フリーランスエンジニアに向いている人の特徴とは?知っておくべきメリットやデメリット
フリーランスエンジニアと聞くと、どのようなイメージを持たれていますか。
会社員の立場から見ると、フリーランスは自由に働けて羨ましいという意見を持たれている方も少なくないでしょう。「独立」や「起業」に向けて頑張っていらっしゃる方もいるのではないかと思います。
しかし、フリーランスの中には「会社員時代はプログラミングに没頭できてよかったなぁ……」という意外な悩みを持ち合わせている方もいらっしゃいます。
本記事ではメリットやデメリットを挙げながら、知っておくべきフリーランスエンジニアに向いている人の特徴をご紹介していきます。
フリーランスとして活躍する前に、ぜひチェックしておきましょう。
1.セルフコントロール能力の高い人
セルフコントロール能力の高い人とは、意思決定力や誘惑に打ち勝つ能力の高い人を指します。フリーランスになると、時間や場所の制約がないため、自らで仕事時間を決めて、プロジェクトを遂行していく能力が求められます。
時間の制約がない
フリーランスになると、月曜日から金曜日まで、毎朝10時から18時まで決まった時間に働く必要はありません。毎朝何時に起きて、何時に仕事を始めるのかを自分で全て決めることができます。
クライアントとの約束や納期をしっかり守り、きちんと仕事をこなすことができれば、それ以外の時間は基本的に自由です。
そのため、個人で仕事とプライベートとのメリハリをつけた生活設計を行っていく必要があります。
場所の制約を受けない
会社員のように、毎日決まった場所に出社する必要がありません。そのため、通勤時の満員電車に乗らなくても良いので、毎日の不要なストレスから解放されます。
在宅案件のみで自宅で仕事をする場合、朝ベッドから起きてすぐに作業机で仕事に取りかかることができます。もちろん、場所の制約がないので、WIFIさえあれば、旅先でも仕事ができるのが魅力的です。
好きな時に休みが取れる
休みの日にどこかに出かけようとも、人や交通量が多く混雑していることで、せっかくの休みにも関わらず、ストレスを感じたりすることはありませんか?
フリーランスは自分の関わる仕事に責任を持ち、結果を出しているのであれば、いつ休みを取ろうが自身の勝手です。好きな時に休みを調整することができるのは大きなメリットでしょう。
健康管理の重要性
在宅案件で引きこもりがちな人であれば、食事が偏る傾向があり、運動もせず、不健康になってしまう可能性があります。
毎日の体調管理を万全に整えておくことも仕事のうちです。自らの健康について常に気を配り、最高のパフォーマンスで仕事ができるように、自らを律しておきましょう。
2.コミュニケーション能力の高い人
フリーランスエンジニアに求められるコミュニケーション能力とは、クライアントとの交渉や人脈を広げる際に必要とされる共感能力のことを指します。
思いやりをもってクライアントと話し合う
直接顔を合わすことのないメールでのやり取りでも、相手への思いやりが大切です。
自分自身が疲れていたり、相手が無神経な話し方をしたと感じた時でさえも、お互いに気持ちよく仕事を行うために、相手を気遣いながら話を進める必要があります。
またビデオチャットや直接対面で話し合う必要性のある場合、自らの服装に気を配る必要があります。相手にとって不快感を与えない身だしなみを整えておくことが大事です。
自らネットワークを広げる必要がある
自宅や決まった場所で仕事をするだけでは。仕事の幅も知識も広がりません。積極的に外に出て、新しい人と交流して、刺激を得るようにしましょう。
また同じ価値観や仕事観をもつ人を見つけて、一緒にビジネスをする仲間や切磋琢磨できる友人に出会える可能性があります。チャンスは自ら掴んでいきましょう。
3.好奇心が旺盛である
フリーランスエンジニアには、新しい疑問やプロジェクトにも自ら調べて解決していく知的好奇心が大事です。
自主的にスキルアップをしていく
フリーランスエンジニアには、企業研修などありません。独学をベースに自主的にスキルアップする必要があります。
特にIT技術の変化は凄まじいものです。多様な案件に対応できるように幅広くスキルを身につけておきましょう。
幅広い業務に対応
確定申告や請求書発行、お金の管理、メール応対、営業などのバックオフィス業務も自ら行っていく必要があります。最初の間はプログラミングだけに集中して作業を行うことは難しいでしょう。
そのため、お金に余裕があるのであれば、バックオフィスを外注してしまうのも手段です。
やりたい仕事を選ぶことができる
自らの得意なスキルや好みに応じて、主体的にどのプロジェクトに貢献するかを選ぶことができます。そのため、会社員時代と比べて、より責任感がもてて、自らやっている仕事にやりがいを感じる時が多くなるでしょう。
4.メンタルが強い
企業勤めの時よりも立場が弱くなる
長年ビジネスを行い信用を築いてきている企業とは違い、ビジネスを始めたばかりの個人の社会的信用はほぼ無くなります。
例えば、クレジットカードやローンの審査が通らなくなったり、社会保険に加入している会社員がケガや病気になった時に受け取れる傷病手当金もありません。
新たなカードを作ったり、ローンを組む場合は会社員の時に行っておきましょう。また、手厚い保険を利用したい場合は、民間の保険会社が提供するサービスも検討しましょう。
不安定な収入
フリーランスエンジニアの単価は高い傾向にあるので、請け負う案件やその数によっては会社員時代よりもはるかに高収入を得られる可能性は高いと言えます。
しかし、プロジェクトが終われば、新しいプロジェクトを積極的に探さないと収入がありません。まだ慣れないうちは、収入の不安定さによるプレッシャーを大きく感じることでしょう。
フリーランスエンジニアに向いている人の特徴まとめ
フリーランスに向いている人の特徴は以上です。
会社員と比べて求められるモノが異なりますが、「自制心と共感能力があり、好奇心旺盛でメンタルの強い」人は、フリーランスエンジニアに向いている人と言えるでしょう。
フリーランスになりたい方は、ぜひ判断基準の一つにされてみてください。