Java案件の特徴と単価とは?需要、今後の将来性と合わせてチェック!

Java案件の特徴と単価とは?需要、今後の将来性と合わせてチェック!

Java案件の特徴と単価とは?需要、今後の将来性と合わせてチェック!

Javaは、WEBアプリケーションから大規模なシステム開発にまで使われる、汎用性の高いプログラミング言語の一つです。Javaエンジニアは多くの業界で必要とされているため、慢性的に不足しています。そのため、フリーランスエンジニアが活躍できる幅が広いと言えるでしょう。

しかし、多くの案件があるからこそ、その中から自分の強みを生かせるプロジェクトや、スキルアップにつながる仕事を見極めるのが難しくなります。これまでの経験を生かして、安定した収入を得られる案件を見つけるためにはどうすれば良いのでしょうか。Java案件の特徴や最近の動向、将来性などから、案件選びのポイントをチェックしていきましょう。

Java案件の特徴と単価

Java案件は、業務仕様が複雑で、多くの人が携わる大規模プロジェクトが多いのが特徴です。Androidアプリケーションやゲームなどにも広く使われています。そのため、「プログラミング」や「テスト」といった下流工程だけでなく、「要件定義」、「基本設計」などの上流工程の案件も多いと言えます。

自分は、正確で速いプログラミングが得意なのか、エンドユーザーと要件を整理したり、クラス設計をしたりする方が得意なのか、これまでの経験や自分の強み、今後のキャリアプランなどを考慮して選ぶようにすると良いでしょう。

仕事によっては、進捗管理や調整業務を中心に行うリーダーの役割を任せられることもあります。プログラマーとしての知識や技術を磨くだけでなく、リーダーとしてのスキルを身につけておくと、仕事の幅が広がります。教えることが好きな人は、新入社員研修やプログラミングスクールでの講師を目指すことも可能です。

多くの人材が必要となるJava案件では、経験5年以上のフリーランスエンジニアの平均単価は月60万円から70万円(年収720万円から840万円)で、比較的高めに設定されています。一般的には上流工程であるほど単価は高くなりますが、下流工程であっても月90万円以上の好条件で働いているエンジニアもいます。期間が半年を超える求人も多いので、Javaエンジニアは、安定して収入を得やすいと言えるでしょう。

Java案件は、セキュリティの観点から在宅勤務ができる可能性は低いのが特徴です。コツコツ実績を積むことで、週2日から3日の常住案件といった、柔軟性のある働き方を目指すことができます。

Java案件に必要なスキル

Java案件にかかわらずIT業界にはトレンドがあり、必要とされるスキルは時代によって変化します。フリーランスエンジニアとして働き続けるためには、今必要とされているスキルと、今後需要が高まりそうなスキルを把握し、知識と技術をアップデートしていくと良いでしょう。

Javaに関する確かな知識と技術を持っていることを証明するために、資格を取得することも推奨されます。Javaの資格で最も知名度が高い「Oracle Certified Java Programmer(OCJP)」を取得しておくと、受注できる案件の幅が広がるかもしれません。

Java開発ではフレームワークの知識と技術も必要不可欠です。数年前まで、Java開発におけるフレームワークの主流は「Struts」でした。「Struts」はApacheソフトウェア財団が開発したもので、「Model」、「View」、「Controll」の3つの概念で構成されています。フレームワークとして多くの実績がありますが、脆弱性が見つかったこともあり、最近では「Struts」離れが進んでいます。

現在、Java開発におけるフレームワークの主流は、Rod Johnsonによって開発された「Spring」に移行しつつあります。Javaでは大規模なシステムを開発することが多く、修正や変更が多く発生します。「Spring」を使うと、1つ1つのプログラムを独立させやすく、変更作業がやりやすくなります。オブジェクト指向の考え方が徹底されており、扱いやすい点が人気のポイントです。

Java開発に携わっていると、システムをデータベースと連携させることも多いでしょう。Javaエンジニアであれば、一度は「Oracle」データベースにかかわったことがあるのではないでしょうか。世界的シェアの高い「Oracle」データベースを扱えることは、エンジニアとして大きな強みとなります。Oracle社が実施している資格「Oracle MASTER」を取得しておくと、エンジニアとして活躍の幅が広がることでしょう。

Java案件の最近の動向

様々なシステム構築に使えるJavaですが、最近では「企業の基幹システム」、「WEBオープンシステム」、「Androidアプリケーション」の3つの案件が多い傾向にあります。

Javaでの開発が主流となっている「企業の基幹業務システム」と「WEBオープンシステム」の案件は、複雑で、大規模なものが多く、高単価での受注が期待できます。

スマートフォンやタブレットで動く「Androidアプリケーション」の開発にもJavaが使われています。現状では、多くの案件がありますが、Javaと比べてコーディングが少ない「Kotlin」の採用が進んでいく可能性があります。「Androidアプリケーション」の開発を今後も続けていきたい場合は、「Scala」や「Kotlin」など、新たなプログラミング言語の勉強をスタートさせておくと良いかもしれません。

Java案件の今後の需要と将来性

Javaは拡張性が高く、導入実績が多く、企業は安心して採用することができる言語です。そのため、今後も様々な分野で使われ続けていくことが予想されます。

Androidアプリケーションの開発、企業の基幹業務システムの開発、現行システムの追加開発など、バリエーション豊かな案件を安定して望むことができます。最先端の技術に触れる機会も多く、スキルアップを目指すことも可能です。

求人数、年収の推移を見ても、今後しばらくはJavaエンジニアの人手不足は続くことが予想されます。したがって、フリーランスエンジニアは安定した収入を得られることでしょう。

しかし、GoogleがAndroidの開発言語を「Kotlin」にすることを公表していることもあり、Androidアプリケーションの開発におけるJava案件は減少する可能性も否定できません。ビッグデータを取り扱うシステムでは、Scalaが人気になりつつあることも頭に入れておくと良いでしょう。

今後数年間は安定した仕事と収入を望むことができますが、Java周辺のフレームワークや勢いのあるプログラミング言語を勉強しておくことが推奨されます。

まとめ

サーバサイドの開発やAndroidアプリケーション開発などJavaの案件数は、現在のところ増加傾向にあります。Javaで作られたシステムの運用や追加開発にも多くのエンジニアが必要となり、しばらくはJavaエンジニアの需要は高いままであることが予想されます。経験を積み重ねることによって、安定した仕事と高収入を望むことができるでしょう。

しかし、「Scala」や「Kotlin」の登場により、Javaの開発案件が減少に転じる日がくるかもしれません。フリーランスエンジニアにとって、現状維持は大きなリスクになります。アンテナを高く張って最新のニーズを把握し、新しいスキルを習得し続けていくと安心です。


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