フリーランスエンジニアは未経験からでもなれる!?

フリーランスエンジニアは未経験からでもなれる!?

最近はフリーランスエンジニアを目指す人が増えてきています。そもそもフリーランスで働きたいと考えている人が増えていて、エンジニアでもその傾向が見受けられます。特にエンジニアはフリーランスで働いている人が注目されやすく、自分もフリーランスエンジニアで働きたいと考えるようです。
これだけフリーランスエンジニアが注目されることで、未経験からでもなりたいと考える人も増えています。この記事では未経験からフリーランスエンジニアになるための方法を説明します。

未経験からフリーランスエンジニアにはなれる!?エンジニアを取り巻く環境とは

そもそも未経験からフリーランスエンジニアにはなれるのでしょうか。経験者でなければフリーランスエンジニアにはなれないと考えるかもしれません。
未経験でもフリーランスエンジニアになることは可能です。まずはエンジニアを取り巻く環境を踏まえて、なぜ未経験からでもフリーランスエンジニアになれるのかをご説明します。

エンジニアは全体的に不足する傾向にある

エンジニアは全体的に不足する傾向にあります。数ある職業の中でもエンジニアは人気を集めていますが、そのような状況でもエンジニアは不足していると言われています。急激なITの発展によって、日本の中ではエンジニアが不足しているような状況となっているのです。
また、これからもエンジニアは不足していくと言われています。これはみずほ情報総研が調査した結果から分かる事実となっています。

IT人材が不足している:https://www.meti.go.jp/policy/it_policy/jinzai/houkokusyo.pdf みずほ情報総研試算

全体的に人材が不足している状況ですので、未経験からでもエンジニアになることは歓迎されています。今まで異なった仕事をしていたとしても、エンジニアになるチャンスがあるような時代です。
人材が不足しているということは、それだけ多くの仕事から選択できるということです。今からエンジニアになったとしても、自分の働きたいように働ける可能性もあります。日本中で人材が不足していることを認識して、未経験からでもフリーランスエンジニアになることを考えてみても良いでしょう。

フリーランスを採用する企業は増加傾向にある

全体的にフリーランスを採用する企業は多くなりつつあります。フリーランスを採用する企業が多くなりつつあることで、未経験でもフリーランスエンジニアは働きやすい環境が作られつつあります。
フリーランスエンジニアがどの程度企業に採択されているのかは、経済産業省が発表している以下の資料からも確認ができます。

フリーランスの採択率など:https://www.meti.go.jp/committee/kenkyukai/sansei/employment/pdf/003_03_00.pdf 経済産業省

上記の資料からも確認できる通り、以前と比較するとフリーランスは様々な企業で採択されるようになっています。フリーランスは働きにくいと考えられている時代もありましたが、現在はフリーランスでも働きやすい状況です。
未経験からフリーランスエンジニアになったとしても、働きにくい状況では意味がありません。しかし、現在は未経験からでもチャレンジする価値のある環境が整っています。仕事がないのではと心配になるかもしれませんが、フリーランスの採択率は上がっていますので大きな心配は必要ありません。

フリーランスエンジニアへ仕事を紹介するサービスも増加傾向にある

フリーランスエンジニアに案件を紹介するサービスも増えつつあります。このようなサービスが存在していることで、未経験でも仕事を獲得できるチャンスが広がっています。具体的なサービスは以下です。
・クラウドソーシングサービス
・フリーランスエージェント
これらのサービスを活用することで、未経験でもフリーランスエンジニアとして活躍しやすくなっています。これらのサービスがどのようなサポートをしてくれるのかは、具体的に未経験からフリーランスエンジニアになるステップの中でご説明をします。

プログラミングスクールの利用も検討する

プログラミングスクールも未経験のフリーランスエンジニアに案件を紹介しています。
プログラミングスクールとはプログラミングを学ぶためのスクールのことを指します。その名の通りのスクールとなっています。エンジニア未経験の人であってもこのようなスクールを利用することでエンジニアになるための知識を得られます。大学へ行くために予備校へ通うように、エンジニアになるためにはプログラミングスクールに通う方法があります。未経験向けのコースも多数用意されていますので、プログラミングスクールを利用すればしっかりとしたエンジニアになれます。
予備校などであれば学習のサポートするだけですが、プログラミングスクールは就職のサポートもしています。また、フリーランスエンジニアになるためのサポートもしています。そのためプログラミングスクールで基本的な知識を身につけて、そのままフリーランスエンジニアへの道のサポートを受けられるのです。
未経験の状態から独学でフリーランスエンジニアを目指すことも不可能ではありません。しかし、何かしら学習のサポートを得たいのであれば、プログラミングスクールを利用することをおすすめします。未経験から実戦レベルへの叩き上げを実現してもらえます。

未経験でもフリーランスエンジニアへチャレンジできる環境は整いつつある

未経験でもフリーランスエンジニアになるための状況は整いつつあります。未経験ではフリーランスのエンジニアになどなれないと考えられていることもありました。しかし、フリーランスの需要も高まっていることによって、未経験のフリーランスエンジニアも活躍できる場が用意されているのです。
環境が整っていないと未経験からフリーランスエンジニアになる勇気は出ないかもしれません。現在は環境が整っている状況ですので、未経験からでもフリーランスエンジニアに十分チャレンジできます。

未経験からフリーランスエンジニアになるのは難しいのも事実

未経験からフリーランスエンジニアになる状況が整っています。ただ、未経験の状態からいきなりフリーランスエンジニアになることは難しいのも事実です。人によって道のりは異なっていますが、何かしら壁にぶつかってしまうことも十分考えられます。
その理由は以下の二つです。
・未体験の状態で実践経験を積むことは難しい
・未経験であるため何かしらのコレクションが少ない
未経験の状態ではなかなか実践経験を積むことが難しいのが事実です。何かしら雇われでもエンジニアの経験があれば実践的な経験を積みやすくなります。他のエンジニアと一緒に仕事をすることで、様々なノウハウが得られることもあります。しかし、未経験でフリーランスエンジニアになると、そのような実践的なノウハウがないままです。そのため、実践的な経験を積んでいるエンジニアと比較すると、経験やノウハウの面で壁にぶつかりやすくなります。
また、エンジニアを経験していると何かしらの繋がりができやすくなります。雇われであれば社内のエンジニアとの繋がりがありますし、勉強会などでの繋がりが既にあることも考えられます。しかし、未経験からいきなりフリーランスエンジニアになると、このようなコレクションがほぼありません。プログラミングスクールを利用している場合にはコネクションができることもありますが、独学でフリーランスエンジニアになるとコネクションも少ないままでしょう。
フリーランスエンジニアにおいてコネクションは重要な力を持ちます。何かしら困った時に確認もできますし、手元に案件がない場合には相談もできます。このようなコレクションがないことは未経験からフリーランスエンジニアになるデメリットであり、未経験だからこその壁になり得るものです。

未経験からフリーランスエンジニアになるための2ステップ

未経験からフリーランスエンジニアになるためにはどうすれば良いでしょうか。具体的なステップについてご説明します。

エンジニアとしての基礎知識を身につける

最初にエンジニアとしての基本知識を身につけなければなりません。基本知識がなければどのような案件も受注することは不可能です。
基本知識を身につけるにあたり考えなければならないことは、どのようなエンジニアになりたいのかということです。フリーランスエンジニアとはまとめられますが、それぞれが持っているスキルは様々です。例えば以下のような選択肢が考えられます。
・プログラマ
・インフラエンジニア(今であればAWSなど)
・データベースエンジニア
・システム設計エンジニア
これらは一例ではありますがフリーランスエンジニアには様々な種類があります。それらの種類の中で自分が目指したいものを明確にしなければなりません。未経験であればどのような道にも進めますので、自分の目指したいエンジニアをまずは考えましょう。
それぞれのエンジニアによってどのような基本知識が求められているかは異なります。プログラマであれば学習する言語によって基本知識も異なってきますので、なるべくなりたい姿を具体的に決めなければなりません。
ただ、基本知識だけでは案件の獲得は難しいのが事実です。実際に現場で求められているのは、基本的な知識だけではなく応用的な知識です。応用的なことができなければ、なかなかフリーランスエンジニアとして活躍できません。
そのため基本的な知識が身に付いたのであれば、そこからは応用的な知識も身につける必要があります。応用的な知識も身についてこそ活躍できるのです。具体的に基本的や応用的な知識の判断基準は存在していません。独学するのであれば専門書を購入して、そのような専門書の内容を踏まえて判断すると良いでしょう。

エンジニアとして働き出す準備をする

エンジニアとして基本的な知識が身に付いたのであれば、未経験でもフリーランスエンジニアとして活躍できます。そのため、フリーランスエンジニアとして働くための準備をしましょう。
基本的にはコネクションなどがない状態ですので、未経験にも案件を紹介してくれるサービスの利用がおすすめです。具体的には以下の2種類の利用をおすすめします。
・フリーランスエージェントに登録する
・クラウドソーシングサービスに登録する
フリーランスエージェントは、フリーランスに対して案件を紹介するサービスのことです。転職エージェントは転職をサポートするエージェントですが、フリーランスエージェントはフリーランスをサポートするエージェントです。クライアントに代わってフリーランスエンジニアを探す役割を担っています。
本来はクライアント側が自分でエンジニアを探さなければなりません。ただ、フリーランスエンジニアを探すことは容易ではないのも事実です。そのためフリーランスエージェントに依頼をしているのです。
フリーランスエージェントは、登録しているフリーランスエンジニアから、クライアントの条件に合う人材を見つけます。フリーランスエンジニアと調節をして、条件がマッチすれば案件を受注する仕組みです。未経験のエンジニアであっても条件さえすれば案件が受注できます。
クライアント側が様々な条件を設定しますので、未経験のフリーランスエンジニアが受注できるものは限られます。
クラウドソーシングサービスは、エージェントが間に立ってくれるものではなく自分で案件を獲得するサービスです。クライアントはクラウドソーシングサービスに様々な募集を出していて、フリーランスエンジニアはこの募集に応募します。条件にもよりますが未経験のフリーランスエンジニアでも応募できるものはあります。
応募の内容はクライアントが直接評価をします。未経験からの応募であってもクライアントから評価を受けられれば案件を獲得できる可能性はあります。もちろん今までの実績が重要視される傾向にはありますが、未経験であるからと応募できないわけではありません。最初のうちは案件の獲得に苦労するかもしれませんが、登録すれば簡単に利用が開始できるサービスです。
これらの二つに登録をしておけばフリーランスエンジニアとして働く準備は完了です。それぞれのサービスをうまく活用して、案件を獲得できるようにしていかなければなりません。

未経験のフリーランス向けが案件を見つけるポイント

未経験のフリーランスエンジニアは案件を見つけにくいデメリットがあります。そのような状況の中でも案件を見つけられるように、注目すべきポイントをご説明します。

単価が低めでも実績を作れる案件を探す

相場より案件の単価が低かったとしても、実績を作るために受注することがポイントです。
未経験のフリーランスエンジニアがなかなか案件を取れない理由として、実績がないことが挙げられます。エンジニアは実績が重要視されますので未経験の場合には案件を取りにくいのです。
ただ、相場よりも低い単価の案件であれば未経験でも取れる可能性があります。これは発注する側も品質よりも単価を重要視しているからです。未経験のエンジニアであっても、完遂してくれるのであれば良いと考えているのです。
未経験ではないフリーランスエンジニアは、単価の低い案件を避ける傾向にあります。スキルがあるエンジニアであれば短時間で高単価な案件を選択するのです。そのため相場より低い単価の案件は、未経験のフリーランスエンジニアでもチャレンジできる可能性があります。
もちろん案件を受注するわけですので、完遂できることが必須の条件とはなっています。単価の低い案件であるからと言って、途中で投げ出すようなことがあってはなりません。社会人として受注した案件には責任を持たなければなりません。未経験のエンジニアだからといって中途半端なことをしてしまっては、その後のフリーランス人生に悪影響をもたらす可能性があります。

短期間でも働けるなら働く

短期間でも働けるならば案件を獲得することもポイントです。
慣れているフリーランスエンジニアの場合、安定した収入を獲得するために長期的な案件を取る傾向にあります。1ヶ月などの短期案件ではなく3ヶ月以上などの中長期案件をとるのです。毎回契約作業などをしていると手間もかかりますので、そのような面も踏まえて中長期的な案件を取る傾向にあります。
未経験でフリーランスエンジニアになっている場合は、このような案件も積極的に取るしかありません。実績のあるエンジニアは案件を選べますが、実績のない未経験エンジニアはとにかく実績を作るしかないのです。短期的な案件であっても実績を作れるのであれば取ることをおすすめします。
短期的な案件であっても対応すれば実績には違いがありません。未経験からの参入で実績が少ない場合には、とにかく数をこなして実績を増やしていくことも重要なのです。実績を積めばそれが周りからの評価にも繋がります。
短期的な案件は未経験のフリーランスエンジニアでも参入しやすい部分です。そのような案件から実績づくりを進めていくことがポイントです。

未経験からフリーランスエンジニアになりたいときのよくある質問

未経験からフリーランスエンジニアになりたいと考える場合、さまざまな疑問点を持っていることでしょう。以下ではよくある質問とその回答についてご紹介していきます。

未経験からフリーランスエンジニアになるタイミングは?

未経験からフリーランスエンジニアになるタイミングについての質問が多くあります。
具体的にフリーランスエンジニアになるためのタイミングは定められていません。ただ、未経験からチャレンジするのであれば20代のうちに考えた方が良いでしょう。それ以降は思うように案件が獲得できない可能性があります。
未経験からフリーランスエンジニアになるのであれば、基本知識の学習に時間が必要です。この期間に半年から1年をかけるとすれば、20代のうちに思い切って準備をしておかないと年齢と仕事内容のバランスが悪くなってしまいます。
エンジニアはある程度、年齢とスキルのバランスが問われています。この年齢であればこの程度の仕事はできると判断されることもあるのです。未経験のエンジニアの場合にはここにギャップが生まれた可能性も高いですので、できるだけ早いタイミングで決断することがおすすめです。

どの程度のスキルでエンジニアになれる?

具体的にどの程度のスキルが問われるのかもよくある質問です。
フリーランスエンジニアに問われるスキルは案件によって異なります。高いスキルが必要だと思われていることもありますが必ずしもそうだとは限りません。フリーランスエンジニアでも、比較的低いスキルで対応できる案件が任されたりします。
重要なことは自分が持つスキルを正しく理解することです。受注した案件を問題なくこなせるのであれば、その範囲内で案件を受注することである程度の収入は見込めるでしょう。
ただスキルが低い場合には受注できる案件に限界があります。受注できる案件が少ないと感じるのであれば、仕事をしながらも自己啓発をするなどスキルアップが重要です。
そもそもエンジニアの世界は常に新しい技術が生まれています。日々スキルアップしなければ陳腐化して時代に置いていかれます。そのことも踏まえると、具体的なスキルの判断基準はないのが事実です。

未経験からでも思い切りでフリーランスエンジニアになれる

未経験からでもフリーランスエンジニアになることは可能です。難しいと考えている人もいるかもしれませんが、実際には未経験でも活躍できる場が作られつつあります。門前払いされるなどと心配をする必要はありません。
ただ、環境は整いつつありますが未経験からのチャレンジは厳しいのも事実です。経験者からのフリーランスエンジニアと比較すると、どうしても劣ってしまう部分があるのは否めません。その点をどのようにカバーするのかも考えながら、フリーランスエージェントやクラウドソーシングサービスを利用して案件を獲得し、実績を積むことで未経験でも活躍できるチャンスがあります。


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