【2022年版】フリーランスのインフラエンジニアの在宅案件数や年収を調査!

【2022年版】フリーランスのインフラエンジニアの在宅案件数や年収を調査!

インフラはシステムにおいて非常に重要な部分であるため、インフラエンジニアの需要は安定しています。インフラエンジニアなしにはシステムの安定稼働はできないと言っても過言ではないぐらいです。

インフラエンジニアの需要は安定しているため、フリーランスで活躍しようと考える人が増えています。今回はインフラエンジニアの基本と在宅勤務が可能であるのかどうかについてご説明します。

フリーランス向けインフラ案件のうち在宅できる案件とは

インフラエンジニアは幅広い業務を担当します。その中でも在宅勤務しやすい案件についてご説明します。

業務内容 在宅案件
インフラ設計 在宅不可
運用・保守 3分の2が在宅可
クラウド系 2分の1が在宅可

設計は在宅案件が少ない

インフラの設計作業には、ほとんど在宅勤務で対応できるものはありません。設計作業のように机上で進める業務は在宅勤務しやすい印象を持たれますが、実際には在宅勤務できないのです。

在宅勤務が難しい理由は単純で、情報の持ち出しに制限があるからです。インフラ設計には既存のネットワーク情報をはじめとする、企業の機密情報が含まれます。ネットワーク情報は持ち出しが禁止されていることが多く、在宅ではなくクライアント先での業務を強いられるのです。

また、インフラ設計の案件はフリーランス向けに提供されている案件が限られています。そもそも選択肢が少なく、なおかつ在宅勤務できる案件は少ないため、在宅での活躍は諦めた方が良いでしょう。

運用・保守は在宅案件が多く選びやすい

インフラの運用や保守の案件はVPNさえあれば業務に従事できます。そもそもリモートで運用できるように設計されているケースも多く、フリーランスが在宅勤務しやすい業務です。在宅勤務を中心に考えるならば、インフラ運用や保守から案件を探してみると良いでしょう。

フリーランス向けの案件を取り扱うWebサイトで運用や保守の案件を150件ほど確認してみると、在宅勤務は100件ほど認められていました。フルリモートに対応していない案件も含まれますが、在宅勤務しやすい案件といって差し支えないでしょう。

在宅勤務にあたっては、情報保護のために条件が付されている場合があります。例えば、自分専用の部屋がなければ案件が受注できないように制限されているのです。インフラは社外秘の情報を扱うことも多いため、案件の受注にあたっては諸条件を満たすことが求められます。

クラウドサービス系の在宅案件が増加傾向に

インフラ基盤がクラウドサービスの案件も在宅で対応できる案件が増えています。クラウドサービスのコンソールは様々な場所からアクセス可能で、インフラ基盤もVPNがあれば接続できます。クラウドサービス上に構築されていれば、インフラエンジニアはリモートで業務しやすいのです。

上記と同様にフリーランス向けの案件を100件ほど確認してみると、在宅勤務に対応している案件は45件ありました。まだまだ全ての案件が在宅勤務に対応してはいませんが、インフラ基盤関連の案件はオンプレミスの案件よりも在宅勤務しやすいと考えられます。

また、クラウドサービスを扱えるインフラエンジニアはまだ不足しています。そのため、クライアントよりもエンジニアの方が少々優位であり、交渉次第では在宅勤務が認められるかもしれません。

フリーランスのインフラエンジニアの年収相場


続いてはインフラエンジニアとして活躍した場合の年収相場についてご説明します。フリーランスはクライアント先での作業と在宅勤務での作業があるため、それぞれの案件で年収がどうなるかをまとめています。

クライアント先で作業する案件

インフラエンジニア向け案件の中でも中心なのが、クライアント先に出向いて作業をする案件です。クライアント先での業務は多岐にわたり、毎月の案件単価は以下が相場となっています。

業務内容 毎月の単価相場
インフラ設計 70万円~110万円
インフラ構築 65万円~85万円
運用・保守 58万円~75万円

クライアント先に常駐する案件は拘束時間が長くなるため、全体的に案件の相場が高めです。運用・保守についてはトラブルが発生しない限り大きな業務がありませんが、拘束されてしまうため単価が高めに設定されているのです。また、インフラ設計は数が少ないものの、インフラエンジニアの中でも高いスキルが求められるため案件相場は高くなっています。

在宅案件

インフラエンジニア向け案件の中で近年増えているのが在宅案件です。在宅案件はクライアント先での案件と単価相場が異なり、以下の通りです。

業務内容 毎月の単価相場
インフラ設計 ほぼ無し
インフラ構築 60万円~75万円
運用・保守 50万円~68万円

在宅案件はクライアント先での作業のように拘束時間が長時間ではありません。基本的には期日までに業務が完了すれば良い請負契約であるため、待機時間に対しての支払いが発生しないのです。純粋な作業時間に対してのみの支払いであるため、どうしても単価が下がってしまいます。

また、運用・保守はクライアント先で作業する場合と同じような業務内容ですが、在宅勤務になると少々単価が下がる傾向にあります。こちらも想定されている勤務時間の長さがクライアント先と在宅案件では少々異なることに起因しているのです。

まとめ

フリーランスのインフラエンジニアについてご説明しました。基本的にはフリーランスでも会社員でも担当する業務に大きな差はありません。インフラ担当のエンジニアとしてインフラ全般を取り扱います。

近年のインフラはリモートで管理できるような設計が多く、在宅勤務しやすい状況になっています。フリーランスのインフラエンジニアも在宅勤務できるようになっていて、自由に働きやすいです。フリーランスは在宅勤務しやすい点が魅力であり、インフラエンジニアもその恩恵を受けやすくなっています。

なお、案件の単価はクライアント先で作業する案件が若干高い傾向にあります。年収にすると少々差が出るため、通勤時間の負担を踏まえてどちらが良いか判断することをおすすめします。

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