フリーランスエンジニアに人脈は大切?人脈形成のコツを紹介!

フリーランスエンジニアに人脈は大切?人脈形成のコツを紹介!

フリーランスは人脈が重要だと言われています。うまく人脈形成できるかどうかが、フリーランスとして活躍できるのかのカギを握っています。
ただ、フリーランスの皆さんには、人脈形成の重要性があまり伝わっていないようです。今回は「なぜフリーランスは人脈が重要なのか」についてご説明します。

フリーランスエンジニアに人脈が求められる理由

フリーランスエンジニアに、なぜ人脈が必要なのか分からない人もいるでしょう。理由が分からなければ、なかなか人脈を増やそうとは思えないはずです。まずはなぜ人脈が求められるのかについてご説明をします。

理由1:同じ働き方をする仲間を見つけられる

フリーランス同士の人脈を増やしておけば、同じ働き方をする仲間を見つけられます。つまり、何か困り事があった際に、お互いに助け合える可能性があります。
一般的にフリーランスは「孤独な働き方」と言われています。これは会社員のように同僚がいないため、一人で働くしかない状況に追いやられやすいことが背景にあります。なかなか、仕事での悩み事などを相談して共感してもらえる状況を作れないのです。
しかし、フリーランスの人脈を広げておけば、同じような悩みを持つ人と出会えます。お互いに悩みを相談したり切磋琢磨したりできる可能性があるのです。全てのフリーランスが同じように働いているわけではありませんが、近い境遇の人脈を作ると気持ちが楽になりやすいのです。

理由2:仕事を発注してくれる人と出会える

人脈を広げておくことで、仕事を発注してくれる人と出会える可能性があります。フリーランスエンジニアに仕事を発注してくれる人は貴重ですので、是非とも持っておきたい人脈です。
人脈がなければ、「フリーランスエンジニア向けのエージェント」などを利用して案件を獲得する必要があります。これでも案件は獲得できますが、案件が変わる度に面談があるなどどうしても手間がかかってしまいます。
しかし、人脈で案件を紹介してもらえれば、このような手間は小さくできます。既に面識がある人からの紹介ですので、面談などが省けるのです。プロジェクトなどへスムーズに参画できます。
なお、スムーズに案件を紹介してもらうためには、それを意識した人脈形成が必要です。例えば「自分の持つスキルをアピールする」「案件の受注可否を気軽に確認してもらえるようにしておく」などです。
特に自分の持つスキルは「他者と比べて何が得意であるのか」を強調しておくと良いでしょう。世の中には様々なフリーランスエンジニアがいますので、「他の人よりもこの人に発注しよう」と思わせる人脈形成が重要です。
また、深い人脈形成ができていないと「案件を受注できるか確認してみよう」とはなりません。「忙しいと申し訳ない」と遠慮されてしまうのです。ただ、しっかりと深い人脈形成ができていれば、「とりあえず受注できるかどうか聞いてみよう」と思ってもらえます。つまり、仕事の受注につながりやすくなるのです。

理由3:将来一緒に仕事ができる人を見つけられる

人脈を広げておけば、将来一緒に仕事ができる人と出会える可能性があります。これは「自分が仕事を委託する」「誰かから仕事を委託してもらう」と二つの意味合いがあります。
誰かから仕事を委託してもらうのは、上記でご説明した人脈形成と同じ考え方です。多くの人脈を持っておくことで、他のフリーランスから仕事を任せてもらえる可能性があるのです。フリーランスも全員が一人で仕事をしているわけではありませんので、手の回らない部分について仕事を紹介してもらえる可能性があるのです。
これと同じ考え方で、自分が仕事を委託する側になる場合があります。自分だけでは仕事が回らなくなってしまった場合に、一部分を他のフリーランスエンジニアに委託するのです。また、直接案件に携わってもらうのではなく、事務作業など負担になる部分を委託して対応してもらう場合があります。
その時々で関係性は異なりますが、人脈を広げることで、将来一緒に仕事ができる人を見つけられる可能性があります。仕事を依頼されるだけではなく、依頼する可能性も含めて人脈形成をしておきましょう。

人脈形成が必須ではない

上記では人脈形成の重要さを説明してきました。そのため「絶対に人脈を作らなければならない」と感じた人もいるでしょう。「人付き合いは苦手であるため、人脈形成は難しい」と落ち込んでしまった人もいるかもしれません。
確かに人脈形成は重要ですが、全フリーランスに必須かと問われると、そうではありません。特に人脈形成を意識することなく、フリーランスとして活躍できている人もいます。「人付き合いは苦手だ」と感じる人は、無理に人脈を増やさなくても大丈夫なのです。無理をすると他の部分に支障が出る可能性がありますので、人脈にこだわらない働き方がある事実も理解しておきましょう。
なお、人脈にこだわらない場合、仕事の獲得は「フリーランスエージェント」などの利用が中心です。つまり、人脈ではなく企業に依頼をして案件を見つけてもらいます。そのぶん多少のコストは発生してしまいますが、ライトな人付き合いでも案件は獲得できます。

フリーランスが人脈形成するコツ

フリーランスが人脈形成をするためにはいくつかのコツがあります。コツを意識して活動すると、効率よく人脈を形成できる可能性が高まります。人脈作りのための時間を無駄にしないためにも、以下でご説明するコツを意識しましょう。

SNSでの交流を増やす

SNSを利用して積極的に情報発信をしていきましょう。フリーランスエンジニアとしての活動をアピールすると、興味を持つ人との人脈が生まれる可能性があります。
最近は多くのエンジニアがSNSを利用しています。TwitterやFacebookはもちろんのこと、InstagramやLancepodなどもエンジニアに使われています。フリーランスだけではなく企業に属しているエンジニアも、SNSで情報発信する時代です。様々なSNSが様々なエンジニアに使われていると考えてよいでしょう。
情報を発信したり受信したりすれば、それがきっかけで人脈が生まれる場合があります。共通の話題を持っていますので、低いハードルで交流を開始できるのです。結果、SNSを利用することで少しずつでも人脈を広げられます。
ただ、SNSを利用する際には注意点があります。それは、時間を無駄にしないように意識しなければならないことです。SNSでは様々な情報が飛び交っています。つまり、人脈形成に影響しない情報も飛び交っているのです。そのような情報ばかりに注目してしまい、時間を浪費してはいけないのです。

各種セミナーに参加する

人脈形成を意識して、各種セミナーに参加してみましょう。エンジニア向けのセミナーだけではなく、フリーランス向けのセミナーや大手企業が実施しているセミナーなどもおすすめです。
どのようなセミナーであっても、基本的には同じ目的を持った人が集まっています。つまり、セミナーに参加すれば、お互いに同じ意識を持って人脈形成ができるのです。セミナーの内容によっては共通の話題もありますので、低いハードルでコミュニケーションを取り合えます。セミナーでの人脈形成は容易だと言えます。
しかし注意点もあり、セミナーには自分へ悪影響を与える人が参加している可能性があります。例えば、「宗教勧誘」「マルチ商法」「他業種への勧誘」などが挙げられます。セミナーのテーマとは異なる意図を持って、セミナーに参加し人脈形成をしようとするのです。
このような人に捕まってしまうと、無駄な時間を使う羽目になってしまいます。最初から見極めるのは難しいかもしれません。ただ、「エンジニアとしての質問」「フリーランスとしての質問」などをしてみた結果、うまく答えられない人は注意しておいた方が良いでしょう。

身近な人に紹介してもらう

可能であれば自分のスキルを理解している身近な人に紹介してもらいましょう。紹介してもらえれば、低いハードルで人脈を広げられます。
人脈を広げるにあたりハードルとなりやすいのは、相手について知る部分です。人間を詳しく知るためには時間をかけなければなりませんので、なかなか短時間で人脈は広げられません。
しかし、紹介してもらえるとこの時間を短くできます。既に構築されている信頼関係に基づきますので、「この人が紹介してくれるエンジニアであれば良い人だろう」との印象を持ってもらえるのです。
ただ、紹介してもらう場合は人間関係を悪化させないように注意が必要です。誰かに紹介してもらった人脈は、悪化させると紹介者へも影響を与える可能性があります。「悪い人を紹介された」と思われないために、気をつけなければならないのです。

商工会など地元に密着する

商工会議所などを利用して、地元密着の人脈を作るのも良いでしょう。
最近はインターネットが発達してきたことから、オンラインでの人脈が注目されるケースが多くあります。フリーランスエンジニアであれば、なおさらオンラインの方が身近でしょう。
しかし、人脈はオフラインで持っておくのも悪くありません。特に商工会議所のような地元の人脈は、意外と役に立つ可能性があるものです。見落としがちな人脈ですので、しっかりと構築しておきたいのです。
ただし、商工会議所を利用するのであれば、加入の手続きをしなければなりません。また、持ち回りでイベントのサポートをしなければならない場合もあります。人脈構築には活用できますが、本業に影響を与えないかどうかは考えておかなければなりません。

必要な人脈を見極める力がフリーランスエンジニアには必要

フリーランスエンジニアには人脈が必要です。ただ、必要な人脈は見極めなければなりません。全ての人脈を活かす必要はないのです。以下では人脈の見極めについても触れておきます。

フリーランスエンジニアは時間を無駄にしてはいけない

フリーランスエンジニアに限りませんが、私たちの時間は有限です。時間は効率よく使わなければなりません。フリーランスはタスクが多く、会社員エンジニアよりもさらに効率よく使わなければならないのです。
人脈は形成しなければなりませんので、「可能な限り多くの人と関わっておこう」と考える人がいてもおかしくありません。むしろ上記の説明を踏まえると、「人脈形成のために時間を割かなければならない」と感じたはずです。
ただ、時間は有限ですので関わりを持つ人は選択しなければなりません。人脈形成だけではなく、そこからさらに関わりを持つ人を選択するのです。ある程度幅広い人脈を持ち、そこから選択できると理想ではあります。
人脈形成をしながら時間を無駄にしないのは難しいことです。フリーランスエンジニアである自分にはどのような人脈が必要かを考え、優先順位をつけた人付き合いをしてみましょう。

状況によっては不要な人脈は切り捨てる

人によっては一度形成された人脈は長く利用したいと考えることでしょう。何かしらお世話になった人であれば「この人には恩がある」と考えるものです。
そのような考え方は必要ですが、状況によっては不要な人脈は切り捨てなければなりません。例えば「付き合いは長いが仕事の受注に影響しない」「仕事に関係のない誘いばかりが来る」などです。必ずしも不要な人脈だとは言い切れませんが、あまり時間を割かない方が良い人脈だと考えられます。
もしこのような人脈に困っているのであれば、思い切って人脈を切り捨てるのも選択肢のひとつです。誘いが来ても「時間が取れない」などと断ってしまって良いでしょう。そのような状況が続けば、自然と疎遠な人脈となるものです。
人脈を切り捨てるのは心苦しい部分があります。ただ、自分のために決断しなければならない時はあります。

まとめ

フリーランスエンジニアは人脈を作っておくと、「案件を紹介してもらえる」「困った時に相談できる」「一緒に仕事ができる」などのメリットを生み出します。そのため、人脈を広げられるように意識しておきましょう。
ただ、人脈を広げすぎると人付き合いに時間を取られてしまいます。場合によっては人付き合いで本業に支障が出てしまいます。そうなってしまっては本末転倒です。
重要なのは必要な人との人脈を広げることです。とにかく人脈を広げれば良いわけではありません。時間は有限ですので、フリーランスエンジニアとして価値のある人脈を作るように心がけましょう。


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admin