フリーランスの面談対策！受かる理由・受からない理由を知り案件獲得へ！
フリーランスは案件を受注するにあたり、面談をクリアしなければなりません。クライアントと面談をしたりフリーランスエージェントと面談をしたりしなければならないのです。
この面談は対策をしていなければ失敗に終わる可能性があります。つまり、案件を受注できなくなってしまうのです。今回はフリーランスの面談と受かる理由・受からない理由を解説します。
フリーランスには面談力が求められる
フリーランスには面談力が求められます。適切な対応ができなければ、案件の獲得に繋がらないのです。まずはこの点について解説をします。
案件開始前には面談がつきもの
フリーランスの案件開始前には、基本的に面談があります。この面談に合格しなければ、案件の受注ができないのです。フリーランスエージェントを利用する場合はもちろん、直接案件を受注する場合もほぼ面談があります。
人によっては、スキルはあるのに面談の対策が悪く、案件を獲得できない場合があります。結果、「自分はフリーランスに向いていない」と考えて、フリーランスを辞めてしまう人がいます。
基本的に面談を回避してフリーランスとしての活動はできません。案件に参画する前には、ほぼ100%面談があります。面談があることを踏まえ、フリーランスには面談力が求められていると考えておきましょう。
面談の通過率が収入に直結
フリーランスの面談力は収入に直結する部分です。面談に受からなければ案件を獲得できませんので、収入が下がってしまいます。
特に条件の良い案件は、フリーランス同士で希望がかぶってしまう可能性があります。クライアントは多くの応募から、案件を依頼するフリーランスを選択する状況になるのです。
このような状況になってしまうと、面談力の低いフリーランスは不利になってしまいます。面談の場で自分をアピールできませんので、案件の獲得に繋がらないのです。結果、収入の低下を招いてしまいます。
会社員とは異なり、フリーランスは案件を獲得しなければ収入が途絶えてしまいます。そのような状況を生み出さないために、面談力を高めておく必要があるのです。
面談に受かるフリーランスの4つの理由
面談に受かるフリーランスには4つの理由があります。以下ではこれらの理由について解説します。
コミュニケーションスキルが高い
コミュニケーションスキルが高いことが理由です。面談は直接会話するケースが大半ですので、ここでどの程度のコミュニケーションがとれるのかが重要です。
適切にコミュニケーションが取れなければ、クライアントに不安を与えてしまいます。結果、面談の内容が悪くなってしまい、案件を獲得できなくなってしまうのです。
例えば面談で質問に受け答えできないと「この人は仕事ができるのか」との印象を持たれてしまう可能性があります。コミュニケーションは案件が始まってからも重要な部分ですので、ここに不安を感じさせてしまうと落ちてしまう原因になります。
なお、会社員からフリーランスになる理由として「コミュニケーションが苦手だから」と答える人がいます。フリーランスになると、上司などはいないためコミュニケーションなしに仕事ができると考えているようです。
しかし、フリーランスはコミュニケーションスキルがなければ案件を獲得できません。コミュニケーションが苦手ではやっていけず、むしろコミュニケーションスキルが高い人が面談に受かるのです。
メモを取る
面談に合格する人はメモを取る傾向にあります。これはどのような場面にも役に立ちますので、日頃からメモは取るようにしましょう。
面談の場では様々な情報がやり取りされます。事前に共有されている情報もあれば、そうではない情報もあります。これらの情報をメモで管理しておかなければならないのです。
自分で内容をメモしておけば「説明された内容を再確認する」「クライアントやエージェントの情報を整理する」などの対応が容易になります。例えば「案件の見込み期間」「作業内容」「単価交渉」などがこれに該当します。メモしておけば面談途中でも必要な情報をすぐに再確認できるのです。
なお、メモを取る場合は面談前に準備をしておきましょう。面談中はデジタル機器の操作を控えたほうが良いですので、紙とペンを事前に用意しておきます。面談が始まってからメモの用意をしないように注意しましょう。
メモを取る行為が直接的に面談合格につながるわけではありません。ただ、しっかりとメモを取っておけば、受け答えがスムーズになるなど面談に受かりやすい行動が取れます。
スキルを漏れなく伝える
自分のスキルを抜け漏れなく伝えられることも理由の一つです。抜け漏れなく伝えられるということは、自己分析ができていることを意味します。
フリーランスが面談を受ける前に、まずはスキルシートを提出します。このスキルシートを基に面談するかどうかが決まりますので、この段階で自己分析ができていなければなりません。スキルシートが不十分であると、そもそも面談にこぎつけられない可能性があります。
ただ、スキルシートに書かれている内容が、面談の場で詳細に問われることもあります。例えば「今までの経歴」「自分の得意スキル」「自己啓発の内容」などです。特に経歴やスキルについては案件に大きく関わる部分ですので、細かく質問されますし具体的に回答しなければなりません。
自分のスキルを抜け漏れなく伝えられると「この人に案件を任せられる」と判断してもらえる可能性が高まります。逆にスキルがあっても回答に抜け漏れがあると「この人は案件に対応できるのだろうか」と心配されてしまう可能性があります。自己分析を行い、その内容を抜け漏れなく伝えられる人が面談では有利です。
自己啓発に力を入れる
自己啓発に力を入れておきましょう。業務外でも自分のスキルを伸ばしていると、クライアントに評価されやすい傾向があります。
純粋に高いスキルを持っていれば、それ自体がクライアントに評価されます。そのためクライアントに評価されるために、自己啓発をしておくのは良いでしょう。勉強会やセミナーに参加をして、日々スキルアップしておくのです。
また、セミナーに参加しているなど向上心の高い人は、クライアントに評価されやすい傾向があります。フリーランスは自分のスキルを伸ばすことが大切ですので、日頃からそのような活動をしている人は評価されます。
ただし気をつけなければならないのは、フリーランスの活動に役立つ自己啓発をすることです。例えばプログラマーであればシステム開発に役立つ活動が評価されます。例えばプロジェクトマネジメントのためのマネジメント論などが自己啓発として評価されます。
何かしらの自己啓発をしていれば、もれなく評価されるわけではありません。あくまでも関係のある活動が評価される傾向にあります。
面談に落ちるフリーランスの4つの理由
残念ながら面談に落ちてしまう人にも理由があります。こちらの理由についても解説します。
気持ちの切り替えができない
スムーズに気持ちの切り替えができない人は面談に落ちてしまいがちです。面談はその都度違うクライアントですので、毎回気持ちを切り替えて臨まなければなりません。
気持ちを切り替えて面談に望まなければ、準備不足が露呈してしまいます。このような状況になってしまうと、クライアントは「案件にあまり興味がないのではないか」と考え、面談に落ちてしまう要因となるのです。
例えば一週間で2つの面談を抱えている場合、1つ目が終わった段階ですぐに切り替えが必要です。合格するかどうかは分かりませんので、2つ目も合格できるように全力で臨まなければならないのです。つまり、気持ちを切り替えて2つ目に合格できるように、情報収集などの準備をしなければなりません。
また、面談に落ちてしまった場合も気持ちの切り替えが必要です。残念な気持ちは分かりますが、切り替えて前向きに準備をしなければどうしようもありません。
気持ちの切り替えができなければ、次の面談で準備不足となってしまいます。結果、面談に落ちてしまうことになるのです。これを繰り返すとどんどんと面談で落ちる原因となりますので、できるだけ早く気持ちの切り替えが必要です。
自分のペースで話しすぎる
自分のペースで話しすぎてしまうことも、面談に落ちてしまう理由です。面談に落ちやすい人の特徴として、とにかく自分だけが話してしまうのです。
自分から話し情報を発信することを「自分を知ってもらうこと」と考えているフリーランスがいます。確かに自分から発信しなければ、何も伝わらないという考え方はあります。
しかし、面談の場で求められているのは、「相手が求める情報を発信する」ことです。何でも自由に情報を発信するのではなく、相手から求められていることに答える必要があるのです。
好き勝手に自分ばかり話してしまうと、面談相手と温度差が生まれてしまいます。このような温度差が生まれてしまうと、面談が失敗に終わるのは言うまでもありません。
基本的に面談はやや受け身で進めていくのが一番です。相手の話を6割から7割聞き、それに受け答えする形で自分の話をしていきましょう。
なお、相手の話を聞いているアピールとして、相槌をしっかりと打つようにしましょう。あまりに無反応であると「話を聞いているのか」と思われてしまう可能性があります。相槌を打つなどの動作はしないほうが良いと考えている人がいますが、ここは積極的に対応していきましょう。
身だしなみに問題がある
身だしなみに問題があることで面談に落ちてしまうケースがあります。面談は基本的に私服ではなくスーツで臨むようにしましょう。
フリーランスが現場に入って働く場合、私服で働ける環境が増えています。ベンチャーなどは服装の指定がない場合もあり「フリーランス＝私服で働ける」との認識を持つ人が増えてきています。
確かに現場で働く場合はそうかもしれません。しかし、面談は現場よりもフォーマルな場です。そのため仮に私服で働ける環境でも、面談にはスーツで行くべきなのです。私服の環境で働いている人でも、面談にスーツ以外で来ることを嫌う可能性があります。
面談はクライアントなどと最初に顔合わせをするタイミングです。このタイミングで悪い印象を与えてしまうと、面談に通過できません。そのため、まずは無難なスーツで面談に臨むべきです。
なお、ただスーツを着ればいいというわけではありません。スーツを着るのであればシワのないワイシャツを着たりスラックスを履いたりするべきです。身だしなみも面談の結果を左右しますので、なるべく綺麗なものを選択しましょう。
単価が噛み合わない
単価が噛み合わないことも面談に落ちる人の理由の一つです。特に相場よりも高めの単価を設定している人は、面談で落ちてしまう傾向があります。
基本的にフリーランスには単価の相場があります。案件の内容や保有するスキルによって、ある程度の単価は決まっているのです。クライアントやエージェントはこれを理解していますので、フリーランス側も相場に沿って単価を提示します。
しかし、人によっては相場よりも高い単価を求める場合があります。確かに、条件次第では相場よりも高い単価で仕事ができる場合はあります。その人しか持っていないスキルがあったり、短期間で負荷のかかる仕事であったりする場合です。
ただ、相場よりも単価を高く設定するには、ある程度の理由が必要です。無条件に高い単価を提示しても、クライアントに受け入れてもらえないだけです。高い単価で仕事をしたい気持ちは分かりますが、折り合いをつける必要があります。
まとめ
フリーランスの面談は受かる理由・受からない理由があります。それぞれに特徴があり、受かる人はコミュニケーション能力や保有スキルが高く、謙虚である傾向があります。逆に受からない人は自分のペースで話してしまったり、身だしなみに問題があったりするなどクライアントに「一緒に働きにくい」と思わせてしまう傾向があります。
フリーランスは面談に通過し、案件を獲得できることで収入を得られます。面談に通過できなければ始まらないのです。その点を理解して、面談に受かるように対策をして望むようにしましょう。
