【2022年版】今の流行りはフリーランスエンジニア?簡単な独立方法を紹介

【2022年版】今の流行りはフリーランスエンジニア?簡単な独立方法を紹介

近年はフリーランスエンジニアを目指す人が増えています。様々な種類のフリーランスが活躍している状況で、フリーランスになりやすいエンジニア界隈は独立する人が増えているのです。

今後ますます、フリーランスとして独立したい人は増えてゆくでしょう。今回はフリーランスエンジニアになる方法や独立までの流れ、独立する際のポイントについて解説します。

フリーランスエンジニアは増加傾向にある

フリーランスエンジニアとしての働き方が人気であることは、フリーランスエンジニアが増加していることから読み取れます。まずは、フリーランスエンジニアの現状についてご説明します。

フリーランスエンジニア数の推移

フリーランスエンジニアの数は増加傾向にあります。PR TIMESによると、国内のフリーランス数は毎年15%程度の増加を続けており、これからも同程度~20%以上の成長が期待されています。つまり、フリーランスエンジニアの数は増加傾向であり、今後も増えることが予想されています。

これだけ爆発的にフリーランスエンジニアの数が増えている状況を踏まえると、「今はフリーランスエンジニアとしての働き方が非常に人気」と言って差し支えないでしょう。多くの人がフリーランスエンジニアとして独立し、活躍できる時代となっているのです。

参考:「ITフリーランス人材及びITフリーランスエージェントの市場調査」 2022年版を公開 – PR TIMES

フリーランスエンジニアが増加している理由

爆発的にフリーランスエンジニアの数が増えている背景には、リモートワークや在宅勤務の広がりがあります。近年は働き方改革で「出社しない働き方」を選択できる環境が整ってきているため、フリーランスが自分らしく働ける環境が整ってきています。

また、エンジニアに限らずフリーランスという働き方が認められつつあります。一昔前は会社に所属している働き方が一般的でしたが、現在はそうではありません。フリーランスのように会社に所属しない働き方も一般的になっているのです。世の中的にフリーランスが認められてきたことで、フリーランスエンジニアの数も一気に増えてきています。

フリーランスエンジニアとして独立する3つの方法


フリーランスエンジニアとして独立する方法は複数あります。今回は数ある方法の中でも、代表的な方法を3種類ご紹介します。

会社員エンジニアからの独立

フリーランスエンジニアとして独立する一般的な方法は、会社員からの独立です。会社員で雇われエンジニアとしての経験を積み、そこでスキルアップしてから独立を目指します。会社員として収入を得ながらスキルアップを続け、自信がついたタイミングでフリーランスエンジニアになれます。

この方法のメリットは、スキルがある状態で独立できる点です。フリーランスエンジニアとして独立したいならば、十分なスキルアップが求められます。フリーランスは会社員のように所属先によるネームバリューがなく、自分のスキルだけで戦う必要があるため、スキルがある状態で独立しなければ話にならないのです。

ただし、スキルアップには際限がないため、期限を決めずに会社員を続けていると独立のタイミングを失ってしまいます。どこかで思い切ってフリーランスエンジニアになると決めることが重要です。

スクールに通ってからの独立

エンジニアとしてのスキルが不足しているならば、スクールでスキルアップしての独立が考えられます。近年できたプログラミングスクールが数多く存在するため、そのようなところに通いスキルアップするのです。

スクールには様々な種類があり、短期間で一気に学習するものや中長期的に学ぶものがあります。また、プログラミング未経験者を対象としたものから経験者がレベルアップするためのものまであります。自分に適したスクールを見つければ、独立のための力を身に付けられるでしょう。

また、近年のスクールは就職や案件の獲得に力を入れています。スクールを利用することで案件を斡旋してもらえる場合もあり、スタートダッシュを切りやすくなっています。

独学でスキルアップしてからの独立

独学でエンジニアとしてスキルを習得して、独立する方法もあります。厳密には独立とはいえないかもしれませんが、スキルさえ習得すればフリーランスエンジニアになれるのです。

スキルの習得方法はさまざまあり、王道の方法は書籍を利用したものです。体系的にシステム開発について解説されている書籍を利用すれば、開発について学べます。

また、近年は動画コンテンツを利用した学習も広がっています。無料コンテンツも有料コンテンツもあり、自分に適したコンテンツを利用すれば効率よく学習できます。

なお、どのような学習方法でも、実際に手を動かすことが求められます。頭で理解していても実装できなければ意味がないため、開発しながら学ぶことを心がけましょう。

フリーランスエンジニアとして独立する基本的な流れ


フリーランスエンジニアとして独立する流れは人によって異なりますが、今回は流れのイメージをご説明します。

エンジニアとして十分にスキルアップ

フリーランスエンジニアとして独立したいならば、まずは十分なスキルを習得しておきましょう。フリーランスエンジニアはスキルを武器に活躍する仕事であるため、スキルが身に付いていないと案件を獲得できません。

基本的には実務経験を積むのが望ましいです。会社員のエンジニアなどで実務経験を積んで、エンジニアとしてスキルアップしておきましょう。また、文章作成や工数の見積もり、契約関連のスキルも習得しておくとフリーランスになってから活動の幅が広がります。

スキルが不十分な状態で独立してしまうと、フリーランスとして活躍できなくなります。独立すると案件を獲得しない限り収入がなくなるため、スキル不足では八方塞がりになりかねません。

スキルマップ・ポートフォリオの作成

フリーランスエンジニアは案件に応募する際などにスキルを証明する必要があります。スキルの証明にポートフォリオやスキルマップが役立つため、独立前に作成しておきましょう。

ポートフォリオは自分がどのようなシステムを開発できるのかを実例で示したものです。過去に開発してきたシステムや、ポートフォリオ用にテスト的に開発したシステムをまとめます。Webアプリケーションなどで外部からアクセスできるものがあれば、アドレスなどを記載しておくとアピールになります。

なお、会社員としてエンジニアを経験している場合は、企業秘密で公開できない情報があるはずです。そのような情報はポートフォリオに含められないため、情報の選別を行いましょう。

スキルマップは自分がどのスキルをどの程度のレベルで保有しているかをまとめたものです。例えば「C言語・経験年数10年・大規模な基幹システム開発を可能」と記載します。スキルを集約することで、クライアントに自分の持つスキルを示すことができるのです。

関連記事:フリーランスエンジニアにポートフォリオは必要?ポートフォリオ作成のコツを紹介!

独立手続き

独立の準備が完了すれば独立の手続きをしましょう。手続きをしなくてもフリーランスエンジニアになれますが、税金面などいくつかの観点から手続きをしておくに越したことはありません。

フリーランスエンジニアになるためには、個人事業主の届出をする必要があります。個人事業主になるためには税務署で「開業届」と呼ばれる書類を提出します。1枚の書類に記入して提出するだけなので、面倒くさがらずに提出してしまいましょう。

開業届は税務署の窓口や国税庁のWebサイトで手に入ります。提出は所轄の税務署に窓口か郵送で提出すれば受付してもらえます。なお、開業届の控えが必要となる場合があるため、こちらを受け取れる提出方法を使いましょう。

また、開業届を提出する際は「青色申告承認申請書」と呼ばれるものも提出するのがおすすめです。こちらを提出しておくと確定申告の際に青色申告が可能となり、税金面で優遇されます。

案件の獲得

独立してフリーランスエンジニアになれば、後は案件を獲得するだけです。案件を獲得しなければいつまでも収入がないため、できるだけ早く獲得しましょう。なお、案件の獲得に向けて独立前から準備を進めておいても差し支えありません。

案件を獲得する方法はいくつもありますが、「フリーランスエージェント」と「クラウドソーシングサービス」を使った案件獲得が一般的です。フリーランスエンジニアの中には、友人からの紹介など、人脈を生かして案件を獲得する人もいます。

フリーランスエージェント

フリーランスエージェントは、登録しておくことで案件を紹介してくれるサービスです。事前に自分の保有するスキルなどを登録しておくと、エージェントの担当者がスキルを活かせる案件を紹介してくれます。営業活動を外注できるとイメージすると良いでしょう。

自分で案件を探し出す必要がないため、営業活動の負担を減らせます。フリーランスエンジニアは営業活動がネックになりやすいため、フリーランスエージェントで案件を探してもらえると、エンジニアとしての活動に集中できます。

クラウドソーシングサービス

クラウドソーシングサービスは、クライアントの案件を公開していて、それらに自分で応募するものです。フリーランスエージェントのように担当者が探し出してくれるのではなく、自分で探し出して自分で応募しなければなりません。応募にあたっては提案文書などを作成する必要があり、自力での営業活動が必要となります。

とはいえ、クラウドソーシングサービスには幅広い案件が存在していて、フリーランスエンジニア向けのものは数が豊富です。簡単な案件も難しい案件もそろっているので、自分のレベルに合わせて案件に応募できます。例えば「独立して実績が少ないため、信用力を高めるために簡単な案件でも受注する」といった使い方が可能です。

フリーランスエンジニアとして独立する際のポイント

フリーランスエンジニアとして独立する際にはいくつものポイントがあります。これらを意識しておかなければ後悔する可能性があるため、必ず意識するようにしてください。

クレジットカードなどを発行する

会社員からフリーランスエンジニアに独立するならば、クレジットカードやローンの申し込みは済ませておきましょう。フリーランスエンジニアになってから申し込みをすると、審査に通過できない可能性があります。

審査に通過できなくなる理由は、フリーランスは全般的に社会的信用力が低いからです。ここでの社会的信用力とは収入の安定性を指していて、フリーランスは収入の安定性に欠けると考えられています。結果、フリーランスになるとクレジットカードやローンの審査に通過しにくくなるのです。

しかし、会社員のうちに審査に通過しておけば、フリーランスエンジニアになってもそのままクレジットカードを利用できます。滞りなく支払いをすれば、クレジットカード会社や金融機関から指摘されることもありません。審査に通過しにくくなることを踏まえて、これらの契約は事前に済ませておきましょう。

関連記事:フリーランスがクレジットカードを作るには?おすすめのクレジットカードを紹介!

名刺などは独立前に申し込みしておく

近年は利用する機会が減ってきましたが、名刺などの備品が必要です。このような備品は独立前から準備が可能なので、計画的に申し込みをするなど手配を進めておきましょう。

独立してから備品の手配をすると、必要なものが揃うまで行動しにくくなります。独立したからには1日でも早く案件を獲得して現場に出た方が良いため、タイムラグが生じるような事柄は可能な限り減らすべきです。備品の手配不足でクライアント先に行けないような事態を避けるべく、用意できるものは事前に手配してしまいましょう。

なお、独立する前に手配しておいても、領収書を受け取っていれば経費として計上可能です。この点は特に心配する必要がないため、事前準備で支払った費用の領収書も必ず受け取らなければなりません。

まとめ

近年流行しているフリーランスエンジニアについてご説明しました。さまざまな分野でフリーランスが増えており、エンジニアはフリーランスの代表的な存在です。これからますますフリーランスエンジニアとして働く人が増えるでしょう。

フリーランスエンジニアとして独立する方法は複数あり、自分に適した方法を選択しなければなりません。一般的には会社員のエンジニアとして働き、経験を積んでから独立します。また、スクールなどでスキルを高めて独立する人も増えています。

独立する際は開業届の提出など事務手続きが必要となります。また、クレジットカードの作成など事前に済ませた方が良いこともあるため、独立にあたっては計画を立てて進めるようにしましょう。

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admin