フリーランスのメールアドレス|独自ドメインのメールアドレス取得方法を解説!

フリーランスのメールアドレス|独自ドメインのメールアドレス取得方法を解説!

フリーランスが仕事をするにあたり、メールアドレスは必須です。クライアントのやり取りはまだまだメールでする機会が多く、メールがなければ話にならない状況です。

このメールアドレスには種類があり、フリーランスにおすすめしているのは「独自ドメイン」での取得です。今回は独自ドメインの概要と、具体的に独自ドメインを利用してメールアドレスを取得する方法について解説します。

フリーランスは事業用メールアドレスが必要

そもそもフリーランスは事業用のメールアドレスを用意するべきです。「会社員ではないから」と適当なメールアドレスを利用してはいけません。まずはこの点について理解をしていきましょう。

プライベートとの兼用はNG

フリーランスがメールアドレスを利用する場合、プライベートとの兼用はNGです。プライベートとは分け、フリーランスとして事業用のメールアドレスを用意するようにしましょう。

フリーランスが事業用のメールアドレスを用意しなければならない理由は3つです。

  • 無難なメールアドレスとするため
  • 社会的信用を高めるため
  • 送り間違いを防ぐため

1つ目は無難なメールアドレスとするためです。メールアドレスに、ビジネス的には必要のない情報を含めないようにしましょう。

例えばプライベートのメールアドレスには、好きな言葉などを含めている場合があるでしょう。このようにビジネスに必要のない言葉が含まれている場合は、フリーランスが利用するのに望ましくないのです。

また、メールアドレスに誕生日を含めている人もいるでしょう。これもビジネスには必要のない数列ですので、メールアドレスにふさわしくないのです。

2つ目は社会的信用を高めるためです。専用のメールアドレスを用意しておけば「事業をしている」とアピールできます。

プライベートのメールアドレスと兼用していると「この人は真剣に働いてくれるのか」とクライアントを心配させる可能性があります。自分に悪意はなくとも、クライアントは疑問に思ってしまう可能性があるのです。これを防ぐために専用のメールアドレスを用意します。

最後は送り間違いを防ぐためです。プライベートと事業用を兼用していると、何かの拍子に送り間違えてしまう可能性があります。

基本的に事業で扱う内容は機密事項です。そのため送り間違いなどはあってはなりません。セキュリティ事故として大きな問題になりかねません。

特にフリーランスは、案件の獲得にあたり信用力が重要となってきます。信用力の低下に繋がりかねない要因は、自分で排除しなければならないのです。

Gmailの利用は最低限にとどめる

「プライベートのメールアドレスでなければGmailを取得すれば良い」と考える人がいるでしょう。Gmailは便利ですが、こちらも最低限の利用にとどめておくべきです。

Gmailは無料で利用できますので、駆け出しのフリーランスには嬉しいものです。可能な限り費用を抑えて、メールアドレスを取得できるのです。

ただ、Gmailは誰でも取得できる「フリーメール」に分類されるものですので、社会的信用が低いデメリットがあります。Googleが提供しているものでサービス的には信頼できますが「誰でも利用できる無料サービス」との観点で信頼性に乏しいのです。

上記でご説明したとおり、フリーランスのメールアドレスは社会的信用が高くなければなりません。そのため、Gmailの利用はあまり望ましくないのです。

しかも会社によっては、Gmailなどフリーメールとのメール受信や送信を禁止している場合があります。そもそも連絡手段として成り立たない可能性があるのです。

なお、Gmailに代わるものとして「独自ドメインでのメールアドレス取得」をおすすめしています。具体的な内容は続いて解説しますので、そちらをご確認ください。

フリーランスは独自ドメインでメールアドレスを取得


フリーランスは独自ドメインでメールアドレスを取得するべきです。ただ、独自ドメインと言われてもわからない人が多いでしょう。また、どのようにメールを利用すれば良いのか分からない人も多いはずです。

以下では独自ドメインの概要と独自ドメインがおすすめの理由を解説します。

そもそも独自ドメインとは

独自ドメインとは、世界中でひとつしかない「独自の」ドメインを指しています。特定の団体によってドメインが管理されていて、重複したドメインは取得できないようになっているのです。

ドメインは個人や法人に関わらず、自分で指定した独自の文字列を指定できます。そのため、すでに取得している人がいなければ、フリーランスとしての活動を伝えやすい独自ドメインの取得ができるのです。

なお、独自ドメインを取得するためには、ドメインの管理会社と契約を結ぶ必要があります。それぞれの会社のWebサイトから簡単に申し込みできますので、手続きについては気にする必要はありません。

また、独自ドメインは取得するにあたり、年間利用料が発生します。これはどのようなドメインをどこの管理会社で取得するかによって金額が異なります。同じドメインでも管理会社によって料金が異なる可能性がありますが、料金が違っても機能は同じです。

なぜ独自ドメインがおすすめなのか

フリーランスは上記の独自ドメインを取得しておくべきです。その大きな理由は「信頼性」と「認識性」です。

まず、独自ドメインは自分自身で契約をするものです。つまりクライアントからすると「フリーランスとしての活動のためにドメインを契約した」と認識できます。

これによりGmailのような他社が契約したドメインを利用するのではなく、自分でお金を支払い事業をしているとのアピールができます。お金を支払うのはリスクを背負うことを意味しますので、そのぶん信頼を高められるのです。

続いて独自ドメインを取得すると、認識性を高められます。独自ドメインは自分の好きな文字列を指定できますので、個人名やフリーランスとしての屋号を利用できるのです。

一般的に会社員であれば、会社名がわかるようなドメインを利用してメールアドレスを取得します。同じようにフリーランスも屋号がわかるドメインを利用すれば、クライアントからの認識性を高めてもらえます。

独自ドメインを取得しておけば、フリーランスとしての活動に信頼性を持たせられます。費用も高くありませんので、必要経費だと考え取得するようにしましょう。

フリーランス向け独自ドメインでのメールアドレス取得方法


続いては実際に独自ドメインを取得して、メールアドレスも取得する方法を解説します。今回はドメイン管理会社で新規にドメインを取得し、GoogleのサービスであるG Suiteでメールの受信設定を進めていきます。

Step1:独自ドメインの取得

初めに独自ドメインを取得しましょう。独自ドメインを取得するためには、まず取得するドメインの文字列を決めなければなりません。同じ文字列のドメインは取得できませんので、この点を踏まえながらご説明していきます。

Step1-1:ドメイン名の決定

まずはドメインに利用する文字列を決定しましょう。自分で自由に決められる部分ですので、フリーランスとしての活動が伝わりやすい屋号などを利用するのが理想的です。

ここで決定する文字列は「〇〇.com」や「〇〇.jp」などの〇〇に該当する部分です。例えば「example」との屋号を利用していれば「example.com」や「example.jp」などの取得を検討します。

なお、〇〇には基本的に英数字とハイフンが利用できますので、複雑な屋号でも柔軟に表現ができます。逆に取得したい独自ドメインがすでに取得されている場合は、ハイフンを利用して異なるドメインとして取得する方法があります。例えば「testexample.com」が取得できない場合は「test-example.com」などとするのです。これは独自ドメイン取得のコツですので、これらを踏まえてドメイン名を決定するようにしましょう。

Step1-2:ドメイン種別の決定

ドメイン名が決定すれば、ドメイン種別を決定します。ドメイン種別とは「.com」や「.jp」などのことを指します。

ドメイン種別にはある程度の意味合いがあります。例えば「.com」は世界中で幅広い人が利用できます。「.jp」は日本国内に居住していたり日本国内に会社があったりする人だけが利用できます。ドメインの取得に制限がかかるものがありますので、ドメイン種別は意味合いを加味して決めなければなりません。

また、同じドメイン種別の中で同じドメイン名は利用できません。例えば「example.com」を取得したいと考えていても、既にこちらのドメインを取得している人がいればこのドメインは取得できないのです。

ただ、異なるドメイン種別であれば同じドメイン名を利用できます。例えば上記の例であれば「example.com」は利用できなくとも「example.jp」は取得できる可能性があります。ドメイン種別まで含めて、完全一致していなければ取得できるのです。

人気のある文字列は既に取得されている可能性があります。その場合は諦めて、違う文字列や違うドメイン種別に切り替えることを検討しましょう。

Step1-3:ドメインの取得

ドメイン名とドメイン種別が決定すれば、実際にドメイン管理会社で取得の手続きをします。ドメイン管理会社の代表例には以下が挙げられます。

  • お名前.com
  • ムームードメイン
  • バリュードメイン

管理会社によって料金の違いがありますので、その部分を中心に比較すると良いでしょう。また、それぞれが管理画面を用意していますので、その見た目についても確認しておくことをおすすめします。

Step2:メールの受信設定

ドメインの取得が完了すれば、後はメールアドレスの初期設定をするだけです。続いてはこちらについて解説をします。

Step2-1:ユーザ名の決定

まずはメールアドレスのユーザ名を決定します。ユーザ名とは「abc@example.com」の「abc」の部分を指します。

このユーザ名を決定するためにはいくつかの着眼点があります。以下に注目して決定すると良いでしょう。

  • 自分の名前を含めるか
  • 一目で伝わるか
  • 間違えにくいか

まず、自分の名前を含めるかどうか考えましょう。法人のメールアドレスは名前をベースにしたものが多く、ユーザ名に名前を含めるのは不思議ではありません。ただ、フリーランスは一人で活動している人が多く、どうしても名前を含めなければ個人を判別できないことはないでしょう。

また、一目で伝わりやすく、間違えにくいかどうかが重要です。ユーザ名が長いと伝わりにくくなってしまいますので、最低限の文字数に収めておくべきです。また「info」「inquiry」など、どのような用途のメールアドレスであるのか、わかりやすくするのもおすすめです。

Step2-2:G Suiteでの設定

G SuiteはGoogleがビジネス向けに提供しているクラウドサービスです。月額料金を支払うと独自ドメインを利用して、Gmailの画面でメールのやり取りができます。

まずはG Suiteの契約が必要ですので、Googleアカウントを取得して契約を済ませましょう。クレジットカード支払いができますので、手続きは簡単に完了します。

契約が完了すれば、独自ドメインでの手続きが必要です。G Suiteでメールのやり取りができるように、「TXTレコード」「MXレコード」を設定します。どのように設定するのかはドメイン管理業者が公開していますので、その手順に従って対応します。

まとめ

フリーランスにおいてメールアドレスは連絡先の中心となるものです。事業用に携帯電話を契約していない限りは、メールでやり取りすることが大半でしょう。

そのようにビジネスの場に多用するものですので、メールアドレスは信頼性が重要です。Gmailのように誰でも取得できるフリーメールではなく、お金はかかりますが独自ドメインが理想的なのです。

独自ドメインの取得やメールの設定は難しいものではありません。上記で解説した通りですので、フリーランスはこの機会に独自ドメインでのメールアドレスを取得しておきましょう。

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admin