できるエンジニアの考え方と習慣を徹底解説!なぜあのエンジニアは優秀なのか?

できるエンジニアの考え方と習慣を徹底解説!なぜあのエンジニアは優秀なのか?

できるエンジニアは、常に自分ならではの考え方を持っています。すべてを取り入れられるわけではありませんが、エンジニアとして成長するためには、このような考え方を取り入れたいものです。

また、独自の考え方を持つだけではなく、習慣化していることも見受けられます。この習慣を取り入れることによって、エンジニアとして進化できるかもしれません。今回は、できるエンジニアの考え方や習慣について解説します。

できるエンジニアが持つ5つの考え方


できるエンジニアは、それぞれ様々な考え方を持っています。今回はそれらの中でも、参考にしたい5種類の考え方を紹介します。

問題意識を持つ

日頃から問題意識を持つようにします。様々な物事に対して疑問を持つことによって、「それを解決しよう」という考え方に至ることが新しい物事を習得するきっかけになり、エンジニアとして成長していくのです。情報の収集により、できるエンジニアへとレベルアップしていきます。

日頃から問題意識を持たなければ、新しい物事を習得するきっかけを失ってしまうでしょう。同じ生活を続けていても、エンジニアとしてのレベルアップはできません。日頃の考えの中に問題意識を含めることによって、自分自身を大きく成長させられるようになるのです。

また、エンジニアの観点から問題意識を持つようにすれば、それをテクニカルにどう解決するかまでつなげられます。つまり、新しいサービスの開発やシステムの提案に役立つかもしれないのです。物事に疑問を持ち、それを解決する方法まで考えてみましょう。

常に学ぼうとする

上記の問題意識にも関係する部分ではありますが、常に学ぼうとする姿勢が大切です。エンジニアとして成長を続けるためには、新しい情報の収集が不可欠です。常に学ぼうとする考え方を持っていなければ、エンジニアのスキルは陳腐化してしまいます。

「常に学ぶ」という考え方を実践するためには、書籍を読んだりセミナーに参加したりすることが考えられます。近年は、インターネット経由で最新の情報を収集できるため、これらを積極的に取り入れても良いでしょう。学習するタイミングを定めておくことで、効率よく学べるはずです。

ただ、このような考え方は重要ですが、情報が消化しきれない状況は避けなければなりません。新しいことを学びすぎると、頭でっかちになってしまい、結局は実践できないということが起こります。これでは学んだ意味が薄れてしまうため、学びながら実践することも考えるようにしましょう。

個人・チームを切り分ける

個人とチームを切り分ける考え方が求められます。個人で対応できることは素早く済ませてしまい、チームで対応すべきことは集まった時に対応するのです。これらを切り分ける考え方を持つことによって、システム開発などを効率よく進められます。

時間は有限であるため、いかに効率よくタスクを処理できるかが重要です。できるエンジニアの定義は曖昧ですが「効率よくタスクをこなせている人」はこれに該当すると考えて良いでしょう。タスクを効率よくこなすためには、1人の時間で個人のタスクを処理し、チームが集まった時間で専用のタスクを処理することが非常に重要です。

また、言われてみれば当たり前の考え方ですが、これらの切り分けができている人は限られています。目の前のタスクを、何も考えずにこなすのではなく、個人とチームを切り分けて優先順位をつけてみましょう。

詳細にこだわる

詳細にこだわることによって、アウトプットの品質が高まり、できるエンジニアだと評価されます。エンジニアはシステムやアプリケーション、プログラムだけではなくドキュメントの作成にも対応しなければなりません。これら全てにおいて、詳細にこだわることを意識してみましょう。

テクニカルな部分については、「バグ」を無くすためにこだわるエンジニアが多いと考えられます。これに加えて、アルゴリズムの設計に力を入れるなど、見えない部分までこだわる考え方を取り入れるのです。また、納品するドキュメントについても体裁を整え、誤字脱字が含まれないように品質を高めます。

複数人で開発を進めている場合は、アウトプットに対してダブルチェックが入るでしょう。ただ、提案段階などでは、エンジニアが1人で資料などを作成するケースも多々見受けられます。このような状況下で品質を高められる考え方が求められます。

ビジネスに興味を持つ

IT業界だけではなく幅広いビジネスに興味を持ってみましょう。全く関係のないビジネスでも、興味を持って深堀りしてみれば、何かしら新しい知見が見つかるかもしれません。また、エンジニアとしての営業先が増える可能性もあります。

ビジネスに興味を持つという考え方は簡単なことではありません。エンジニアとして関わりのある世界以外は、積極的に興味を持とうと思えないでしょう。ビジネスを理解するためには法律の理解が必要となることもあり、エンジニアにとっては負担が増えてしまうのも事実です。

とはいえ、ビジネスに興味を持つことによって、新しい世界が広がってくるかもしれません。できるエンジニアになるために、考え方を切り替えていきましょう。

できるエンジニアが意識する4つの習慣


これまでは、できるエンジニアの考え方について解説しました。続いては、できるエンジニアが意識している習慣について紹介します。

ドキュメンテーション

できるエンジニアはドキュメンテーションを意識しています。必要な情報を文章などに残して、後から見返しやすいようにしておくのです。これによって、情報収集に必要な時間を最小限に抑え、効率よく活用できるようになります。

ドキュメンテーションと表現すると、大層なことをしなければならないとイメージするかもしれません。しかし、必要以上に時間をかけることはせず、簡単に内容をまとめておくだけでも良いでしょう。誰かに提出するような体裁ではなく、自分が内容を理解できる体裁であれば差し支えありません。

逆にドキュメンテーションに時間をかけてしまうと、全体としての時間効率が下がってしまいます。できるエンジニアは細部にこだわる考え方も必要ですが、自分で内容を把握するだけであればこだわる必要はありません。臨機応変に、品質を変更しつつドキュメンテーションしていきましょう。

健康的なライフスタイル

エンジニアに限らず、社会人として活躍するためには健康的なライフスタイルを意識すべきです。健康面に問題があると、優秀なエンジニアでもパフォーマンスを発揮できず、できるエンジニアだと評価されなくなってしまいます。

例えば、日頃から睡眠時間を十分に確保することが重要です。様々な研究を参考にしてみると、睡眠不足がパフォーマンスに与える影響は甚大だとされています。エンジニアのパフォーマンスにも影響を与えるため、睡眠を意識した健康的なライフスタイルが重要です。

また、エンジニアはパソコンを中心とした作業であり、椅子に座っている時間が長くなってしまいます。これも健康面に悪影響を与えると考えられている要素です。そのため、散歩など定期的に歩く機会を設けることで、健康的なライフスタイルを実現するように意識します。

タイムマネジメント

物事を効率よくこなすために、タイムマネジメントを意識しておきましょう。それぞれのタスクに必要な時間を見積もることはもちろん、1日のタスク配分も考えなければなりません。また、プライベートな時間とのバランスを検討することも求められます。

どのような世界においても、タイムマネジメントができるかどうかは非常に重要な要素です。時間通りに物事を進められなければ、社会人としての信用を失いかねません。自分自身が働きやすい環境を作る意味でも、タイムマネジメントには力を入れるようにしましょう。

また、エンジニア業界はプロジェクトの方針変更などから、遅延が発生しやすいことが特徴です。ただ、適切なタイムマネジメントで余裕を持つようにしておけば、このような遅延を吸収できるでしょう。これも、できるエンジニアとして評価されるひとつの要因になります。

コミュニケーション

積極的なコミュニケーションを意識すべきです。上記で解説してきたような情報収集はもちろん、プロジェクトを円滑に進めるためにもコミュニケーションは欠かせません。個人でこなす作業も多数ありますが、積極的なコミュニケーションを習慣化するようにしてみましょう。

プロジェクトの推進においては、コミュニケーションを取ることで認識の齟齬を軽減できます。また、定期的なコミュニケーションによって、周囲の進捗具合を把握することができるでしょう。必要に応じてフォローしたり、タスクを振り分けたりすることが可能です。

また、業務以外の場ではコミュニケーションを取ることによって、新情報がキャッチできたり新しい案件と出会えたりします。意外とないがしろにされがちですが、習慣化されたコミュニケーションが、できるエンジニアへの近道です。

ワンランク上のエンジニアを目指すために取り組みたい事柄

考え方や習慣によって、できるエンジニアであると判断されることについて解説しました。これら以外にも、最新の取り組みを採用することによって、ワンランク上のエンジニアを目指せます。今のエンジニアは、どのようにランクアップしているのか紹介します。

コードレビュー

無難な取り組みではありますが、できるだけコードレビューに時間を割くようにしてみましょう。コードレビューは自分自身が作成したものだけではなく、他人が作成したものに目を通してみることが重要です。

例えば、プロジェクトでアプリケーション開発に取り組んでいるならば、他のエンジニアが作成したプログラムに目を通してみましょう。誰かが開発したものをレビューすることによって、陥りがちなミスや新しいアルゴリズムが見つかるかもしれません。それらを自分のものとして習得することで、ワンランク上のエンジニアへランクアップできます。

また、プロジェクトではなくGitなどで有名なソースコードをレビューしてみることもおすすめです。すでに誰かがレビューして、修正されていると考えられますが、何かしら誤りがないか確認してみましょう。また、レベルの高いエンジニアは、どのようにコードを書いているのかを確認することでスキルアップが可能です。

なお、純粋なプログラムだけではなく、環境構築などのソースコードをレビューしてみることもおすすめします。例えば、AWSは環境構築に必要な情報をJSONやYAML形式のファイルで定義可能です。このようなコードを確認してみることで、自分が吸収できる内容が見つかるかもしれません。

テスト駆動開発

テスト駆動開発とは、テストを中心に新たなシステムなどを構築・開発していく考え方を指します。事前に必要なテスト設計やテストコードの作成を済ませてしまい、それに適合するようにシステム開発をしていくのです。

一般的なシステム開発では、事前に設計書を作成しそれに沿って実装していきます。また、実装を踏まえてテスト設計書を作成し、実行することでバグがないか発見する段取りです。

それに対して、テスト駆動開発ではテストケースを作成してとにかくテストを繰り返します。初期の段階では失敗するテストケースが多いですが、修正を繰り返すことで成功するテストケースが増えていきます。これにより、最低限動作するシステムが構築できるという仕組みです。

また、期間やコストに余裕があるならば、リファクタリングという工程も存在します。テストに合格している部分を修正し、より効率の良い実装に切り替えていくのです。状況に応じて、リファクタリングの工程を割愛することで実装工程の遅延を防ぎやすくなり、エンジニアとして評価されやすくなります。

まとめ

できるエンジニアの考え方と習慣について徹底的に解説しました。人によって取り組んでいる事柄は異なりますが、今回解説したような内容を積極的に取り入れてみましょう。優秀なエンジニアの考え方や習慣を取り入れることで、自分自身の価値を高められるようになります。

ただ、考え方や習慣を見直すには時間を要することが一般的です。短期間で全てを取り入れようとしても失敗してしまうでしょう。今すぐできることから少しずつ取り入れ、エンジニアとしてランクアップしてください。

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admin