Javaの学習方法|初心者向けの本や入門サイトなどおすすめの勉強方法を紹介

Javaの学習方法|初心者向けの本や入門サイトなどおすすめの勉強方法を紹介

Javaは世界的に利用されているプログラミング言語です。幅広い需要があるため、これから新しくJavaのスキルを身に付けたいと考える初心者の人は多いでしょう。

ただ、Javaを学習する方法は様々あり、結局のところ初心者が何をすれば良いのか判断がつかない人も多いでしょう。今回は初心者がJavaの学習を始めるにあたり、どのような学習があるのか基本的な流れなどを解説していきます。

初心者におすすめのJavaを学習する基本的な流れ


初心者がJavaを学習する流れはいくつか考えられますが、今回はその中でも標準的な学習方法をご説明します。

Javaの学習計画を立てる

まずはJavaの学習計画を立てましょう。Javaは学習すべきことが非常に多く、計画的に勉強しなければいつまでたっても終わりません。まずはどこまで勉強するかを計画立てて、定めたゴールに向かって勉強しましょう。

学習計画を立てる際は、後ほどご説明する学習本や学習サイトなどを参考にしましょう。それぞれ体系的に学べるようになっているため、それを踏まえていつまでにどこを学習するか決定するのがおすすめです。例えば、学習本を利用するならば、「〇月までに章まで理解する」などと学習計画を立てましょう。

なお、学習計画を立てる際は、ある程度余裕を持たせておくのが理想的です。途中で計画が崩れてしまうと、人間はやる気を失ってしまう傾向にあります。時間に追われていない限りは、何かしら急用が入っても計画通りに進められるような日程としておきましょう。

Javaの学習環境を構築する

実際にJavaを学習するための環境を構築します。Javaに限らずプログラミング言語は事前に環境構築が必要です。時間を要する場合があるため、計画的に準備するようにしましょう。

Javaの学習環境を構築する方法はいくつかあり、具体的には以下が考えられます。

  • JDKをインストールする
  • Eclipseをインストールする
  • オンライン上で開発できるクラウドサービスを契約する

基本から学びたいのであればJDKと呼ばれるJavaの開発環境を用意すると良いでしょう。コンパイルなど基本的な知識が学べるため、初心者でもJavaについて詳しくなれます。

ただ、JDKを利用した開発には時間を要するため、統合開発環境であるEclipseを利用するのが一般的です。Eclipseを利用すればプログラミングもコンパイルもEclipseだけで完了できるため、初心者でも効率良くJavaの学習ができます。

また、最近はEclipseのような統合開発環境がクラウドサービスで提供されています。ものによっては有料とはなってしまいますが、契約するだけですぐに学習環境の構築が完了するため、こちらも検討してみてよいでしょう。

Javaの基本文法を習得する

準備が完了したならば、Javaの基本的な文法を学んでいきましょう。Javaを学習するにあたり、最低限身に付けておかなければならない文法があります。後ほど紹介する本やサイトなどを活用して確実に身に付けていきましょう。

Javaの文法で身に付けておかなければならないのは、プログラムの記載方法です。変数の定義やループ処理、ライブラリの読み込み方法などJava独自の書き方があります。他のプログラミング言語と似ている部分はありますが、Java初心者ならば丁寧に覚えていきましょう。

また、Javaを学習するにあたり必ず理解してもらいたいのが型宣言です。Javaはプログラミング言語の中でも型宣言を特に重要視しています。ここが理解できていないと、初心者はJavaの理解につまずくと言っても過言ではありません。どの本やサイトでも丁寧に解説されているため、必ず身に付けておきましょう。

Javaに関する知識のうち、どこまでを基礎知識と定義するのかは本やサイトによって異なります。定義の違いによって学習範囲が異なるため、その点は認識しておいてください。

ライブラリやフレームワークを習得する

基本知識と合わせてライブラリやフレームワークについても理解していきましょう。Javaの開発ではこれらを利用する場面が多々あります。初心者でも利用できなければ開発に困ってしまうため、使いこなせるようになっていきましょう。

そもそもライブラリやフレームワークとは、Javaの開発に必要なソースコードをまとめたものを指します。Javaの開発では多くのソフトウェアで利用される王道のソースコードがあります。例えばデータベースへの接続は多くのソフトウェアで利用されます。

このようなソースコードをエンジニアが毎回実装していては時間の無駄が生じます。そのため、無駄を排除するために、事前に開発しておいたプログラムを集めたライブラリやフレームワークが存在します。

ライブラリもフレームワークも自分で作るものと他人が作ったものがあります。他人が作ったものは無料のものと有料のものがあり、状況に応じて適切なものを選択して利用します。

なお、ライブラリやフレームワークは非常に多くの種類があります。必要になったタイミングでその都度知識を増やしていくと良いでしょう。

実践的な開発に取り組む

ある程度必要な知識が身に付いたら、あとは開発をしていくだけです。初心者から中級者になるためには、数多くの開発を経験していくのが一番です。

開発する対象は自分の好みで選ぶと良いでしょう。まずは学習本やサイトの課題について開発し、そこからは自分が開発してみたいものにチャレンジするのがおすすめです。便利ツールなど一般的に公開されているソフトウェアを真似て開発してみるとスキルアップできます。

初心者向けのJava学習本


初心者がJavaを学習するためには、学習本を利用するのが無難です。Javaの初心者向け学習本は多数出版されているため、それらの中から特におすすめのものをピックアップしてご紹介しています。

スッキリわかるJava入門 第3版

「スッキリわかるJava入門 第3版」は、初心者に必要なJavaの基本文法を中心に解説している学習本です。ご説明したとおり、Javaについて学習すべき部分は多いですが、その中でも開発で利用するかつ初心者が知っておくべきポイントがピックアップされています。また、それらに加えてJavaの開発では必ずといっても良いほど必要となる、オブジェクト指向についても解説されています。

「スッキリ」と書かれているとおり、全体的に初心者がつまずきやすいポイントが丁寧に解説されています。初心者は同じ部分で失敗したり間違えたりするケースが多く、それらについて丁寧なフォローがあります。筆者が開発をしたり、Javaの講師をしたりして得た経験についても触れられているため、初心者が気になりやすいポイントが上手く文章化されています。

Amazon:スッキリわかるJava入門 第3版

新わかりやすいJava 入門編 第2版

「新わかりやすいJava 入門編 第2版」は、Javaの開発に必要な基本知識を中心に解説している学習本です。基本知識が中心であるため、Javaの初心者で丁寧に基礎から学びたい人におすすめです。特に今までプログラミング経験が無く、Javaの開発が初めてである人に利用してもらいたい内容となっています。

初心者がJavaについて学習しやすいように、こちらの本では解説と問題演習がセットになっています。学習本によっては問題演習が章末などにまとめられていますが、そのようなタイプではなく、簡単な演習が数多く掲載されているタイプです。簡単な問題演習を繰り返す仕組みであるため、自分にどの程度Javaの知識が定着しているのか確認しながら学習できます。

Amazon:新わかりやすいJava 入門編 第2版

新・解きながら学ぶJava

「新・解きながら学ぶJava」は、Javaの問題を解きながら学習する学習本です。問題演習が中心となっているため、完全な初心者ではなく少し学習が進んでいる初心者におすすめです。いきなりこちらの本から学習を開始してしまうと、問題演習が中心でつまずいてしまうかもしれません。

基本的には問題演習をしながら学習するものですが、演習の答えを中心に学習する方法もあります。実装方法について深く考えるのではなく、答えを確認して実装方法を学んでいくのです。悩みすぎていては時間が無駄に過ぎてしまうため、まずは答えを確認して実装方法を理解してしまうのも良いでしょう。

ただ、どのような使い方でも多少はJavaの知識が必要です。初心者の中でも基礎知識を身に付けてから利用するべきです。

Amazon:新・解きながら学ぶJava

初心者向けのJava学習サイト

続いては初心者がJavaを学習する際に利用してもらいたい学習サイトをご紹介します。

Progate

プログラミングを学習するサイトの中でも特に利用されているのがProgateです。Javaの初心者でも、Javaの概要について学べるコースが設けられています。

Progateの特徴は説明にイラストが多用されていることです。直感的に利用できるように図示されているため、Javaの初心者でも内容を理解しやすいでしょう。特に他のプログラミング言語を経験していれば吸収しやすいはずです。

ただ、Javaのコースは進度が早く丁寧に進めないとつまずいてしまうかもしれません。Progateと学習本などを併用して、深堀りしながら学習するのもおすすめです。

参照:Progate公式サイト

Codecademy

Codecademyは多くのプログラミング言語を学習できるWebサイトです。アメリカの企業が運営していて、世界的にプログラミングの初心者に利用されています。

コンテンツとしては充実しているため、初心者がJavaを学習する方法としておすすめです。ただ、Codecademyは英語で表記されているWebサイトであるため、語学力が求められてしまいます。英語に苦手意識がある場合は利用しにくいでしょう。

ただ、必要とされている英語力は高いものではないため、まずは一度理解できるかどうか試してみることをおすすめします。また、英語が読めなくともGoogle翻訳などで翻訳する選択肢があり、これらを上手く組み合わせて利用すると効率の良い学習ができるかもしれません。

参照:Codecademy公式サイト

初心者向けのJava対応動画サービス

最近は動画を利用してプログラミングを学習できるサービスが増えてきています。これらの中でJavaに対応しているものをピックアップしてご紹介します。

ドットインストール

ドットインストールは動画でプログラミングをマスターすることを目的とした学習サービスです。短時間の動画を駆使して、初心者でも効率よくプログラミングスキルを高められるように考えられています。

対応している言語はWeb系を中心にJavaも含まれています。また、Javaについては環境構築から動画が用意されているため、この点では他のサービスよりも丁寧です。加えて中級者向けの内容も多く、初心者から中級者へのレベルアップにもチャレンジできます。

参照:ドットインストール

Paizaラーニング

paizaラーニングは動画を利用してJavaなどプログラミング言語を学べるサイトです。文章やスライドを読むだけではなく、動画で説明されているため理解しやすい特徴があります。初心者で専門用語などが理解できない場合は、動画で説明されているpaizaラーニングがおすすめです。

動画は単元ごとに細かく分割されていて、1本あたり3分程度です。新しい知識を少しだけ学習し、それを利用して演習などを行います。単純に動画を閲覧するだけではなく、プログラミングできる環境が用意されていて、そこで問題演習が可能です。

また、動画の内容について質問ができるサービスが提供されています。学習サイトは一方通行の学習になりがちですが、paizaラーニングならばその問題も解決しやすくなっています。

参照:Paizaラーニング

まとめ

初心者向けのJava学習方法についてご説明しました。Javaの学習方法には多くの種類があるため、ここでご説明した内容を中心に自分なりの学習方法を確立するようにしてみましょう。

また、学習する際には学習本かWebサイトを利用するのが一般的です。どちらにもメリットとデメリットがあるため、自分に適した方法を選択すべきです。どの方法が良いとは一概には言い切れません。

なお、開発環境の構築については初心者がつまずきやすい部分です。そのため、開発環境の構築について、丁寧に解説されていたり事前に用意されていたりするものがおすすめです。

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