技術ブログのメリット|案件獲得につながる理由・書き方を紹介!

技術ブログのメリット|案件獲得につながる理由・書き方を紹介!

最近は技術ブログを書くエンジニアが増えてきています。Googleなどの検索エンジンで検索すると、様々な分野のエンジニアが多くのブログを公開しています。

このようなブログが公開されていると、気になるのは「技術ブログのメリットとは何か」「エンジニアの案件獲得に役立つのか」「書き方はどうしたらいいのか」との部分ではないでしょうか。今回はこの疑問に答えていきます。

技術ブログは案件獲得につながる!3つの理由とは

結論から書くと技術ブログは案件の獲得につながります。クライアントがエンジニアに仕事を依頼するかどうかの判断材料として利用されるのです。どのような観点から案件獲得につながるのかをご説明します。

理由1:自分の保有する知識や技術を示せる

「技術ブログを書けるだけのスキルがある」と判断されることで案件獲得につながります。特にクライアントの求める技術について記事があれば、エンジニアとして高い評価を受けやすくなります。

基本的に技術ブログを書くためには、自分自身が知識や技術を持たなければなりません。実際に勉強したり案件に携わったりした経験も含めて、技術ブログは書き上げられていくのです。

クライアントは技術ブログがそのように書かれていることを理解しています。そのため内容を確認し「このレベルの記事が書けるまでの知識や技術を持っているのか」と判断するわけです。

ただし注意点として、ブログのレベルが低ければ「この程度の知識や技術か」と思われてしまう可能性があります。内容の充実したブログを書けば案件獲得へプラスの効果を発揮しますが、内容がスカスカであったり間違ったりしているとマイナスの効果を発揮してしまいます。案件獲得へつなげるのであれば、しっかりとした内容を書かなければなりません。

理由2:アクセス数などで客観的に価値を示せる

大半のブログはアクセス解析をしています。どの程度のアクセスがあるのか、どの記事が人気なのかなどは管理者として把握しておくべき内容です。

このような情報を管理しておけば、客観的にブログの価値を証明できます。クライアントからブログの規模やアクセス数を問われた際に、明確に回答できるのです。例えば「月間10万PVのブログ」「クラウドに関する記事がアクセスの半分」などです。

これらの数値はクライアントが技術ブログの価値を評価するのに大きく役立ちます。そして質の高いブログだと判断されれば、それを運営しているエンジニアの評価が高まります。「これだけ需要のある記事が書けるエンジニア」と評価してもらえるのです。

なお、数値を求められた場合は、できるだけ解析ツールなどのハードコピーを提出しましょう。自己申告だけではエビデンスとして弱いと判断される可能性があります。

理由3:アクセス数が増えれば知名度が上がる

ブログへのアクセス数が増えれば、徐々にブログの知名度があがります。それに伴い、執筆しているエンジニアとしての知名度があがります。知名度が上がれば、直接案件が舞い込んでくる可能性が上がります。

上記では、案件獲得のアピールポイントとして技術ブログの活用をご説明しました。既に引き合いがある場合に、技術ブログがあれば他のエンジニアよりも強くアピールできるのです。ただ、このような状況を得るためには、そもそも引き合いがなければ始まりません。

技術ブログを書き知名度が上がれば、直接案件を依頼してもらえる可能性があります。他のエンジニアとの差別化は必要なく、名指しで案件をもらえるようになるわけです。

クライアントから名指しで案件をもらえるほど知名度を上げるのは大変なことではあります。ただ、技術ブログにより知名度を高めれば、直接依頼をしてもらえる可能性は十分あるのです。

技術ブログをエンジニアが書くメリット


技術ブログが案件獲得に役立つと理解してもらえたでしょう。実は技術ブログは案件獲得に役立つだけではなく、それ以外のメリットもあります。続いてはそれらのメリットについて解説します。

メリット1:技術の整理ができる

人に伝わる内容とするために、知識や技術を整理できる点がメリットです。これらの整理は機会がなければすることがありませんので、ブログを書く機会にうまく整理しておきます。

技術ブログのように知識や技術をアウトプットする際は、それらを整理する必要があります。実際にブログを書くとわかりますが、いきなり記事を書くのではなく体系的に書けるように整理をするのです。整理しないままブログを書いてもあまり役立つ内容にはなりません。

知識や技術を整理してみると「何から伝えるべきか」「どのように伝えるべきか」が分かります。また、整理した結果として自分の知識に不足があれば、それを補完する取り組みができます。不足部分を身につけることで自分のスキルアップになりますし、ブログの内容も充実します。

自分では理解しているつもりでも、ブログを書いてみると理解が不足しているケースは多々あります。そのような事実に気づく機会となる点がメリットです。

メリット2:エンジニア以外への説明スキルが高まる

技術ブログの読者は、自分よりも知識や技術が乏しい人が多くいます。そのような人が不明点を解決するためにアクセスしていますので、その人たちが分かるレベルで書かなければなりません。

そのような記事を書き続けていると「初心者に説明するスキル」が高まります。エンジニア同士で会話するような内容ではなく、知識に乏しい人が理解できる内容まで噛み砕いて説明できるようになるのです。一部ハイレベルな技術ブログはありますが、ここでは基礎レベルのブログを想定しています。

噛み砕いた説明ができれば、クライアントなどとも意思疎通が図りやすくなります。クライアントは必ずしも技術を理解しているわけではありません。そのため、技術ブログに書くような噛み砕いた説明が必要となる場合が多々あるのです。

日頃から噛み砕いた内容のブログを書いていれば、いざという時にその経験が役立ちます。エンジニアばかりの世界ではあまりない経験ですので、ブログを書くことのメリットです。

メリット3:最終的には収益化を目指せる

技術ブログの内容を充実させれば、最終的には収益化が目指せます。エンジニアとして案件を得られるだけではなく、ブログ運営でも収入を得られるようになるのです。収入源が増えるため、収入面でのリスクヘッジが可能です。

収益化する方法は様々あります。広告を掲載して表示回数で収益を得られるものや、購入や資料請求、会員登録などをしてもらうと収益が得られるものもあります。技術ブログの内容によって、収益化の方法は検討する必要があります。

ただ、どのような収益化の方向でも共通して言えるのは、ブログの来訪者が多くなければなりません。様々な人がブログを読むようになり、そこから収益化できるのです。

そのため、収益化を目指すためには、案件獲得につながるような良質な記事を増やさなければなりません。自分の知識や技術を証明するための記事を丁寧に書き続ければ、クライアントにも評価されますしブログも収益化できます。

メリット4:知名度を高められる

技術ブログを書けば知名度を高められるメリットがあります。最近はブログの投稿をSNSなどで紹介してもらえることもあり、価値のある記事を書けば自然と拡散される可能性があるのです。

エンジニアにとって自分の知名度は案件を獲得できるかどうかを左右する部分です。特にフリーランスエンジニアの場合、知名度が高い方が案件を取りやすいのは言うまでもありません。どこかしらに所属しているエンジニアでも、知名度があれば有利に働きます。

技術ブログを書けばいきなり有名になるわけではありません。良質な記事を書き続けているなど、知名度が高まるきっかけ作りが必要です。意図せず有名になる場合はありますが、大半は有名になるきっかけとなる記事があります。

記事が拡散され知名度が高まれば、お金をかけて自分を宣伝する必要がなくなります。良質な記事を書き読者を増やしていけば、知名度が高まり自然と広告効果を生み出すメリットがあるのです。

エンジニアによる技術ブログの書き方


技術ブログにはどのような効果があるのかをご説明しました。続いては皆さんにもこれらの効果を実感してもらうために、エンジニアによる技術ブログの書き方をご説明します。

手順1:テーマの選定

最初に技術ブログのテーマを選定しましょう。どのようなものをテーマにしても良いですが、なるべく需要の高いものにするべきです。キーワードツールなどを利用して、どの程度需要があるか事前に確認しておくと良いでしょう。

また、そもそもブログ全体のテーマや方針を決めておくべきです。方針は大きく分けてふたつで、「幅広く雑多に書く」「特定の分野を深く書く」です。前者については自分の気になった内容を幅広く扱いますし、後者については例えば「クラウド」「IoT」「Python」など何かしら内容を絞って扱います。

需要のあるテーマを選ばなければ、ブログの読者が減ってしまいます。ニッチなテーマはどうしても読者が少なくなりますが、需要が少なすぎるテーマは避けた方がモチベーションにつながります。

手順2:ブログタイトルの決定

テーマが決定すれば、続いてブログタイトルを決定します。タイトルの決定はブログ作成の中でも難しい作業ですので、力を入れて対応しましょう。

一般的にブログが読まれるかどうかは、タイトルのつけ方で大きく左右されます。タイトルで内容が一発で分かるようにしなければ、内容がよくとも読まれない可能性があります。曖昧なタイトルではなく、具体的に中身がイメージしやすいように意識します。

まず、ブログ記事がどのような系統であるのかを以下のようなパターンで示しておきます。

  • 〇〇を実装する方法
  • 〇〇を利用する際の△個のコツ
  • 〇〇とはなにか抑えたい△個のポイント
  • 〇〇イベントに参加した!現地レポート

〇〇は検索されるキーワードを具体的に入れましょう。内容が想像できる固有名詞があれば、それを入れておいたほうが読者はイメージしやすくなります。タイトルの存在意義を高めるためにも、可能な限りに固有名詞は入れましょう。

手順3:本文の執筆

本文を書くにあたりまずは見出し構成を考えましょう。いきなり本文を書くのではなく、まずは納得のいく見出しを完成させます。

見出しを完成させるにあたり、注意してもらいたいポイントは3つです。

  • タイトルで示した内容が適切に説明されているか
  • 一つの見出しに含まれる内容が多すぎないか
  • 検索でヒットする固有名詞が使われているか

ポイントを意識して構成を完成させ、それぞれの見出しでどのような文章を書くのか決めていきます。いきなり全文を書くのが難しければ、箇条書きで少しずつ整理しても良いでしょう。箇条書きをつなげていくようにすれば、比較的長い文章でも作りやすくなります。

本文作成で意識したいのは、どのような読者を想定するかです。例えば以下のような観点で考えます。

  • エンジニアのスキル
  • 本文の理解にかける時間

エンジニアのスキルレベルによって、説明の粒度を変更する必要があります。必要に応じて専門用語を避けて説明するなどの配慮が必要です。逆にレベルが高いエンジニアを想定している場合は、専門用語を利用して具体的に分かりやすく書きます。

また、本文の長さを意識しておきましょう。エンジニアの中にはじっくり読みたい人と要点だけを掴みたい人がいます。長くなる場合は要点を上にまとめ、詳細は下に書くなど考慮すると良いでしょう。

他にもエンジニアは実装方法を求めている場合があります。ソースコードを記載したり実行結果の画像を掲載したりして、具体的にイメージしやすいようにしましょう。

まとめ

エンジニアが技術ブログを書けば、案件獲得につなげられます。自分が得意とする分野を中心に、技術ブログを書いてみましょう。

良質な記事を書き続ければ、ブログの知名度があがり価値も高まります。それがクライアントにも評価されますので、まずは丁寧な記事作成を続けていきましょう。

なお、ブログの知名度があがりアクセス数が増えれば、ブログでの広告収入が期待できます。エンジニアとしての収入だけではなく、技術ブログでの収入も得られるようになるのです。収入源が増え、リスクヘッジもできるようになります。

登録フォームボタン
登録フォームボタン

SHAREこの記事をシェアする

admin