【フリーランス必見】穴場のエンジニア職・言語を紹介!未経験者も歓迎される需要が絶えない分野とは?

【フリーランス必見】穴場のエンジニア職・言語を紹介!未経験者も歓迎される需要が絶えない分野とは?

近年のIT業界は 急成長を遂げていて、エンジニアが不足しているといわれています。経済産業省の発表でも、IT人材の不足が問題視されていて、この先もこの状況がいきなり 改善することはないでしょう。

人材不足は数年前から 叫ばれていますが、実際は人材が余っている分野と不足している分野に分かれています。また、エンジニアの中でも人気が高いものと低いものに分断されている状況です。今回は、人材不足が叫ばれるIT業界の中で、穴場とも言える職種やプログラミング言語について解説します。

IT業界の需要には偏りがある

エンジニアの需要は非常に高く、どのようなポジションについても安定した仕事があると思われがちです。しかし、実際にはエンジニアの中でも人気のあるポジションとそうではないポジションがあります。高い単価が提示されるにも関わらず、仕事内容を鑑みて人気が高まらないポジションもあるぐらいです。まずはどのような状況であるのか理解を深めていきましょう。

人気の職種は限られる

エンジニアの仕事はどれも人気が高いように思われがちですが、エンジニアの分布を見てみるとそうではありません。人気の高いエンジニアのポジションもあれば、同じくit系のエンジニアで単価に大差がないにもかかわらず、エンジニアの数が少ないポジションもあります。エンジニアは均等に存在するのではなく、どうしても偏りが生まれるものなのです。

このような偏りが生じてしまうことから、エンジニアには「穴場」と言えるようなポジションが存在します。比較的人気のないポジションであるため、仕事内容に対して案件単価が高いような状況が生まれるのです。需要と供給のうち供給が少ないために、案件単価が高まっているポジションがあります。

エンジニアとして活躍するにあたって、極端に仕事内容にこだわりがないならば、このようなポジションを積極的に狙ってみても良いでしょう。需要が高く供給が少ないポジションを狙えば、クライアントから重宝される存在になれます。クライアントから感謝されれば、自分の気持ちが高まるだけではなく、仕事に対しても融通を聞かせてもらえるなどのメリットが期待できるのです。

プログラミング言語にもトレンドがある

上記はエンジニアの中で人気のポジションがあることを解説しました。実は、エンジニアではなくプログラマーにおいても、人気のポジションとそうではないものがあります。プログラマーが不足していると言われる世の中ですが、実際には偏りが生じていることが要因のひとつなのです。

例えば、プログラミング言語の中でもWeb系に分類されるものは、人気が高く案件の争奪戦になっています。全体的にトレンドを踏まえた開発が多い分野であるため、最先端で活躍したいと考えるプログラマーが多いからです。先端技術を求めるクライアントは多く案件も多いものの、プログラマーも多いため穴場と言えるような案件はありません。

それに対して、Javaは古くから活用されているプログラミング言語であり、現在は極端に人気とはいえないものです。ただ、プログラミング言語の中でも非常に安定した需要があり、案件の数も多くなっています。クライアントによっては、レベルの高いプログラマーを確保するために、周りよりも高い単価を提示するぐらいです。そのため、そのような案件と出会えれば、極端に無理することなく高い収入が期待できます。

未経験でも活躍できるエンジニア職4選


エンジニアは基本的に経験者が重宝されますが、供給が不足しているポジションについては未経験者でも求められる状況です。具体的にどのようなポジションであれば、未経験者でもスキルアップして活躍できるのか紹介します。

ネットワークエンジニア

ネットワークエンジニアは、システムの基盤となる各種ネットワークを構築したり運用したりするエンジニアです。人によって担当する業務は異なりますが、設計から実際の構築まで担当すると考えましょう。論理的に設計するだけではなく、時にはネットワーク機器をサーバールームなどに配置して、セッティングする業務も担当しなければなりません。

現在はネットワークを活用したシステムが当たり前のように利用されています。そのため、ネットワークエンジニアはIT業界になくてはならない存在です。存在価値が薄いような印象を持たれがちですが、ネットワークエンジニアがいなくなると大半のシステムは動かなくなってしまいます。

ただ、そのように重要なポジションであるにもかかわらず、ネットワークエンジニアを目指す人は少ない状況です。理由は様々考えられますが「仕事内容が地味だ」「何をしているのかわからない」などでしょう。表立って仕事するポジションではないため、どうしても人気が高まりません。

このように地味な印象をもたれがちなポジションであるため、ネットワークエンジニアを目指す人は限られています。結果、穴場と言えるポジションになっていて、未経験からでも重宝されるような状況です。

データベースエンジニア

データベースエンジニアは、「データベース」の設計や構築、管理まで対応するエンジニアです。データベースは自然と構築できるものではなく、専門家が適切に設計しなければなりません。データベースの設計を誤ると、システム全体に大きなインパクトを与えるため、非常に重要なポジションです。

現在のシステムは、基本的にデータベースを軸として構築されています。例えば、ユーザーがログインするためには、データベースにIDやパスワードを保存しなければなりません。私たちが自然と利用している機能は、データベースによって支えられているのです。

このようにデータベースはなくてはならない存在ですが、データベースエンジニアの人気は高くありません。常に人材を求めている状況で、未経験でも歓迎される穴場のポジションです。

この背景には難易度の高さや製品の多さがあります。データベースを使いこなすためには、多くの知識を習得しなければなりません。この難易度が高く、データベースエンジニアは毛嫌いされてしまうのです。

また、データベースにはいくつもの種類があり、それぞれ特徴が異なります。時には複数のデータベースについて学ぶ必要があり、これも負担が高まるため嫌われてしまうのです。

ブリッジSE

あまり聞き慣れないかもしれませんが、ブリッジSEと呼ばれるポジションがあります。これは、日本のエンジニアと海外のエンジニアをつなぐ(ブリッジする)役割です。

近年は、オフショア開発が多用されるようになり、海外との連携が求められるようになりました。ただ、海外のエンジニアとコミュニケーションをとるためには、英語を中心に外国語を習得しなければなりません。日本人は外国語が苦手な人が多いため、コミュニケーションのサポート役としてブリッジSEが求められています。

一般的な通訳との違いは、自分自身もSEであることです。システム開発について基本的なスキルを持ち、それに加えて語学力も求められます。ただ、どちらかといえばコミュニケーションスキルが重視されるため、未経験からでもブリッジSEを目指しやすくなっています。

十分な語学力さえあれば、ブリッジSEを目指すことが可能です。特に英語が苦手な人は多く、需要に対して供給は追いついていません。エンジニアの中でも、特に語学力を活かせるため、ここに興味のある人が活躍しやすいことも魅力です。

組み込みエンジニア

組み込みエンジニアは、電子機器の内部に組み込まれているソフトウェアを開発するエンジニアです。家電製品や工業機器など、多くのものはソフトウェアによって制御されています。これらの制御を専門に扱うエンジニアだと考えましょう。

このようなソフトウェアは、非常に多くの機器へ搭載されています。そのため、組み込みエンジニアと言っても開発している対象はさまざまです。家電製品と工業機械では、非常に大きな差があります。開発する内容によって、組み込みエンジニアのスキルなども異なってくるのです。

ただ、どのような開発についても「組み込みエンジニアは地味な仕事」や「古い技術を扱う仕事」と思われがちです。結果、積極的に組み込みエンジニアを目指す人が少なく、穴場のポジションになりつつあります。求められるスキルに対して、案件の単価も高くなりがちです。

なお、組み込みエンジニアは古いスキルを扱うと思われがちですが、これはまったくの誤りです。組込みプログラミングの世界も進化していて、新しいハードウェアに適した、ソフトウェアの開発が求められています。

未経験でも歓迎される人気のプログラミング言語

プログラミング言語についても、需要と供給の関係から穴場があります。

Java

Javaは古くから利用されるプログラミング言語で、非常に知名度の高いものです。エンジニア未経験からプログラマーを目指す人でも、耳にしたことがあるぐらいでしょう。こちらは、意外にも穴場のプログラミング言語です。

穴場である理由は、非常に案件数が多いことに由来します。世界中でシステムが開発されているため、簡単な案件から難易度の高い案件まで幅広いのです。結果、初心者でも参画しやすい案件を見つけやすくなっています。

また、Javaは完璧に理解しようとすると難しい言語ですが、基本的な理解ならばそうではありません。意外にも、未経験からの学習でチャレンジできる言語であり、そのようなプログラマーでも必要とされるぐらい、需要の絶えない状況です。

C++

C++は、組み込みシステムなどに活用されるプログラミング言語です。現在は、新しいプログラミング言語へ置き換えられつつある状況で、これが影響しプログラマーの数に変化が生じています。

ただ、トレンドに沿って別のプログラミング言語を扱う人が増えていますが、C++の需要は衰えていません。新しいシステムは、別のプログラミング言語で開発されたことがあるものの、既存システムの維持・保守は続くのです。新規の開発ではなく、運用に関連する案件が存在することも、穴場といえる背景にあります。

フリーランスで活躍できる需要の絶えない分野


上記ではエンジニアの種類や言語について紹介しました。最後に、需要の絶えない分野についても紹介します。

クラウドサービス

近年は、クラウドサービスの活用が活発化しています。特にAWSを中心とした、パブリッククラウドの活用が当たり前になりつつある状況です。提供されるサービスが増え、需要は急激に高まっています。

短期間で普及したことから、クラウドエンジニアの数が不足している状況です。需要に対して供給が追いつかず、意外にも穴場のポジションと考えてよいでしょう。未経験からでも、スキルを習得すれば前線で活躍できるポジションなのです。

また、新しいサービスが次々とリリースされているため、エンジニア経験者であることがアドバンテージになりにくくなっています。新しく学ぶことが多いため、未経験でも横並びでスキルアップして需要に応えられるのです。

データサイエンス

データサイエンスは、ビックデータ解析など、データの収集や分析、活用などを担当する分野です。これらの業務を担当するエンジニアを「データサイエンティスト」と呼ぶようになっていて、日本では不足しています。

専門的なスキルが必要となりますが、IT的なスキルよりも統計学的なスキルが必要です。例えば、微積分や確率統計、フーリエ解析などのスキルが求められます。

データサイエンスの分野は、これからさらに需要が高まると考えられる状況です。そのため、未経験者でも歓迎され、スキルを習得すれば本人も最前線で活躍できます。

まとめ

フリーランスが理解しておきたい、穴場のエンジニア職や言語について解説しました。エンジニアはすべてのポジションについて人気があるわけではなく、供給が不足しているポジションもあります。そこは穴場となっていて、仕事内容や求められるスキルに対して単価が高いなどのメリットがある状況です。

もし、エンジニアとしての仕事内容にこだわりがないならば、このような穴場を狙ってみることをおすすめします。未経験者でも歓迎され活躍できるポジションがあるため、積極的にチャレンジしてみることで、道が切り開けるはずです。

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