フリーランスの確定申告で会計ソフトは必要!?

フリーランスの確定申告で会計ソフトは必要!?

フリーランスで働くとなると基本的には確定申告をしなければなりません。毎年の収入を確定させてそれに応じた税金を支払わなければならないのです。金額によっては免除される場合もありますが、基本的には確定申告をしなければならないと考えておいて良いでしょう。
この確定申告をするにあたり、気になることは会計ソフトを利用すべきかということです。一般的に確定申告をするのであれば、専用の会計ソフトを利用することです。ただ、このようなソフトを利用するのも手間に感じてしまうこともあるでしょう。今回はフリーランスの確定申告で会計ソフトを利用するべきかについてご説明します。

フリーランスの確定申告でも会計ソフトは必要!

フリーランスの確定申告でも会計ソフトは必要です。以下ではその理由についてご説明を進めます。

初期の帳簿作りだけならば会計ソフトが無くても対応可能

フリーランスが確定申告において会計ソフトを利用するべきかどうかはその内容に左右されます。簡単な帳簿を作成するだけで確定申告が完了するのであれば、Excelなどで作る選択肢もあるでしょう。専用の会計ソフトを用意しなくても対応できるのも事実です。
ただ、専用の会計ソフトが必要とされていない場合でも、多少は会計の知識が必要となります。Excelなどを利用して対応するには限界が出てしまうこともあり得ます。簡単な帳簿を作るだけであれば会計ソフトは不要ですが、フリーランスとして活躍する過程で必要となりますので、早いうちから使い始めるのも良いでしょう。

白色申告ではなく青色申告なら会計ソフトは必須

フリーランスの確定申告には白色申告と青色申告があります。青色申告を選択した方が控除金額が高額になりますので、こちらを選択するための届け出をしている人も多いことでしょう。
青色申告を選択しているのであれば、確定申告に利用する帳簿を複式簿記で作らなければなりません。複式簿記は複雑な記述が必要となりますので、会計ソフトを利用しなければ入力が手間になってしまいます。つまり青色申告で確定申告をしなければならないフリーランスは、何かしらの会計ソフトが必須と言える状況です。

勘定科目が複雑など会計ソフトなしでの対応は難しい

青色申告での帳簿作成に会計ソフトが必要な理由として、勘定科目の複雑さが挙げられます。複式簿記で帳簿を作成するのであれば、勘定科目は必ず理解しておかなければなりません。
ただ、勘定科目を自分で記憶しておくのはフリーランスにとって負担の掛かることです。そのために会計ソフトを利用して、補助を受けながら入力するのが理想的なのです。全てを記憶しておかなくとも提示される選択肢などから適切な勘定科目を選べるようになります。

帳簿は保存義務があるため専用ソフトでの管理が望ましい

会計ソフトを利用することによって、複数年度の会計帳簿も管理しやすくなります。領収書などと合わせて管理しなければなりませんので、専用ソフトを利用して管理することが理想的です。
Excelなどを利用して帳簿を作成した場合、年度ごとにファイルが分かれてしまう可能性があります。ファイルが分かれてしまうとそれぞれを管理しなければならなくなってしまいます。問題なく管理できる人もいるはずですが、手間が増えてしまうのも否めません。そのような課題もありますので、帳簿をひとまとめにできる会計ソフトを利用するべきなのです。

会計ソフトの必要性を感じる3つのメリット

フリーランスが確定申告で会計ソフトを利用すると多くのメリットを感じるはずです。どのようなメリットを感じるのか、以下では3種類ご紹介します。

勘定科目を選びやすくなる

会計ソフトを利用することによって、確定申告の勘定科目を選びやすくなることがメリットです。勘定科目の設定は確定申告で特に悩みやすい部分ですので、この点を解決できれば大きなメリットとなるのです。
フリーランスが確定申告をするにあたりさまざまな経費を入力しなければなりません。この経費が税金を下げるためには重要な意味を持ちます。可能な限り経費は入力しなければならないと考えるものです。
ただ、経費を入力するにあたり重要なことは勘定科目を適切に選択することです。勘定科目の入力を間違えてしまうと、正しい確定申告ができていないことになってしまいます。内容によっては確定申告に不備があると税務署に指摘されてしまう可能性もあります。そのような事態は避けなければなりません。
会計ソフトを利用していれば正しい勘定科目を選びやすくなります。その結果、確定申告も正しくしやすくなります。

複雑な計算もスムーズになる

複雑な計算もスムーズに対応できるようになることがメリットです。
確定申告では複雑な計算をしなければなりません。例えば売上金と消費税を分離しなければならないルールがあります。しかも消費税は軽率減税がありますので、10%で計算するものと8%で計算するものを分類しなければなりません。これらを会計ソフトを利用せずにExcelなどでも様々な設定をすれば対応できないわけではありません。ただ、計算ミスをしてしまう可能性が高まります。
会計ソフトを利用していれば、簡単な設定だけで自動的に仕分けをしてくれます。また、集計する複雑な計算も機能として用意されていますので自動的に出力されます。本来は集計するために体会計な知識が必要ですが、これがなくても集計ができるようになるのです。
確定申告では入力した情報を様々集計しなければなりません。自分で計算するとなると複雑なロジックとなりますが、ソフトを利用すれば自動化できる点がメリットです。

法律対応がスムーズになる

法律対応がスムーズになる点もメリットです。
日本の会計制度は時折法改正があります。わかりやすい例で言えば消費税が変更となることがあります。また、それ以外にも税金は法律の改正によって支払金額が変更になることがあります。
フリーランスが確定申告をする際に法律が改正されていれば、新しい法律に沿った申告をしなければなりません。自分で改正された法律の内容を理解して、申告書類などを作らなければならないのです。これは言うまでもなく手間のかかる作業です。
会計ソフトを利用していれば、この部分に自分で対応する必要がなくなります。クラウドサービスとしてバージョンアップを受けられたり、アップデート用のソフトをインストールすることで対応できるのです。フリーランスが無駄なことに時間をかけることなく、法改正にも対応できる点がメリットです。

フリーランスが利用すべき会計ソフトは大きく分けて2種類

フリーランスが利用するべき会計ソフトは大きく分けて2種類あります。クラウド型ソフトとインストール型ソフトに分かれますので、以下ではそれぞれの特徴についてご紹介します。

クラウド型の会計ソフト

クラウド型はその名の通りクラウド環境で会計ソフトを利用するものです。自分の保有する端末に会計ソフトをインストールすることなく、インターネットで専用のWebサイトにアクセスして会計ソフトを利用します。インターネットに接続できる環境さえ用意できていれば利用できますので、パソコンからでもスマートフォンからでも利用できることがメリットです。
また、クラウドサービスとして提供されていますので、ソフトウェアのバージョンアップなどが自動的に行われることもメリットです。法改正などの変化に合わせてクラウドサービスを提供する側が会計ソフトのバージョンアップをしてくれます。会計ソフトに詳しくなくとも常に適切なものが利用できるという点でもメリットです。

インストール型の会計ソフト

インストール型は基本的にパソコンに会計ソフトをインストールするものです。自分で会計ソフトをインストールするための端末を用意しなければなりません。端末に直接インストールをしますので、インストールした端末でしか会計ソフトが利用できません。
ただ、端末に直接ソフトがインストールされていますので、インターネットがない環境でも利用できることが特徴です。 会計データには機密情報が含まれています。そのため、インターネットに繋がっていない環境で利用したい要望があればインストール型がおすすめです。
インストール型はソフトのバージョンアップを自分でしなければなりません。会計ソフトによって方法は異なりますが、インターネットに繋ぐなどして対応しなければなりません。確定申告をしなければならないフリーランスにとってバージョンアップに対応しない選択肢はありません。場合によっては対応する手間が発生してしまいます。確定申告のために本業以外の部分で時間をかけなければならない場合があります。

フリーランスが会計ソフトを利用して確定申告をする流れ

フリーランスが会計ソフトを利用して確定申告をする流れはどのようなものなのでしょうか。確定申告の流れをつかみやすいように、フリーランスの確定申告を簡単にご説明します。

会計ソフトに登録するデータの仕訳

最初に会計ソフトへ登録するためのデータを仕分けなければなりません。フリーランスとして活動するにあたり様々な経費が発生していることでしょう。また、フリーランスとして売り上げた金額も登録するために整理しなければなりません。登録するためには時系列が重要となりますので、1ヶ月単位ですべての情報を整理することをおすすめします。また、経費として整理するものの中には確定申告の取り扱いでは経費として処理できないものがあります。全てのものが経費として計上できるわけではありませんので、その点は意識しながら確定申告の準備をすると良いでしょう。経費の取り扱いで不明点があれば以下で紹介するクラウド会計ソフトを利用して、確定申告のサポートも契約するのも良いでしょう。このようなサポートを契約すると税理士など専門家のサポートを受けられます。誤った確定申告をして税務署に指摘されるようなことも減らせます。

会計ソフトへの入力

データの仕分けが完了したのであれば会計ソフトへの入力を進めます。どのような会計ソフトであっても画面の指示に従って入力すれば簡単に入力できるはずです。確定申告に詳しくないフリーランスでも理解しやすいように作られています。入力は難しいものであるとのイメージがあるかもしれませんが、会計ソフトの指示どおりに進めれば特に難しくありません。
なお、会計ソフトには確定申告に必要な全ての機能が揃っています。しかしフリーランス確定申告をする場合、これらすべての機能を使うとは限りません。例えば不動産の所得に関する項目は必要としないフリーランスが多いはずです。迷ってしまう部分はあるかもしれませんが、電子申告をするにあたり必要な知識です。フリーランスとして活躍するのであれば最低限は学んでおくようにしましょう。

確定申告に必要な書類を完成させる

会計ソフトに情報の入力が完了したならば、確定申告に必要な書類を完成させなければなりません。個人情報の入力が必要となりますので、指示に従って入力を進めましょう。会計ソフトによっては利用を開始する際に入力などをしなければならないこともあります。
全ての準備が完了すれば税務署に申告するための書類を出力します。会計ソフトから出力できますので、自分の申告方法に応じて適したものを出力しましょう。

フリーランスの確定申告におすすめの会計ソフト2選

フリーランスが確定申告をする際には、クラウド型の会計ソフトをおすすめします。インターネットに接続できればどこからでも利用できますし、バージョンアップの手間が発生しないなどのメリットがあります。
クラウド型の会計ソフトにも様々なものがあります。どれがフリーランスの確定申告に適しているのか判断に困ってしまうこともあるでしょう。以下ではフリーランス確定申告におすすめのクラウド型会計ソフトをご紹介します。

freee(フリー)

比較的価格で利用できることが特徴のクラウド型会計ソフトです。無料体験版も用意されていますので、まずは利用感を試せることもおすすめです。
クラウド会計ソフトの代名詞的な存在ともなっていて、提供されているサービスは充実しています。また、入力しやすいインターフェイスが採用されていることも魅力的です。連携できるサービスも非常に多く、入力を最小限に抑えられるものです。

やよいの青色申告オンライン

会計ソフトとしては有名な「弥生」が提供するクラウド会計ソフトです。弥生のブランドですので安心感が高いことが特徴です。
フリーランスの確定申告では青色申告を利用することが基本だとは考えられます。ただ、白色申告を利用するのであれば、この会計ソフトを利用することで会計ソフト代を無料にできます。白色申告ならば完全無料で利用できるクラウド会計ソフトなのです。
また、弥生のブランドらしくサポート体制が充実しています。確定申告での不明点、会計ソフトでの不明点を問わず幅広く対応してくれることも魅力です。

フリーランスの確定申告では会計ソフトを利用するべき

フリーランスの確定申告ぐらいであれば、会計ソフトは必要ないと考えているかもしれません。しかし、実際にはフリーランスの確定申告でも会計ソフトは利用するべきです。特に青色申告を選択している場合には、会計ソフトを利用しない選択肢は考えられません。
選択肢にはクラウド型とインストール型がありますが、フリーランスにはクラウド型がおすすめです。スマートフォンやパソコンなど色々な端末から利用できます。また、バージョンアップなども自動ですので、確定申告のために必要以上の手間がかかりません。
クラウド型もインストール型も費用が必要となることには代わりありません。その点を踏まえると、利便性の高いクラウド型がフリーランスにはおすすめです。


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