エンジニア向け|在宅勤務/リモートワークがしやすい言語TOP5

エンジニア向け|在宅勤務/リモートワークがしやすい言語TOP5

近年は在宅勤務やリモートワークで働くエンジニアが増えています。新型コロナウイルスの影響はありますが、働き方改革により柔軟な働き方が注目されているのです。

ただ、そのような働き方が注目されているものの、エンジニアの全てが在宅勤務やリモートワークに対応できるわけではありません。特にプログラミング言語の種類によって、強く左右される部分があります。今回はプログラミング言語の中でも在宅勤務やリモートワークがしやすいものをご紹介します。

在宅勤務やリモートワークがしやすいプログラミング言語TOP5

在宅勤務やリモートワークにはどのプログラミング言語が適しているのでしょうか。まずは適しているプログラミング言語をランキング形式で5つご紹介します。

Top1:Ruby


RubyはWeb系の開発で特に利用されているプログラミング言語です。Web系のプログラミング言語は多数存在しているものの、Rubyが最も利用されていて公開されている案件数が多くなっています。事実、多くの大手サイトWebサービスがRubyで開発されていて、それを追従するようにRubyの案件が増えています。

大手企業でもRubyは利用されていますが、スタートアップ企業やベンチャー企業でも積極的に採用されています。その理由は多く考えられるものの、主にRubyの安定した処理や速さが好まれていると思われます。また、Rubyはプログラミング言語の中でも比較的習得しやすいとされていて、そのような背景も影響していると考えられます。

多くの企業でRubyが採用されているため、それらの中には在宅勤務やリモートワークに対応しているものが多数含まれています。そもそも、Web系の開発は在宅勤務やリモートワークがしやすいのですが、加えて案件数が多いために選択肢が広がるのです。自分の条件に適した案件を見つけやすいとの観点で、Rubyはよりおすすめのプログラミング言語です。

しかも、Rubyは需要が高いためクライアントがエンジニアを奪い合うような状況が生まれています。そのような背景があり、Rubyの案件は単価が高まる傾向にあります。それだけ求められるスキルは高くなってしまうものの、在宅勤務やリモートワークがしやすく、なおかつ稼ぎやすいプログラミング言語です。

Top2:PHP


PHPはRubyと並んで需要の高いプログラミング言語です。Web系のプログラミング言語で歴史は長く、PHPは多くのWebサイトやWebアプリケーションの開発に利用されています。

Web系のプログラミング言語全体のトレンドとしては、上記でご説明したRubyに偏ってきています。しかし、単純な案件数で見るとPHPのほうが多い状況でもあります。そのため、より多くの案件から在宅勤務やリモートワークに対応しているものを探したいならば、PHPを選択したほうが良いかもしれません。

PHPがプログラミング言語の中でも高い需要を誇っている理由はいくつかあります。まず、PHPはWeb系のプログラミング言語の中でも歴史が長く、PHPで開発されているWebアプリケーションなどが数多く存在しています。これらの維持・保守に関する案件は今でも多数公開されているため、PHPの需要は高いままなのです。

また、CMSで有名なWordPressと呼ばれるものがあります。こちらはPHPで開発されていて、カスタマイズなども基本的にはPHPを利用して行われます。PHPの案件として公開されているものの中には、このWordPressの利用を前提としているものがあり、このような案件の存在がPHPの案件数を押し上げています。

なお、PHPについては案件ごとに求められるレベルの差があるため、案件の単価にも大きな差があります。在宅勤務やリモートワークで対応できる案件も単価に差があり、この点は案件選びで失敗しないためにも抑えておくべきです。

Top3:Python


近年、案件数の増加が見られるプログラミング言語がPythonです。上記でご説明したRubyやPHPと比較するとまだ少ない状況ではあるものの、習得しておくとこれから在宅勤務やリモートワークがしやすくなるでしょう。

PythonはそもそもWebアプリケーションを開発するために利用されているプログラミング言語です。PHPの代わりにPythonを利用するケースも増えていて、Web開発の主要なプログラミング言語に含まれるようになっています。Web開発の案件は在宅勤務やリモートワークができるものが多く、それによりPythonもリモートワークがしやすい状況です。

ただ、近年のPythonに対する印象はWeb開発ではなくAIの実装でしょう。Pythonは数値計算に長けているプログラミング言語であるため、この特徴を生かしてAIの実装に多数利用されています。また、AIではなくとも機械学習やデータ分析を実装するためのプログラミング言語に利用されています。

このような印象が広がってはいるものの、これらの案件については在宅勤務やリモートワークに対応していないケースが大半です。どうしても機密情報などを取り扱うため、社外にデータの提供をしてもらえずクライアント先で対応するしかないのです。セキュリティ上やむを得ないことではありますが、トレンドとなっているPythonの使い方では在宅勤務やリモートワークは期待できません。

Top4:JavaScript


JavaScriptはWeb開発で多用されるスクリプト言語です。現在のWebサイトやWebアプリケーションにおいてJavaScriptを利用していないものはほとんどないと考えられます。

JavaScriptで実装できる内容はPHPと似ている部分がありますが、PHPがサーバサイドプログラミング言語であるのに対しJavaScriptはクライアントサイドプログラミング言語であるとの特徴があります。実行される場所が異なりますので、根本的にはPHPとJavaScriptは異なるプログラミング言語です。

一般的にJavaScriptはWeb開発の中でも画面操作や遷移、装飾などに利用されます。クライアントサイドで動的な操作を実装できるようになるため、現代のように動きの多いWebサイトやWebアプリケーションの実装にはJavaScriptが必須となっているわけです。

ただ、重要なのはJavaScriptだけの開発案件は限られているということです。JavaScriptはWebサイトやWebアプリケーションに含めるプログラミング言語であるため、RubyやPHPなどの他のプログラミング言語と一緒に利用するのが一般的です。他のプログラミング言語で実装したものに、JavaScriptで追加の機能を実装するとイメージしたほうが良いでしょう。

もちろん、JavaScriptだけの案件も存在はしていますし、在宅勤務やリモートワークに対応しているものもあります。しかし、JavaScriptはRubyやPHPの案件を獲得する際の武器となるもので、JavaScriptだけの案件に過度な期待をしてはいけません。

Top5:HTML&CSS


HTML&CSSはWebサイトの枠組みやデザインを実装するプログラミング言語です。Web開発を担当しているエンジニアならば、HTML&CSSを知らない人は居ないといっても過言ではないでしょう。

基本的にHTML&CSSはWebデザインさえ完成していればどこでも実装が可能です。そのため、小規模なものから大規模なものまで在宅勤務やリモートワークに対応している案件が存在しています。ランディングページなど1ページだけをコーディングする案件もあり、気軽に受注できることが特徴です。数日で完結するフリーランス向けの案件もあるぐらいです。

HTML&CSSで在宅勤務やリモートワークをしたいならば、特にCSSの扱いに長けておくと良いでしょう。CSS3になりCSSだけで多くの動きが実装できるようになったため、それらを扱えると受注できる案件の幅が広がります。また、難易度の高い実装ならば高単価も期待できます。

ただ、注意点はHTML&CSSについても他のプログラミング言語と一緒に習得しておきたい点です。例えばCSSはJavaScriptでその内容を操作する実装も多く、両方のスキルがなければ案件を獲得しにくい場合があります。

在宅勤務やリモートワークしやすいプログラミング言語の選び方


ご説明したとおり在宅勤務やリモートワークがしやすいプログラミング言語には傾向があります。ただ、実際には上記のプログラミング言語以外でも在宅勤務やリモートワークができる場合はあります。続いては、このような働き方ができるプログラミング言語の選び方を解説します。

基本的にはWeb系の言語が適す傾向にある

プログラミング言語の中でもWeb系と呼ばれるものが在宅勤務やリモートワークに適しています。これらのプログラミング言語ではクライアント先に常駐して作業する可能性が低く、在宅勤務やリモートワークがしやすくなっています。

エンジニアが在宅勤務やリモートワークをするにあたり重要なのは、クライアント先で作業をするかどうかです。クライアント先での作業が中心の案件では、どうしても在宅勤務やリモートワークが難しくなってしまいます。クライアントによってはVPNなどを提供してくれる可能性はありますが、セキュリティ上の都合から対応してもらえないケースが大半です。

クライアント先で作業するかどうかは、主にエンジニアが開発するもので決定されます。Web系の開発はクライアント先で作業しなくて良いものが多いため、エンジニアが在宅勤務やリモートワークをしやすくなっています。

常駐案件の多いプログラミング言語は避ける

プログラミング言語の中にはクライアント先に常駐して対応する案件が中心のものもあります。そのようなプログラミング言語を選択すると、在宅勤務やリモートワークで働けないエンジニアとなってしまいます。

例えばプログラミング言語の中でも、基幹システムの開発などに利用されるものは在宅勤務やリモートワークができない可能性があります。具体的にはJavaやC++、C#などは基幹システムの開発に利用されるケースが多く、そのような案件はほぼ在宅勤務やリモートワークがありません。

もちろん、全ての案件において在宅勤務やリモートワークの選択肢がないとは限りません。しかし、在宅勤務やリモートワークができない可能性が高いため、積極的に選択すべきプログラミング言語ではありません。

フルリモートを求めるかどうかも重要

在宅勤務やリモートワークを求めるにあたり、完全在宅やフルリモートを希望するかどうか考えてみましょう。部分的に出社を許容できるならばプログラミング言語の選択肢が広がる可能性があります。

先ほどご説明したとおりWeb系のプログラミング言語ならば在宅勤務やリモートワークはしやすいですが、それ以外のプログラミング言語でも部分的には在宅勤務やリモートワークができる可能性があります。

完全在宅勤務やリモートにこだわらないならば、プログラミング言語の選択肢が広くなります。上記でご紹介したプログラミング言語以外でも、案件を獲得できる可能性は十分にあります。週1回や週2回程度の出社ならば案件の選択肢が非常に多くなりますので、必要に応じてそのような案件や出社回数の少ないプログラミング言語の案件を検索してみても良いでしょう。

まとめ

在宅勤務やリモートワークを希望するエンジニアにおすすめのプログラミング言語をご紹介しました。全てのプログラミング言語が在宅勤務やリモートワークに適しているのではなく、今回ご紹介したようなWeb系のプログラミング言語が適しています。

ただ、在宅勤務やリモートワークを許容するかどうかは、クライアントの考え方に依存します。そのためご紹介したプログラミング言語であれば、必ず在宅勤務やリモートワークの案件を獲得できるとは限りません。クライアント先に出社して対応する案件は存在します。

とはいえ、プログラミング言語によって案件の傾向が異なるのは事実です。在宅勤務やリモートワークをしたいのであれば、Web系のプログラミング言語を中心に案件を探してみましょう。

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