ITエンジニアの面接必勝法!差をつけるポイントは?

ITエンジニアの面接必勝法!差をつけるポイントは?

ITエンジニアの面接では、スキルや実績について多く問われます。今までにどのようなプロジェクトに参加して、どのようなスキルを取得しているのかが重要だからです。座学だけではなく、現場でスキルを習得していなければなりません。

ただ、スキルについての質問だけではなく、ITエンジニアの面接では様々なことを問われます。今回は、itエンジニアが、面接を乗り切るために役立つポイントや必勝法について解説します。

エンジニアの面接でチェックされる4つのポイント

一般的に、面接の時間は限られているため、チェックされるポイントも限られています。続いては、ITエンジニアの面接において、何がポイントとなるのか解説します。

保有スキル

ITエンジニアとして、どのようなスキルを保有しているかが重要です。経験者に対する面接では、即戦力であることが求められるため、どのようなスキルを有しているのか確認されます。面接官に伝わる粒度で、スキルを説明できなければなりません。

ただ、基本的な情報は、履歴書や職務経歴書に記載されています。そのため、面接官はそれらの情報を理解していると考えてよいでしょう。つまり、基本的な部分から、面接の場で説明する必要はありません。アピールポイントに絞って、話を進めるようにしましょう。

例えば、得意なプログラミング言語やインフラ環境について伝えられるようにしておきます。また、今までのキャリアの中で、特筆すべき経験やプロジェクトがあれば、それらも話題として持っておきましょう。

応募理由

求人や案件に応募した理由について確認されます。転職でもフリーランスの面談でも、必ず問われる内容です。ITエンジニアとして、明確な理由を持っておきましょう。

応募理由には「この返答にすべき」という内容はありません。ただ、面接の場では「企業に興味がある」あるいは「自分のスキルを存分に活かせる」のどちらかでまとめることがポイントです。転職の面接であれば前者を軸に、フリーランスの面談であれば後者を軸に考えると良いでしょう。

なお、スキルを活かせることを軸にすると「どのような観点でコミットしてくれるのか」ということも、ほぼ必ず問われます。自分目線で面接に臨むのではなく、企業や採用担当者目線で、面接に臨み答えることもポイントです。

転職理由

フリーランスではなく、転職を考えているならば、転職理由が重要です。採用担当者は、長く働いてくれることを求めるため、悪影響を与えないようにすることが求められます。

基本的に転職理由は、ポジティブな方針で伝えることがポイントです。例えば「今までの会社ではプロジェクトが少なく、成長に限界があると感じたから」などが考えられます。

逆に「残業が多かったから」などの理由を伝えてしまうと、悪印象を与えかねません。同じ事由が発生した際に、短期間で離職してしまうかもしれないからです。実際にはネガティブな内容でも、表向きはポジティブな建付けにしなければなりません。

コミュニケーション

ITエンジニアとはいえども、コミュニケーションスキルが問われる時代です。一昔前は、黙々とタスクをこなすことも多くありましたが、現在はそうではありません。コミュニケーションが重要視される時代です。

面接では、自分の意思や意見を端的にまとめて伝えることがポイントといえます。質問内容を正確に汲み取り、結論から話し出すこともポイントです。「質問内容と回答内容が噛み合っているか」を、面接官は評価しています。

ただ、コミュニケーションを意識するあまり、機械的な対応にならないよう注意すべきです。例えば、質問に対する回答を事前に考えていると、記憶していた文章を話すだけになってしまいます。これでは、感情がこもらなくなるなど、別の観点でコミュニケーションに問題があると判断されかねません。

ITエンジニアが面接に臨む際のマナー


実際にITエンジニアが面接に臨む際は、いくつものマナーがあります。こちらにもポイントとなることがあるため、こちらについても理解を深めていきましょう。

当日の身だしなみ

近辺のIT業界は、私服で働ける企業が多いなど、他の業界とは少々異なります。そのため「面接はどのような服装にすべきか」と悩む人も多いようです。ただ、基本的にはスーツやオフィスカジュアルで臨むようにしましょう。

業界としては、私服が広がっていますが、面接はフォーマルな場です。実際に働いている人とは、状況に応じて異なるため、スーツで臨むに越したことはありません。面接官は私服かもしれませんが、気にせずにスーツを選択しておくと安心です。

なお、どうしてもスーツが適さないような企業であれば、オフィスカジュアルを選択しましょう。セットアップの服装で臨むと、フォーマルさを意識していることが伝わります。

企業への訪問

新型コロナウイルスの影響が落ち着いてきたことで、対面での面接が復活しています。そのため、企業へ訪問する際のマナーを意識することがポイントです。

訪問して面接を受ける場合は、10分前には到着しておくようにしましょう。あまりに早く到着することは、相手側に迷惑をかけるため、余裕を持って行動しているならば訪問タイミングは調節すべきです。また、アウターなどを着ているならば、訪問前に脱いでおきましょう。

受付が完了した後は、待機室に通されることが一般的です。面接に備えて、携帯電話の電源はオフにしておきましょう。マナーモードでも、誤操作してしまう可能性があるため、オフにしておく方が安心です。声をかけられた際は、必ず挨拶しましょう。

面接が始まった後は、上記のポイントを踏まえて、該当するようにしてください。落ち着きがあるかどうかなとも、面接では評価されています。必要以上に動かず、相手の目を見て話すようにしましょう。

面接が終わった後は、挨拶をして速やかに退出します。なお、オフィスの中では、面接官以外にも見られている可能性があります。最後まで気を抜かず、携帯電話の確認などは、オフィスを出てから対応することがポイントです。

オンライン

働き方改革により、面接は対面ではなくミーティングツールなどで完結することもあります。特にIT業界は、リモートワークが普及しているため、こちらのポイントも理解しておきましょう。

オンライン面接で重要なポイントは、環境の整備です。ネットワークはもちろん、マイクやスピーカーの状況も確認しなければなりません。何かしらの機器に不具合があると、面接がスムーズに進まなくなります。通信テストなどを利用して、問題が発生していないか事前に確認しましょう。

面接当日は、所定のURLにアクセスして、ミーティングに参加するケースが大半です。基本的には移動が発生しないため、時間には注意するようにしましょう。カメラをオンにするため、余裕を持って身だしなみを整えたり部屋を掃除しておくことがポイントです。準備ができていても、ミーティングに参加するのは、開始予定時刻の3分ほど前で差し支えありません。

面接が始まってからは、普段よりも少しゆっくり話すことがポイントです。オンラインミーティングは、どうしても音声のラグが生じてしまいます。駆け足で話すと、面接官の発言と重なる可能性があるため、お互いの声が聞き取れるように意識しなければなりません。

なお、発言する際は、画面ではなくカメラを見るようにしましょう。画面に相手の顔が映るため、どうしても画面を見てしまいがちです。ただ、カメラを見なければうつむいているように見えるため、ここは注意しなければなりません。

面接が終了した後は、「ありがとうございました」「本日はお世話になりました」などと感謝を伝えましょう。また、面接は面接官が終了するケースが多いですが、先に退出を促されることもあります。その時の指示に従って、行動するようにしてください。

ITエンジニアが面接でより差をつけるポイント


上記で解説したとおり、ITエンジニアの面接ではいくつものポイントがあります。それを踏まえて、マナーを守った面接に望むことが重要です。ただ、上記で解説した内容をさらに深掘りしたポイントもあるため、それらについて解説します。

時間に余裕を持つ

意外とできていない人が多いポイントとして「時間に余裕を持つ」ということが挙げられます。面接のマナーでも解説したとおり、時間に余裕を持って訪問したりオンライン会議に遅れないことが重要です。これができないと、面接官の心象を悪くしてしまうため、マイナスの評価から面接がスタートしてしまいます。

ITエンジニアに限らず、社会人は時間に余裕を持っておくことが重要です。特に、面接のような今まで関わっていない人との接触は、遅れがあってはなりません。公共交通機関の遅延なども考えられるため、そのようなことも加味したスケジューリングが求められます。

オンライン面接の場を整える

近年はオンライン面接を利用する企業が増えています。そのため、ITエンジニアとして、面接の場を整えるようにしましょう。ここに投資するかどうかで、面接が成功するかどうか左右されるといっても過言ではありません。

例えば、面接に利用する部屋が暗いと、Web面接ではより暗く映ってしまいます。ツールの設定で制御することもできますが、顔が暗く映ると心象が悪いでしょう。部屋全体が明るくなるように、場を整えておくことが重要です。また、LEDライトなどを利用して、Webカメラに映る部分を明るくする選択肢もあります。

また、マイクやスピーカーについても確認しておくことが重要です。特に、マイクにホワイトノイズが入ってしまうと、面接官に悪印象を与えてしまいます。音声が聞き取りにくくなってしまい、何度も指摘されることもあるでしょう。事前に自分だけでテストしておき、そのような状況を回避することが重要です。

自己アピールのパターンを考える

先ほども解説したとおり、自己アピールは必ず質問される要素であるため、準備しておかなければなりません。頭の中で考えるだけではなく、口に出して抑揚をつけながら伝えられるようにしましょう。これは、最低限やるべきことです。

他のエンジニアと差をつけるならば、いくつかの自己アピールを用意することを意識しましょう。例えば、応募先の企業に応じて、少しずつカスタマイズした自己アピールを用意します。どうしても、自己アピールは「汎用的なもの」になりがちであるため、これを防がなければなりません。「他社でも同じような話をしているのか」と思われてしまうと、興味を引けなくなってしまいます。

差をつけたいならば、応募する企業の分析に力を入れましょう。それを踏まえた自己アピールを個別に作成すれば、面接官は「自社の即戦力になってくれる」と感じやすくなります。

逆質問を用意しておく

これも当たり前かもしれませんが、逆質問を複数、用意しておくようにしましょう。数が少ないと、面接の過程で解決してしまう可能性があります。一度聞いたことを再度質問すると、印象が悪くなってしまうため、質問の選択肢は多くすべきです。

ただ、逆質問の時間は限られているため、すべてを質問する必要はありません。面接の内容を踏まえて、適切だと感じるものを質問するようにしましょう。こちらについても「汎用的なもの」ではなく「応募先の企業に適したもの」に絞ることが重要です。

まとめ

ITエンジニアの面接で、重要となるポイントについて解説しました。基本的な部分は一般的な面接と同様ですが、テクニカルな部分など、エンジニア特有のポイントもあります。どちらも理解し、網羅的に対応できることが面接では重要です。

また、面接でのやり取りは、臨機応変に対応できるようにしておきましょう。機密情報を漏らさないために、回答内容を考えておくことは大切ですが、面接では応用力が求められます。踏み込んだ質問をされても、対応できるような準備が必要です。

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