文系プログラマーは活躍できるのか?目指す上で必要な能力とは?

文系プログラマーは活躍できるのか?目指す上で必要な能力とは?

近年は文系でプログラマーを目指す人が増えてきています。昔はプログラマーといえば理系の印象が強くありましたが、現在は文系でもプログラマーの道に進む人が増えてきています。

それでは文系からプログラマーの道に進んだ「文系プログラマー」はエンジニアとして活躍できるのでしょうか。文系プログラマーの活躍状況と、これから文系プログラマーを目指す人に必要となる能力について解説していきます。

文系プログラマーも活躍できる世の中

結論として現在は文系プログラマーも活躍できる世の中になっています。昔とは状況が大きく異なり、実際に文系プログラマーで活躍している人が増えているのです。まずは、文系プログラマーを取り巻く状況についてご説明します。

文系プログラマーは全体の40%程度

日本のIT人材の状況に関する情報がまとめられているIT人材白書を参照してみると、2019年現在で文系プログラマーは全体の40%程度です。文系出身の多くの人がプログラマーとして働いている状況で、皆さんが想像していたよりも多いのではないでしょうか。

また、企業が求める人材についても、必ずしも理系や情報系にこだわらない傾向が見られます。まだまだ情報系の人材を採用している企業は多いですが、文系か理系かにこだわらない企業が増えている状況です。そのような状況を踏まえると、これから文系プログラマーはさらに増える可能性があります。

文系プログラマーが全体の40%もいる状況は、一昔前には考えられなかったものです。プログラマーを取り巻く環境は大きく変化していると考えてよいでしょう。

参照:IT人材白書2019

文系プログラマーでも活躍の幅は広がる

単に文系プログラマーの数が増えているだけではなく、文系プログラマーで活躍する人も増えています。文系プログラマーであるために活躍の場が奪われるようなことはなく、高いスキルを身につけて活躍している人はいます。

例えば文系出身で大手のIT企業に就職し、現在はプログラマーとして活躍している人がいます。スキルの高いプログラマーとしてSNSで情報発信をし、企業を代表する顔になっている人もいるぐらいです。スキルさえ身につければ活躍できる環境ですので、文系プログラマーが理系プログラマーを追い越して活躍している例があるのです。

ここまで大々的に活躍できるのは、文系出身でも理系出身でも高いスキルを持つ人に限られます。ただ、出身の垣根を越えてスキルさえあれば活躍の幅は広がるのです。

文系プログラマーの求人が増えた理由

理系ではなく文系プログラマーの求人が増えた背景には、理系を中心とした採用では人材が不足する企業が増えたことが挙げられます。先ほどご紹介したIT人材白書によると、IT人材が不足していると感じている企業は半分以上であり、文系か理系かにこだわって採用していると、必要な人材を集められなくなっているのです。

そのため企業は文系プログラマーの求人も増やし、積極的に人材を集めるようになっています。社内の教育制度などを充実させ、文系プログラマーもスキルアップしやすい環境を作り出しているのです。即戦力にはならないような人材であっても、ポテンシャルを感じられる部分さえあれば採用されています。

IT人材の不足はこれからも続くと考えられています。企業はそのような状況に置かれ続けますので、いち早く人材を獲得するために文系プログラマーの求人を増やしています。

文系プログラマーを目指すために必要な5つの能力


文系プログラマーを目指すのであれば、プログラマーに適した能力を身につけておきたいものです。今回は求められる様々な能力の中でも、文系プログラマーに求められる6つの能力をピックアップして解説します。

プログラミング能力

文系出身でプログラマーを目指すのであればプログラミング能力は身につけておきましょう。必ずしも実践が必要となるわけではありませんが、プログラミング能力の有無は文系プログラマーとして採用されるかどうかや、その後活躍できるかどうかを大きく左右します。

どのプログラミング言語でどの程度のスキルがあれば良いのかは、一概に表現できるものではありません。働く環境によって求められるスキルは異なります。これから文系プログラマーとして働きたいと考える環境に合わせなければなりません。

皆さんに理解しておいてもらいたいのは「採用されてからプログラミング能力をつける」との考えは通用しにくいことです。自分でプログラミング能力を身につけておき、その能力を武器に活躍の場を探さなければなりません。

英語力

多くの業界と同様にIT業界においてもグローバル化が進んでいます。そのため英語力は身につけておいた方が良いでしょう。英語力は文系プログラマーでも理系プログラマーも差がありません。むしろ、勤務先やクライアントによっては「文系ならば英語はできるのだろう」との考えを持っている可能性があります。

最近はグローバル案件に文系プログラマーが関わるケースも増えています。英語で要件について決めなければならないような場合があり、英語でコミュニケーションが取れるのが理想です。必ずしも喋れる必要はなく、メールなど文字ベースでのやりとりができれば十分なケースもあります。

また、別の観点で考えると、プログラミング言語の最新情報は海外から発信されるケースが多くあります。英語で書かれた公式サイトやブログなどから情報を得なければならないのです。そのような時に英語力が高ければスムーズに読解ができますので、自分のスキルを高めやすく活躍できる場も広がる可能性があります。

関連記事:フリーランスエンジニアに必要な英語力は?英語学習のコツを紹介!

コミュニケーション能力

コミュニケーション能力を高めておくと、文系プログラマーでも活躍しやすくなるでしょう。プログラマーはパソコンに向かって黙々と作業するイメージがあるかもしれませんが、実はコミュニケーション能力が問われます。そのためコミュニケーション能力が高ければ、文系でも活躍できる幅が広がりやすくなります。

一般的にプログラムを開発するためには、システムエンジニアなどが作った設計書が必要です。プログラマーはこの設計書をもとにプログラムを開発し、求められるシステムを実装していきます。他人が作った設計書を利用してシステム開発するケースが多いのです。

他人が作った設計書ですので、内容が理解できないなど疑問点が生じる可能性は大いにあります。この時にコミュニケーション能力がなければ、疑問点の解決が遅くなってしまいます。結果、プログラムにミスが生じてしまったり納期遅延に繋がってしまったりします。コミュニケーション能力があればこれらを必ずなくせるわけではありませんが、疑問点などを解決しやすくなるのです。

論理的思考力

プログラマーは論理的思考力が求められます。ロジカルシンキングと呼ばれるもので、プログラムのロジックを考える作業なので論理的な思考が必要となるのです。

一般的にプログラムの設計書はシステムエンジニアなどが作成します。プログラマーはその設計書をもとにプログラムの作成をしますので、基本的には設計書の内容さえ理解できればプログラミングができます。システムエンジニアなどの意図を汲み取れれば良いのです。

ただ、必ずしも完璧に意図を汲み取れるわけではありません。場合によってはプログラマーが内容を考えなければならない可能性があります。そのような時は、論理的にプログラムの内容を考えて、設計書がどのような意図で作られているのかを導き出す必要があります。

プログラムに関する論理的な思考は、文系ではなかなか学ばない内容です。そのため、文系プログラマーとして活躍するにあたり、意図的に身につけておきたい能力です。

説明力

プログラマーは様々な場面で内容の説明が求められます。そのため、特にプログラムの内容を説明できるように、説明力を身につけておくと良いでしょう。文系プログラマーで論理的な説明が苦手な場合は、論理的な説明ができる能力を身につけておかなければなりません。

プログラマーとして様々なプログラムを開発していると「なぜそのような実装にしたのか」を問われる場面があります。基本的には「設計書の指示に従って実装した」となるはずですが、細かなアルゴリズムなどはプログラマーの判断で実装することになります。そのような部分に対して説明を求められるのです。

このような説明ができなければ、実装方法に対して理解を得られない場合があります。理解を得られないような状況になると、プログラムの再実装を指示されてしまう可能性があります。言うまでもありませんがそのような事態は避けなければなりません。しっかりと理由を持ち、プログラムの内容を説明できる説明力が必要とされるのです。

文系プログラマーを目指すためにやるべき3つの取組み


文系プログラマーを目指すにあたり、皆さんがやるべき3つの取り組みを解説します。

プログラミングの学習

上記でも説明しましたが文系プログラマーでもプログラミングの能力が求められます。最近はプログラミングスキルを高めるための研修を用意している企業が増えていますが、それでも能力が高いに越したことはありません。

そのため、効率良く文系プログラマーになるためには、自分でプログラミングの学習をしておくのが一番です。書店などで本を購入し独学するのはもちろん、プログラミングスクールに通いスキルを身につけるのも良いでしょう。ライフスタイルに合わせて学習していくことが大切です。

ただ、プログラミングの学習はキリがないものです。そのため、学習にこだわり続けるといつまでたっても満足できないかもしれません。自分なりのルールを定めておき、ある程度は学習に見切りをつけるようにしましょう。

関連記事:アプリ開発を独学で学ぶ方法|初心者向けの学習本・開発環境を解説!

資格への挑戦

プログラマー向けの資格は様々存在しています。これらの資格を取得して、スキルの高いプログラマーをアピールするのも良いでしょう。プログラミング言語によってはスキルを認定する資格がありますので、文系プログラマーで活躍したいのならばこれらを取得します。

もちろん、「資格を保有している=仕事ができるプログラマー」との方程式が成り立つわけではありません。資格はあくまでもスキルの証明ですので、仕事ができるかどうかは少し別の話です。

ただ、資格を保有していれば「資格を取得できるだけのスキルがある」との事実を証明できます。客観的にスキルを証明できますし、自分自身のレベルアップにも役立つのです。

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ポートフォリオ作成

自分が活躍する場を広げるためにポートフォリオ作成をしておくと良いでしょう。プログラマーに限らずエンジニアはポートフォリオを持っておくと良く、文系プログラマーももちろんポートフォリオを作成しておくべきです。

ポートフォリオにはいくつかの意味がありますが、プログラマーの世界においては制作実績を指します。今までにどのようなプログラムを作ってきたのかを集めた資料です。印刷物として用意する人もいればWebサイトにまとめて公開する人もいます。

このようなポートフォリオを用意しておくと、実物を通じて自分のスキルを証明できます。今具体的にどのようなものを作れるのか示せるようになりますので、スキルに対する信頼を勝ち取りやすく活躍の場を広げやすくもなるのです。

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まとめ

文系出身のプログラマーも活躍しやすい世の中になってきています。実際、プログラマー全体の40%程度は文系出身となっていて、一昔前とは大きく状況が異なっています。IT業界の人材不足に合わせて、多くの企業が文系出身でもプログラマーとして採用するようになってきているのです。

ただ、文系プログラマーとして活躍するためにはある程度のスキルが必要です。全体として人数は増えていますが、全ての人が同じように活躍できているわけではありません。プログラマーとして活躍できる人とそうではない人がいるのは言うまでも無いことです。

文系プログラマーとして活躍したいのであれば、スキルを身につけるなどの必要な取り組みをしていくことが重要です。「文系出身だから」というだけで活躍できない世の中ではありませんので、自分自身のスキルを高め文系プログラマーとして活躍を目指してください。

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