フリーランスがエージェントを探す際に役立つカオスマップを紹介!

フリーランスがエージェントを探す際に役立つカオスマップを紹介!

近年、フリーランスに役立つエージェントサービスが増えてきました。皆さんの中にも、すでにエージェントを活用している人がいるのではないでしょうか。また、まだ活用には至っていないものの、興味を持っている人も多いはずです。

とはいえ、今の時代はエージェントサービスの数が非常に多く、どのように探せばよいのか、どこへ依頼すればよいのかと疑問を持つ人も少なくありません。今回は、フリーランスHubが公開している、エージェントを活用する際に役立つカオスマップと、フリーランスエージェントの選び方について解説します。

そもそもフリーランスエージェントとは?

フリーランス向けのエージェントを簡単に説明すると、「案件を探し出し、仲介してくれるサービス」です。

フリーランスエージェントの概要

本来、フリーランスは自分自身で案件を見つけ、受注に向けて交渉を進めなければなりません。ただ、このような作業は時間と労力がかかり、業務にも悪影響を与えてしまいます。そこで、この問題を解決する手段として登場したのがフリーランスエージェントです。

エージェントサービスを利用すれば、自分の条件に合った案件を担当者が探し出してくれます。さらに、その案件の提案を受けたうえで、参画するかどうかを選ぶという「受け身型の営業活動」が可能です。これにより、自身で営業活動を進める必要があった「従来の営業」を根本的に変革できます。

加えて、フリーランス向けのエージェントは、参画期間や単価などの交渉にも関与してくれるケースがほとんどです。可能な限り収入の最大化を図ってくれることも、フリーランスエージェントの大きな魅力といえるでしょう。

無料と有料が存在する

基本的に、フリーランスエージェントは無料で利用できるサービスです。ただし、すべてのサービスが無料とは限らず、有料のエージェントサービスも存在します。

そのため、各社の公式Webサイトで料金体系を確認しておくことが重要です。利用前には、必ず目を通しておきましょう。

フリーランスHubとは

今回は、フリーランスHubが公開している「【2025年版】フリーランスエージェントカオスマップ」を紹介します。その前に、フリーランスHubがどのようなサービスであるかを紹介します。

フリーランスHubは、提携する20社以上のフリーランスエージェントの案件を一括検索できるプラットフォームです。本来、個別に複数のエージェントへ登録しなければ見られない案件も、フリーランスHubに1回登録するだけでまとめて検索・閲覧可能になります。事前準備も不要で、登録すればすぐに利用できるのが大きなメリットです。

フリーランスHubを用いる場合、主に以下の使い方が考えられます。

  1. フリーランスHub上で案件を検索
  2. 気になる案件を見つけたら、該当エージェントへ応募
  3. 応募後は、そのエージェントの担当者と面談・交渉を進めていく

なお、フリーランスHubは幅広い利用者を想定しており「どのような案件があるか知りたい」「自分の市場価値を確認したい」など初心者フリーランスも、「高単価案件を探したい」「難易度の高い案件に参画してスキルアップしたい」など中堅以上のフリーランスも利用しやすくなっています。

参考:フリーランスHub

フリーランスHubの【2025年版】フリーランスエージェントカオスマップ


フリーランスHubを提供するレバレジーズ株式会社は、多様化する時代を踏まえ、フリーランス向けのエージェントカオスマップ「【2025年版】フリーランスエージェントカオスマップ」を公開しています。

カオスマップでは、フリーランス向けエージェントがエンジニア・クリエイター・コンサル・マーケターと4つの区分で紹介されています。どのエージェントがどの区分であるかひと目で把握できるため、どのエージェントを候補に挙げれば良いかイメージしやすいでしょう。

フリーランスエージェントの選び方

カオスマップからも分かるように、フリーランスエージェントには非常に多くの種類があります。これらの中から自分に合ったエージェントを選ぶ際に、押さえておきたいポイントを紹介します。

案件数と種類

フリーランスエージェントが保有している案件数は非常に重要なポイントです。基本的に、案件数が多ければ多いほど、自分に適した案件を見つけやすくなります。どれだけの案件を保有しているかは、各エージェントのWebサイトに記載されていることが大半です。事前に目を通して、案件の母数を確認しておくとよいでしょう。

加えて、どのような種類の案件を扱っているかも重要です。たとえば、エンジニア向けのフリーランスエージェントであっても、開発案件が多いところもあれば、システム設計やインフラ運用に特化しているところもあります。

エージェントによって取り扱う案件の傾向が異なる点は理解すべきです。自分のスキルや経験にマッチした案件が多いかどうかを確認することが、案件獲得の近道といえます。

手数料や支払いサイト

フリーランスエージェントの利用自体は無料であるケースが多いですが、実際に契約が成立した場合、報酬に対して手数料が発生するため、注意が必要です。事前に報酬の総額と、それに対して何%の手数料が発生するのかを確認しておくとよいでしょう。手数料の低いエージェントを選べば、手元に残る金額を多く確保することができます。

ただし、フリーランスエージェントによっては手数料を公開していないことも事実です。また、プロジェクトによって手数料が変動することもあるため、事前の確認が難しい場合もあります。手数料込みでの契約条件が明示されていれば理想的です。明示されていないならば、事前に問い合わせるか、実績のあるエージェントを選ぶことを意識しましょう。

また、支払いサイト(=報酬の振込までの期間)も重要な比較ポイントと考えられます。これはフリーランスとしてのキャッシュフローに直結する要素だからです。できるだけ短い支払いサイトのエージェントを選ぶことをおすすめします。

サポート体制

フリーランスとしての活動を、どれだけサポートしてくれるかも大切なポイントです。たとえば、エージェントによっては、福利厚生サービスを提供しているところがあります。フリーランスは会社員と比べて手厚い待遇を受けづらいですが、このようなサポートが整っていると非常に魅力的です。他にも、疾病などによる休業時に保険金が支給される制度を設けているエージェントも存在します。

サポート内容は多岐にわたるため、詳細な比較は難しいかもしれません。そのため、まずはサポート体制があるかどうかを確認しましょう。そのうえで、サポートがある場合には、自分が利用しそうな制度がどれだけ含まれているかを基準にして選ぶことをおすすめします。

カオスマップを活用したフリーランスエージェントの選定術


今回は、フリーランスHubが公開するカオスマップを紹介しながら、それを活用したフリーランスエージェントの選定術を解説します。

自分の強みを明らかにする

まずは、自分が提供できるスキルや強みを明確にすることから始めましょう。以下のような観点で整理するとよいでしょう。

  • 専門領域(例:フロントエンド、バックエンド、インフラ、UI/UX など)
  • 使用可能な技術(例:JavaScript、Python、Adobe XD など)
  • 経験年数やプロジェクト実績

また、Web開発を担うフリーランスのように「ITスキル」「デザインスキル」など複数のスキルを持っている場合は、それぞれのスキルについても整理しておくことが重要です。

あわせて、希望する働き方も考えておきましょう。たとえば、フルリモート・週3日稼働・副業スタイルなどが該当します。特に「週5出社以外」での勤務を希望する場合は、明確な希望条件を持っておくことが大切です。

カオスマップで該当するエージェントを確認

スキルの棚卸しが完了したら、カオスマップを参考に、どの領域のエージェントに相談すべきかを検討しましょう。フリーランスHubが公開するカオスマップは、大きく4つのカテゴリに区分されています。

自分のスキルが複数の区分に該当する場合は、どの領域で活躍したいかを明確にすることが重要です。
たとえば、Webクリエイターであれば「ITエンジニアとして、コーディングや開発を中心に活躍する」「クリエイターとして、デザインやUI設計を中心に活躍する」といった複数の道があります。進みたい方向性と相談先のエージェントを一致させなければ、自分の希望に沿った案件を受注できない可能性があるため注意が必要です。

フリーランスエージェントへの登録

自分に合ったフリーランスエージェントが見つかったら、まずは登録を行いましょう。アカウントを作成してプロフィールやスキルシートを入力すると、エージェントの担当者から連絡が入り、面談がセットされるはずです。その際に、自分の希望条件や働き方をしっかり伝え、案件を提案してもらいましょう。

また、フリーランスエージェントは一社に絞らず、複数登録して比較検討することをおすすめします。というのも、各エージェントが扱っている案件や単価には差があるためです。ただし、同じクライアントの案件に対して複数のエージェントから重複応募することはトラブルのもとになるため、注意が必要です。

フリーランスエージェントを利用する際のよくある質問

これから新しくフリーランスエージェントを利用したい人に、よくある質問についてまとめました。

Q. 複数のフリーランスエージェントに登録すべき?

基本的には複数登録をおすすめします。同じ業種・職種を扱うエージェントでも、保有案件や得意とする業界が異なることが多いためです。複数登録することで、さまざまな案件に出会えるチャンスが広がります。

ただし、あまりに多くのエージェントに登録すると、メール通知や面談調整などの対応に手間がかかるようになりかねません。そのため、まずは2〜3社程度に絞って登録・比較し、必要に応じて増やしていく方法が現実的でおすすめです。

Q. フリーランスエージェントの登録に必要なものは何ですか

フリーランスエージェントによって、登録時に求められる情報は多少異なりますが、多くのエージェントで共通して必要になるものは以下のとおりです。

  • 経歴書
  • スキルシート
  • ポートフォリオ
  • 希望する働き方や単価などの条件

なお、これらを自分で作成して提出する形式と、エージェントが用意したフォームに沿って入力・提出する形式の2種類があります。近年では、専用フォームに経歴やスキルを入力して提出するスタイルが主流となってきました。エージェント側の指示に従うようにしましょう。

また、ITエンジニアやクリエイターの場合、ポートフォリオの提出は非常に重要です。これはエージェントの担当者だけでなく、クライアントがスキルを判断する材料としても使われます。ポートフォリオは自分で作成する必要があるケースが多いため、専用のWebサイトやポートフォリオテンプレートを活用して事前に準備しておくことが大切です。

Q. 手数料はどの程度発生しますか

フリーランスエージェントの詳細な手数料は非公開であることが多いですが、一般的には10%〜30%程度であると考えられています。案件の単価や契約期間、スキルレベル、交渉状況などによって手数料は変動しがちで、一概には言い切れません。

また、エージェントとの交渉によって、提示された手数料が調整されることもありえます。内容を鵜呑みにせず、条件について交渉する意識も大切です。

まとめ

フリーランスとして活躍したいのであれば、自分に合ったエージェント選びが非常に重要です。安定して案件を紹介してくれるエージェントと出会えれば、キャリアを確立し、成功への道を着実に進むことができるでしょう。逆に、理想的なエージェントと出会えなければ、案件の獲得が不安定となり、結果としてフリーランスを断念する可能性すらあります。

今回紹介したフリーランスHubのカオスマップは、自分に最適なエージェントを視覚的に探せる便利なツールです。そのため、「自分に合ったフリーランスエージェントを探したい」と考えている方は、まずこのカオスマップを参考にしてみると良いでしょう。自分に最適なエージェントをスムーズに見つけやすくなり、希望に合った案件を獲得できる可能性が高まります。

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admin