年収が高いフリーランスエンジニアから学ぶ！年収を上げる方法とは！？

多くのフリーランスエンジニアが気にしていることが年収です。フリーランスエンジニアとして働きだしたものの、思ったように年収が上がらないと感じている人がいます。フリーランスエンジニア＝高年収とのイメージが崩れている状況なのです。
ただ、フリーランスエンジニアで高年収を得ている人が多数いるのも事実です。この差はどこにあるのでしょうか。年収が高いフリーランスエンジニアから学ぶ、年収を上げる方法についてご説明します。

フリーランスエンジニアになっても年収が上がらないと感じる人は多数存在する

フリーランスエンジニアは年収が高いものであるとイメージしている人が多いことは冒頭でご説明しました。しかし、これはイメージであり実際には年収が上がらないと感じている人は多数存在します。まずはこの点について掘り下げて理解していきましょう。

フリーランスエンジニアでも会社員より少ない年収のことも

フリーランスエンジニアは年収が高額になるとのイメージが強い中で、実際には会社員よりも低い年収の人が多数います。会社員を辞めてフリーランスエンジニアになったにも関わらず、年収が下がってしまう人もいる状況です。フリーランスエンジニアとしてうまく活躍できていないのです。
フリーランスエンジニアになれば年収が上がると短絡的に考えて会社員を辞めてしまう人もいます。しかし、これは間違った考え方です。勘違いをして何も考えずにフリーランスエンジニアへの転身を決断することは避けなければなりません。

フリーランスエンジニアの年収が低い要因

フリーランスエンジニアの年収が低い要因はどこにあるのでしょうか。何を改善するべきなのでしょうか。理由としては以下が考えられます。

• 単価の低い案件ばかり受注する
• 拘束時間が長すぎる案件を選択する
• 単価の交渉力がない
• スキル不足

理由は一例ではありますが、これらの理由からフリーランスエンジニアになったにも関わらず年収が低い人が多々います。
確かにフリーランスエンジニアとなったからには働き続けなければならないのも事実です。多少単価が低かったとしても、案件を取らなければ収入がなくなってしまいます。そのため、年収が下がってでも何かしらの案件を取る人が多いのです。
しかし、単価の低い案件を取り続けると年収は下がる一方です。場合によっては時間だけが過ぎていくことが考えられます。言い換えるとこれを避けることでフリーランスエンジニアとしての年収を上げられます。以下では具体的にやるべきことをご説明します。

フリーランスエンジニアの年収を上げる3つの方法

フリーランスエンジニアの年収を上げる方法は3つです。これらについて具体的にご説明します。

受注単価を上げる

単純なものでは受注単価を上げるということです。単価の高い案件を取得すれば必然的に年収は上がります。受注単価を上げるためにやらなければならないことの例は以下が挙げられます。

• 低単価の案件を避けて高単価に備える
• 自己研鑽でスキルを上げる
• フリーランスエージェントを利用する
やるべきことは単純であり、高単価の案件がとれるように用意をすることです。低単価の案件に参画しているがために、高単価の案件を取れないような状況を避けるのです。これには勇気が必要ですが、年収の高いフリーランスエンジニアは高単価の案件に絞っている人が多いようです。
ただ、高単価の案件は求められるスキルも高度であることが大半です。スキルに見合った単価が設定されています。つまり、自分のスキルを上げていなければ高単価の案件は取れないのです。クライアントが求めるスキルを身に着けておくことは最低限の条件です。
高単価の案件に出会えないのであればフリーランスエージェントを利用するのも良いでしょう。スキルさえあれば様々な案件を紹介してもらえます。手数料は発生してしまいますが、実績を積む段階ではこれらをうまく活用することでも年収を上げられます。

武器になるスキルを2-3種類持つ

フリーランスエンジニアは武器になるスキルを2-3種類持つことで年収を上げられます。スキルがあれば受注できる仕事の内容が広がりますし、スキルを高めれば高単価の案件を受注することにも繋げられます。
年収を上げるためにスキルを高める必要があることは想像に難くないでしょう。低いスキルのフリーランスエンジニアは淘汰されてしまいます。年収を上げることなど不可能であると言っても過言ではありません。そのため1つのスキルを伸ばし続けることに特化している人はいます。
これも間違った選択ではありません。しかし、今回おすすめするのは1種類ではなく2-3種類のスキルを身に付けるということです。例えば以下のようなことが考えられます。

• プログラミングと英語対応
• プロジェクトマネジメントと英語対応
• Webコーディングとデザイン

IT業界のエンジニアは何でも屋より高いスキルを持った「特化」している人材が好まれる傾向があります。ただ、これだけでフリーランスエンジニアとして年収を上げるのは難しい部分もあります。
そのため、ITスキルと語学スキルなど武器を2つ用意して、両刀で戦うことが理想的です。1つのスキルを極めるためには非常に時間がかかります。すぐに年収を上げられる方法ではないのが事実です。しかし、スキルを組み合わせる方法であれば、簡単に他のフリーランスエンジニアに差を付けられます。スキルの組み合わせで年収を上げる方法です。

働き方を見直す

フリーランスエンジニアとしての働き方を見直す方法があります。そもそも、フリーランスエンジニアとしての働き方は以下の4種類があるとされています。

• 副業系すきまワーカー
• 副業系パラレルワーカー
• 自由業系フリーワーカー
• 自営業系独立オーナー

上から下へ進むにつれて参入のハードルは高くなります。ただ、それと同時に期待できる年収も上がるという特徴があります。
フリーランスエンジニアとしての働き方が副業系である場合には、どうしても対応できる時間から年収には限界があります。年収を上げようと思っても、高単価で拘束時間が長いような案件は取れないのです。そのため思うように年収を上げられないケースが多々あります。
そのような状況の場合には、まずはパラレルワーカーとなりフリーランスエンジニアとしての時間を確保することが重要です。これをすることで実績も積みやすくなり、年収を上げることに繋げられます。
自由業系フリーワーカーとなると会社員をやめることになります。何も考えていなければ、会社員よりも年収が下がることも十分にありえる選択です。フリーランスエンジニアとしての働き方を変えることで年収が上がる可能性はありますが、タイミングについては適切な見極めが必要です。

営業力の高さがフリーランスエンジニアの年収を上げることもある

営業力の高さでフリーランスエンジニアは年収を上げられることもあります。この理由についても以下でご説明します。

クライアントの要望に合致していれば高単価でも発注してもらえる可能性はあり

フリーランスエンジニアは高いスキルでクライアントの要望に応えることが求められいます。発注する側はスキルの高さに魅力を感じて、フリーランスエンジニアに発注することを選択しているのです。
見方を変えてみると、フリーランスエンジニアはスキルの高さを営業できれば高単価の発注を得られる可能性があります。クライアントに対して高単価でも価値のある人材であると思わせれば発注してもらえる可能性があるわけです。いかに上手く営業ができるかが鍵を握るのです。
スキルが高いフリーランスエンジニアは高単価であることが大半です。ただ、クライアントにスキルの高さや魅力を伝えられなければ、単価の高さから敬遠されてしまうこともあります。自分で適切な営業をして、クライアントの求めるスキルを保有していることをアピールすることが重要なのです。

自分を適切に売り込めば年収は上がる

自分を適切に売り込める営業力があれば年収は上がります。
クライアントは基本的に可能な限り低価格で発注したいと考えています。これはエンジニアに限ったことではなく、経費は最低限に抑えたいと考えているものです。そのため、自分の魅力をアピールできなければ単価を上げることで切られてしまうことも考えられます。
逆に自分の魅力を適切に売り込みしていると、クライアントは他の人では代替できないと感じやすくなります。その結果、単価を上げたとしてもそのまま発注をもらえる可能性が高まります。つまり、年収を上げることに繋がるのです。
年収が高いフリーランスエンジニアは、自分の魅力を適切に売り込む営業力に長けています。自分の価値を正当に評価してもらうことで高単価となり、高年収を得ることにつながっているのです。

年収の高いフリーランスエンジニアの働き方



年収の高いフリーランスエンジニアはどのような働き方をしているのでしょうか。年収を上げるために真似をしたいことについてご説明します。

必要以上の残業をしない

フリーランスエンジニアにも残業という概念は存在しています。明確に勤務時間が定められていないこともありますが、一日あたりの勤務時間が8時間を超えれば残業であると考えてよいでしょう。年収の高いフリーランスエンジニアはこの「残業」を最小限にしています。
理由は単純で残業時間が長くなると「スキル不足のフリーランスエンジニア」と判断されてしまう可能性があるからです。クライアントがフリーランスエンジニアに求めるものはスキルの高さです。この期待を裏切るようなことはしてはならないのです。そのため、残業は必要以上にしてはいけません。
残業も無く適切に仕事をこなしていると、クライアントからは「スキルの高いフリーランスエンジニア」と認識されます。この状態になれば、単価交渉もしやすくなります。つまり、年収を上げることに繋げられるのです。

計画を立てて行動する

年収の高いフリーランスエンジニアは計画を立てて行動しています。特に目標を立ててから行動し、結果を振り返ることを繰り返しています。
フリーランスエンジニアが立てるべき計画は様々あるでしょう。日頃の支出を踏まえて、どの程度の収入が必要となるか「売上目標」を計画として立てなければなりません。また、スキルアップをしなければフリーランスエンジニアはトレンドから取り残されてしまいます。そのため「教育目標」などを立てて自己研鑽する必要もあります。
重要なことは計画を立てて実行し、振り返りをすることです。計画が適切なものであったのかを振り返ることが求められます。計画を立てるだけでは意味がありません。
計画通り進められなかったのであれば、その理由を考えなければなりません。その理由を解決することで、自分がよりよいフリーランスエンジニアになれる可能性があるのです。
なお、これらのサイクルのことをPDCAサイクルと呼びます。Plan(計画)・Do(実行)・Check(評価)・Action(改善)の省略形であり、計画を立てて行動することの基本的な考え方です。

規則正しい生活を意識する

在宅でも働けることがフリーランスエンジニアの魅力です。案件に左右される部分はありますが、在宅で自由に働くことを夢見てフリーランスエンジニアを選択する人もいます。
在宅で働くことが悪いわけではありませんが、規則正しい生活は意識しなければなりません。特に高単価で働くフリーランスエンジニアはクライアントとの信頼関係が重要です。タイムリーな対応が求められることもあります。これに対応できるように、在宅であっても規則正しい生活を意識しなければなりません。
また、在宅ではない案件では会社員と同様に通勤をしなければならないことがあります。フリーランスエンジニアだからといって、遅れて出勤しては信頼関係に影響することもあります。そのようなことを避けるために、フリーランスエンジニアでも規則正しい生活をすることが大切です。

本業以外のことは外部のサービスを活用する

本業以外のことには時間を割かないことが年収を上げるコツです。場合によっては外部のサービスを活用することも考えなければなりません。
例えばフリーランスエンジニアが対応しなければならないことに確定申告の準備があります。日ごろから領収書の入力をしたり、入力時には勘定科目の確認をしたりしなければなりません。これらはフリーランスエンジニアの大半にとっては不要な知識であり、学習や対応に時間を取られることは避けたい部分でしょう。
これらの作業は外部のサービスを活用することで簡単に解決できることがあります。上記の例であれば、確定申告をサポートするサービスはいくつも存在しています。利用料は必要となることが大半ですが、クラウドサービスを活用することで対応時間の短縮が図れることもあります。
本業以外のことに割く時間を短くできれば本業に時間を割きやすくなります。稼働できる時間が長くなるなどの効果が期待できますし、休息が取りやすくなりパフォーマンスが上がるなどの効果も期待できます。

フリーランスエンジニアは年収を上げるための行動が求められる

何も考えずにフリーランスエンジニアになってしまうと、年収は会社員より下がってしまうこともありえます。フリーランスエンジニアだから高年収であるとの認識は改めなければなりません。
皆さんがやらなければならないことは、フリーランスエンジニアとしての年収を上げるための行動をすることです。行動をすれば年収が上がるとは限らないのも事実ですが、何もしなければ年収は上がらないままです。
やるべきことは一般論や年収が高いフリーランスエンジニアから学ぶなどがあります。全てを自分に取り入れられるとは限りませんが、学び実践できることは取り入れて年収を上げられるようにしてみましょう。