副業フリーランスのメリット・デメリットや注意点、案件獲得方法を解説!

副業フリーランスのメリット・デメリットや注意点、案件獲得方法を解説!

最近は副業を認める企業が増えてきています。新型コロナウイルスの広がりも踏まえ、急激に副業が認められています。会社員は就業規則で副業が認められていない場合が多くありましたが、状況は変化しているのです。

状況の変化に伴い「フリーランスとして副業をしたい」と考える人が増えているようです。ただ、副業でフリーランスをするとは言っても、具体的なイメージを持てていない人も多いでしょう。今回は副業フリーランスの概要からメリットやデメリット、注意点までまとめて解説をします。

副業フリーランスとは何か

最初に職業フリーランスとはどのような働き方をしているのか解説します。

副業フリーランスの概要

副業フリーランスとは「会社員として働きながらフリーランスの仕事をしている人」を指します。一般的にフリーランスといえば「会社に属さない人」を指しますが、副業フリーランスは「会社にも属している人」を指します。

副業フリーランスの場合、あくまで会社員としての仕事が中心です。そのため働き方としては「平日の仕事が終わってからや土日のみ」というのが多くなっています。あくまでも本業に差し支えない時間で働いているフリーランスなのです。

フリーランスの仕事は副業ですので、どの程度の時間で稼働するかは人によって異なります。平日全てで働く人もいれば本業が休みの時だけの人もいます。自分の好きな時間で働けるのが、専業フリーランスとの違いであり副業フリーランスだからこそのメリットです。

副業フリーランスのメリット

まずは副業フリーランスにはどのようなメリットがあるのか確認していきましょう。

収入金額が上昇する

副業でフリーランスをすると収入が高まるメリットがあります。会社員の仕事以上に働くわけですので、それだけ収入金額が増えるのです。会社で無理して残業をしなくとも、収入を増やせるチャンスがあると理解しておきましょう。

副業でどの程度収入を得られるのかは、働く時間によって左右されます。残業代よりも少なくなってしまう場合もありますし、残業代以上に高単価で働ける場合もあります。どのような案件でどのように副業するかによって、得られるメリットは大きく左右されます。

ただ、どの程度の金額であっても「会社員だけの場合の収入より、多くの収入がもらえる」というのは間違いありません。複数の方法で収入を得ることで、合計の収入金額を増やせる点はメリットなのです。

スキルアップに繋げられる

フリーランスとして副業をすると、自分のスキルアップに繋げられます。フリーランスは実力がなければ案件を獲得できませんので、スキルアップのモチベーションに繋げられるのです。

特に本業と同じ分野で副業をする場合、スキルアップは本業にも役立ちます。例えばプログラマーがアプリ開発の副業をすると、最新のプログラミング知識を身に付けることにつなげられます。また、副業のために新しいプログラミング言語を学習すれば、本業の活躍の場が広がるかもしれません。

これらは一例ではありますが、副業の頑張りが本業に活かせる可能性があります。自分がスキルアップするための手段として、副業にはメリットがあるのです。

自分のペースで働ける

副業として働いていますので、自分のペースで働けるメリットがあります。言い換えると自分の働きたい分だけ働けるのです。

専業フリーランスは、生活のために働かなければなりません。自分のペースで働くのが理想的ですが、生活に必要な収入が得られなければ長時間労働をするしかありません。最低限自分が生活するための収入は確保できるように働く必要があるのです。

しかし、副業フリーランスは会社員としての収入が存在します。基本的にはこの範囲内で生活してきたはずですので「生活のために働かなくてはならない」とはならないはずです。フリーランスで得た収入は、基本的には余剰金として扱われるはずです。

余剰金を得るために働くと仮定すると、無理をしてまで働く必要はありません。自分の働ける範囲内で自由に働けば良くなります。専業フリーランスの、時間に追われなくて良い点はメリットです。

副業フリーランスのデメリット

副業フリーランスにはどのようなデメリットがあるのかについても確認しておきましょう。

会社に知られるとトラブルになる可能性がある

会社に副業が会社に知られるとトラブルになる可能性がある点はデメリットです。

冒頭でも触れたように、最近は副業を許可する会社が増えてきています。特に申請の必要なく、自分自身の判断で副業ができるようになってきています。

ただ、あくまでもそのような会社が増えているだけであり、副業を禁止している会社もあります。そのような会社に勤めている場合、副業が会社に知られるとトラブルになる可能性があります。就業規則で副業が禁止されていると、何かしらの処分を受けてしまう可能性もあります。

基本的に就業規則は服務規程ですので、絶対的な拘束力を持つものではありません。仮に副業をしていることに対して指導を受けても、法的根拠から言い返すことはできます。

ただ、法的にはそうであっても、トラブルになると会社との関係が悪くなるのは言うまでもありません。人事評価において一方的に悪い評価を付けられる可能性など、更なるトラブルを引き起こす可能性もあります。

そのように考えると、副業が禁止されている場合は副業をしないのが一番です。収入を増やせるというメリットはありますが、本業に影響を与えないようにしましょう。

確定申告などの手間が発生する

副業フリーランスをしていると、場合によっては確定申告の手間が発生します。必ず確定申告をしなければならないとは限りませんが、所得金額が20万円以上の場合は確定申告が必要です。

基本的に会社員として働いていると、自分で確定申告をする必要はありません。保険料控除など手続きが必要なものはありますが、会社の義務として確定申告の代わりに年末調整をしてくれます。自分で確定申告をする必要がないのは、会社員のメリットとも言える部分です。

しかし副業フリーランスとして働いてしまうと、収入金額に応じて確定申告が必要です。基本的に確定申告の必要がない会社員のメリットをデメリットに変えてしまいます。

しかも、条件を満たしている場合、確定申告は義務となっています。「確定申告が面倒」などの理由で確定申告をしないと、脱税として指摘されてしまう可能性があります。このような状況は絶対に避けなければなりません。

確定申告は全ての人に当てはまるデメリットではありません。ただ、対象となる場合は手間が発生しますので、デメリットになり得ると考えておきましょう。

自己管理能力が問われる

副業フリーランスをする場合は自己管理能力が問われます。自分自身で案件の状況を管理し、本業に影響が出ないようにしなければなりません。

会社員として働いている場合は、ある程度の管理をしてくれます。仕事が遅れている場合はフォローをしてくれますし、残業時間が長くなっている場合は負荷バランスの調節をしてくれます。自分から上長へ連絡をする必要はありますが、報連相ができていれば自己管理能力は最低限で済みます。

しかし、副業フリーランスになると上長による管理は受けられません。自分で案件の管理などを全てこなさなければならなくなるのです。これができなければクライアントに迷惑が掛かり、信用の低下につながってしまいます。

最初から自己管理能力に優れている人であれば大きな問題にはならないでしょう。逆にサボり癖があるなど自己管理能力に不安がある人は、トラブルにつながりかねませんのでデメリットだと認識しましょう。

副業フリーランスをするにあたり意識したい2つの注意点

副業フリーランスをするにあたり注意点が2つあります。デメリットと被る部分もありますが改めて確認しましょう。

本業に影響が出ないようにする

副業フリーランスとして活動する場合は、本業に影響が出ないように注意しましょう。本業に影響が出てしまうと本末転倒になってしまいます。

例えば案件を取りすぎてしまうと、睡眠時間が削られてしまう可能性があります。副業に多くの時間を取られてしまい、プライベートの時間が短くなり本業にも影響が出るのです。

また、副業の打ち合わせを入れたことで、本業の打ち合わせに出られないような状況も良くありません。仕事がバッティングしないように考えなければならないのです。

あくまでも優先するべきは本業の仕事です。副業が影響を与えないように考慮しましょう。

確定申告が必要となる場合がある

上記でも説明したとおり確定申告が必要となる場合があります。副業の収入は税金がかからないわけではありませんので、この点は必ず意識しておきましょう。

特に日本は累進課税ですので、本業の収入状況によっては高額な税金がかかります。税金で副業をした分が消えることはありませんが、思ったほど手元に残らない可能性はあります。

ただ、副業フリーランスで得た収入は、発生した経費の差し引きが可能です。パソコンの購入など経費があった場合はそれが認められますので、うまく活用すれば節税ができます。

副業フリーランスが案件を獲得する3つの方法


副業フリーランスがどのような方法で案件を獲得するのか確認しておきましょう。大きく分けて3種類の方法がありますので、それぞれの方法を正しく理解しておくことが重要です。

クラウドソーシングサービス

フリーランスが案件を獲得するにあたり利用したいものがクラウドソーシングサービスです。フリーランスなどと企業を繋いでくれるサービスで、自分から企業などの案件に応募するタイプのものです。

基本的にはコンペ形式と呼ばれる方法で案件を獲得します。企業などが公開している案件に入札の形で提案をし、提案内容が採用されれば案件を獲得できます。コンペ形式ですので、必ず案件が獲得できるとは限りません。多くの案件に提案をしても、案件が獲得できない場合はあります。

ただ、自分で提案した内容で仕事ができますので、単価などを自由に設定できるメリットはあります。案件を獲得した際には、自分なりに納得できる仕事がしやすいものです。

フリーランスエージェント

フリーランスエージェントは、フリーランス向けに提供されているエージェントサービスです。クライアントとフリーランスがそれぞれ登録をして、エージェント側で案件とフリーランスをマッチングさせます。

フリーランス側は、どのような案件を獲得したいのか伝えておくだけです。その条件に合った案件が見つかると、フリーランスエージェントから連絡をもらえます。そのタイミングで受注するかどうかを判断し、受注するのであれば契約へと進みます。

また、条件面で少し交渉したい場合は、フリーランスエージェントに交渉を依頼できます。副業フリーランスが自分でクライアントに交渉するのは気が引ける場合がありますが、代理で交渉してもらえますので心強いものです。

企業からの案件紹介

すでに取引している企業などがあれば、案件の紹介を依頼しましょう。フリーランス個人に依頼できない場合もありますが、何かしらの案件を紹介してもらえる可能性はあります。

特に既に取引をしていれば、企業とある程度の信頼関係が生まれています。そのため、全く知らない企業に発注を依頼するよりも、案件獲得につながる可能性が高まります。短時間ですぐに案件を発注してもらえる可能性もあります。

ただ、何かしらのミスをすると信頼関係が崩れることにつながります。メリットとデメリットの両方を理解しておきましょう。

まとめ

近年はフリーランスとして副業する人が増えています。副業を認める会社も増えてきていますので、フリーランスとして副業するのであれば今がチャンスとも言えます。

ただ、副業フリーランスにはメリットもデメリットもあります。メリットは確かに大きなものですが、デメリットについても意識をしておかなければなりません。特に本業に影響が出ないように、デメリットについては細かく確認するようにしておきましょう。

また、副業をするにあたり注意点もあります。こちらについてもどのような注意点があるのかを理解して、必ずそれを踏まえた判断をしなければなりません。

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