019」でも、2019年4月発表の「PYPL PopularitY of Programming Language」においても、Rubyは前回調査に比べて順位を落としています。そのため、かつてほどの勢いが無くなってきたと感じ、Rubyの将来性に不安を感じている人もいるかもしれません。

確かに、成長率は若干緩やかになっていますが、Rubyは着実に日本におけるWebサービスや、Webシステムなどの開発に浸透しています。Rubyの需要は高まりつつあるので、Rubyプログラマーは心しばらくの間、仕事に困ることはないでしょう。

また、Rubyの自由度が高いことから、大人数での開発には不向きとの声もあります。

大人数が参画するRuby案件の場合、ほとんどのケースで「Ruby on Rails」などのフレームワークが使われます。フレームワークにはコードの一貫性を保つための、ルールが定義されています。そのため、大人数が参画する場合でも、統一されたコードが完成しやすく、品質を維持できると言えるでしょう。

まとめ

世界中から注目を集めているRubyは、日本でも導入実績を伸ばしています。JavaやPHPなどに比べて案件数はまだまだ少ないですが、Rubyプログラマーの需要は今後も高い状況が続くでしょう。

Rubyは初心者が学びやすく、将来性が高いプログラミング言語の1つです。WebサービスやWebシステムなどの開発に興味がある人は学んでおいて損はありません。


登録フォームボタン
登録フォームボタン

SHAREこの記事をシェアする

admin